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18xxと呼ばれる一連の作品群の中で2020年に発売された比較的新しい作品。私はこの作品で初めて18xxに触れたが、18xx初心者向けかつ経験者も楽しめるという触れ込みに偽りなく非常に楽しめたので、レビューを書きたいと思う。プレイヤーはワシントンD.C.東に位置するチェサピーク湾周辺地域を舞台に鉄道会社を立ち上げ経営し、個人の資産総額を競う。資産は現金と株とがある。株を持っていると、その会社が配当を行う度に現金が入るため資産が増える。そしてそれを元手に株を買い足すことにより更に資産を増やす、というの...
一人の女性となり20代~80代の人生を過ごすゲームです。 時間やお金といった限りある資源をうまく使いながら人生を一番輝かせた人が勝利! 選択した行動で人生が出来ていくため、まるで一人の人がそこにいるかのような雰囲気を味わう事ができます。 彼氏を作ったり、結婚して子供ができたり、おひとり様をきわめてみたり、 キャラクターを設定した、なりきりプレイなんてのも! みんなでワイワイ言いながら遊ぶことのできる楽しいゲームになっています。 行動をするためには時間やお金といったリソ...
1871年に発生した大火災の後、シカゴの住民はかつての偉大な都市を再建し始めました。その後50年に渡りシカゴは経済の黄金期を迎え、1893年にコロンビア万国博覧会を開催し、1933年の世界博覧会で進歩の世紀を祝うまでに大きな進歩を遂げました。 City of the Big Shouldersは、黄金期のシカゴの投資家となって株取引や会社経営などを行い、より多くの所持金を稼ぐゲームです。 プレイヤーらは自分の所持金を投資し、新たな会社を設立したり株を購入(あるいは売却)します。ある会社の...
19世紀のスコットランドでは、有力な氏族(クラン)が、それぞれの繁栄を目指しています。占有した土地で特産品を生産し、商品売買や輸出に励み、一族の地位を高めましょう。 個人ボードを各自が所持して、その上に羊、牛、チーズ製造所、パン屋、畑、蒸留所、木こり、鉱夫駒を4個ずつ、商人駒を5個、船舶輸送力コマを配置します。可愛らしいコマが盛りだくさんです。全員共通のボードにコマを移動することで、生産できるものが増えていきます。生産品を組み合わせ輸出をすることで得点を稼ぐのがメインになります。個人別に異...
半年ほど前にBGAにも登場してびっくりのシティ・オブ・ザ・ビッグショルダーズの現在唯一の拡張です。新たな5つのユニークな企業と、アップグレードの紙幣および木製トークンから構成される小ぶりな拡張になります。新規に加わった5つの企業は、アーノルド・シュウィン&カンパニー、オスカーメイヤー、クエーカーオーツ、フローシェイムシューズ、アメリカンフライヤー。自動化は不可能なものの、序盤のダッシュに秀でるオスカー・メイヤーとアメリカン・フライヤー、逆に自動化がボーナスとして付与されているクエーカーオーツ、ハイリ...
チケットトゥライドの拡張、UK(イギリス)&ペンシルバニアのマップです。 ゲームの基本的なルールはチケットトゥライドと同じ、 カードを使ってマップ上に自分の路線を敷設していくのです。 マップのボードが両面仕様で、それぞれのマップの目的地カードが付きます。 またこの拡張では専用の列車カード(LSカードの比率が高い)が付属しています。 そしてUKには地域の権利カードや技術カードが、 ペンシルバニアには株券のカードが付属します。 UKマップは追加ルールの多いチケットトゥライドです。 U...
かつて世界の航空業界のアイコンとして栄華を誇った米パンナム社。その黄金時代を舞台に、プレイヤーは小規模な航空会社の経営者に扮します。 ゲームシステムはセリ+ワーカープレイスメント。アクション解決時にはアクションスペースに描かれた数字分だけ支払いをする必要があります。 プレイヤーは世界各地の着陸権を買ったり、空港を建築することにより航空ルートを確立し、それを運営するか、またはパンナム社に売却することで収入を得ます。 各ラウンドに発生するイベントや株価の変動は数パターンのうちからランダムに選ばれま...
18xx系の株&鉄道ゲーム、そこにトム・レーマンお得意の差別化された特殊能力がアクセントとして加えられており非常に戦略性の高いゲーム。 鉄道系ゲームを好きな方には是非プレイして頂きたい一品! ただしプレイ時間がそこそこかかる...
ギャラリストという新しい職業は、多岐に亘るジャンルの芸術が栄える現代において、なくてはならない存在です。プレイヤーはそのギャラリストとなり、様々な仕事をこなしていきます。 新人画家の発掘及びプロモーション、それに伴う彼らの作品の売買、自身のアシスタントの雇用や国際マーケットでの取引にオークションの入札…。そして自身の業界内での影響力を高めることも必要になるでしょう。 ギャラリストはビジネスです。いくら高い志を持とうとも、お金を最も稼いだギャラリストが勝者となります。 ゲームシステムはワーカープ...
7種8つの選択肢の輪、ロンデル。その中を1〜3マスずつ動きアクションを決めて行く。アクションには、船の進行、植民地タイルの取得、建物の建設、市場での物品売買などがある。 ポルトガルから長崎を目指す旅、といえば単純だが、最初に長崎に着いた人が勝ちというわけではない。早々と航海を諦めた場合、市場プレイに走るのは当然。 航海ばかりできないジレンマ、価格変動の攻防、植民地タイルをめくるワクワク感…… どの戦略に特化しても勝ち目がある、ロンデルの代表作!
一流の経済ゲームだと思います。3ラウンドプレイして市場から一番シェアを取ったプレイヤーの勝利となります。そう、お金じゃなくてシェアです。自分の商品が売れる毎にシェアが取れ、その総数が多い人が勝利。手番に出来ることは、1)資材を払って工場を建てるor拡張する。工場を建てるには資材が必要です。市場からお金を払って資材を調達します。勿論、市場になければ建てられませんし、他プレイヤーの資材ならお金を払います。売ったプレイヤーにはお金とシェアチップが入ります。自社資材を使う場合、お金はいりませんが、シェアチッ...
「モダンアート」 は、 絵画をめぐるオークションゲームです。 プレイヤー達は 世界的に有名な近代芸術のギャラリーとなって、無名の画家5人のモダンアートを競りに掛けることで価値を高めつつ、売却・購入してお金を稼ぐ事を目的とします。 お金100金と絵画カードがランダムに配られます。順番に出品者となって、それらの手持ちの絵画カードから1枚を出し、他全員を対象とした競りに掛け最高額を提示した人が、その絵画を得ることができます。 画家ごとにそれまでに出品された絵画の枚数に応じて価値が変動し、決算...
プレイヤーは、鉄道会社の株式を取得することでその会社の経営権を持ち、線路の敷設や新しい車両の獲得、配当などを行い、自分の資産を増やすことを目指します。 このゲームの特徴的なのが、資産の扱い方です。 プレイヤー個人の資産と、会社の資産は切り分けられており、会社経営がうまくいっていたとしても、それがすなわちプレイヤーの資産が単純に増えているとはみなされないのです。 うまく配当を行い、プレイヤー自身の資産としなければならないのです。 また、新たな車両の獲得も重要な要素となります。 時代が...
グレンモアⅡ:クロニクルズは、中世初期から19世紀までのスコットランド氏族の長となり、領土を拡大して、富を増やしていくボードゲーム。全員がEndタイルに到達したら、ゲーム終了です。ゲーム終了時に、獲得した得点が一番多い人の勝利です。
ここはあなた達が住んでる世界とは違う世界。 人間、エルフ、獣人、竜人…様々な種族が手を取り合った世界。 明日はそんな異世界のお祭りの日、武具、食料、魔法薬に宝石、バザーに並ぶ特産品が取引される。 しかし、そんな賑わう街の裏側では市場を操り、お金"ユーノ"を稼ごうとする者たちがいる、 その名は"アキンド" 彼らは手段を選ばない、後世に最も偉大な"アキンド"として名を残すために。
野生の猫をテーマにしたゲーム。。。と思っていたら、とんだ勘違いでした。19世紀、石油を発見し一攫千金を夢見た開拓者・投資家のことをワイルドキャッターズというのだそう。本作は、そんなワイルドキャッターズから石油の採掘権を購入し、油田を開発し、独自の石油輸送手段を整え、精油所で精製あるいは石油タンカーに乗せ、世界中に石油を売りさばいて石油王を目指す!とおうゲームです。そんな男のロマンに胸が高鳴り、つい衝動買いしてしまったわけですが、ゲームそのものも大変すばらしい内容となっています。ゲームボードは写真のよ...
君は『ミレニアム・ブレード』を知っているか!? 『ミレニアム・ブレード』は1000年前から印刷され続けている伝統あるTCG(トレーディングカードゲーム)だ。 大人から子供まで、庶民から大金持ちまで、権力者から悪党まで幅広くプレイされる、全世界レベルで知らぬものはない超有名ゲームだ。 さて、ボードゲームであるミレニアム・ブレードでは、プレーヤーたちはこの架空のTCGである『ミレニアム・ブレード』の競技者という設定でゲームを開始する。 本作品はTCGそのものではないので、1セットに全てのカー...
あなたはスマートフォンの製造会社の経営者となって 計画、価格設定、生産、生産改善、技術(特許)研究、物流展開、販売、VP取得 という8つのフェーズを1ラウンドとして5ラウンドして よりおおくのVPを得ます。 ロシア発の経済ボードゲームです。
遂に出ました。空売りが出来る株ゲー、その名も『ベアレイド』!!カラフルダイスと、どっかで見たことあるような会社。えーやん、えーやん。この緩いデザイン。こんなナリをしてるがリアル株ゲー。結構、現実に則したゲームです。先述の空売りできるってのそうだが、株価上限突破すると、株式分割が行われる。逆に暴落すれば倒産する。株価操作もちゃんとできる。各プレイヤーに衝立も準備されてますんで、株の保有数、ポジション、持ち金は勿論秘匿。風説の流布を行ったり、会社を倒産に追いやったりも出来る。空売りに風説の流布!!ここま...
コンテナを生産し他の人に販売したり、銀行から借金して、コンテナを購入し、島に送っていくボードゲーム。5色あるコンテナのうち2色のコンテナの在庫が尽きたら、ゲーム終了です。ゲーム終了時に、獲得した得点が一番多い人の勝利です。
株式取引とは、ボードゲームで取り入られているものも実際の株式取引の概念に基本的に沿っているものが多いです。これは時価による売買、「安いうちに買う」「高いうちに売る」といったキャピタルゲインの仕組みのことを指しています。コインを支払ってより多くのコインを得るという意味では、ベッティング(賭け)としばしば混同されますが、これは「相場の変動」によって利ざやを稼ぐ仕組み(株券を獲得後、価値を改善するためにアクションを行い、売却する)ではないため、このメカニクスとは別物になっています。
ただしゲームの進行上、簡易的な時価を決定するために、現実のように約定(売買成立)が成立すれば新しい時価になる、という仕組みはあまりありません。取引行為とは別のメカニズムによって「半強制的に株価が変動する」という仕組みになっているものが多いです。
時価に影響を与える登場人物が少ないために、一人ひとりの与える影響は現実の株式取引よりも極めて高いといえます。多くのボードゲームは加点方式によって進行しますが、株式取引のメカニクスが取り入れられたゲームには「損をする」ことがあり、また損益を最小限に留めるための「損切り」が可能になっている仕組みも珍しくありません。