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クランズ・オブ・カレドニアClans of Caledonia

クランズオブカレドニアの紹介をしたいと思います。
カレドニア、という地名は、古代ローマ帝国が、ブリテン島の北部につけた名前らしいですね。舞台は19世紀のブリテン島の北部、つまりスコットランドです。プレイヤーはこの地域の有力氏族=クランの長となり、自分のクランを発展させて、富と名声をもたらそうとしています。
ゲームは、ゲームデザイナー本人が、「巨人の肩に乗る」つまり、過去に発明された良いゲームの上にこのゲームを構築した、と言っています。ざっと、

  • ゲーム全体 : テラミスティカ
  • 目標タイル : マルコポーロ
  • 市場 : ナビゲーター(ナヴェガドール)
  • アート&雰囲気 : アグリコラ


といって100%間違いないと思います。
これらが非常にうまく融合していて、とてもよいゲームになっています。
こちらがマップ。マップはモジュラーになっていて、劇的にではないけれど、毎回すこしずつ違うマップで楽しめます。

実際の風景を見ると、ちゃんと踏襲してますね。
湖と森と岩山と草原です。

こちらが、プレイヤーボード。

左から、羊、牛、チーズ工場、パン工場、小麦畑、ウイスキー醸造所(<-スコッドランド!)、木こり、鉱夫、です。テラミスティカらしく、ボード上のコマをマップに置くと、それを建造したことになり、コマの下地に、得られる収入が現れます。わかりやすい!

建物は進化などはしないですが、チーズは牛乳を加工、パンとウイスキーは小麦を加工、のように、原材料から製品への変換があります。下段は、商人コマ、航海力、木こりの鉱夫の道具の技術力をあらわします。
ボードの脇に、輸出契約といって、これらの製品をつくって輸出しますよ、という状態を表すタイルがおいてあります。うまく輸出契約を履行すると、下記のものが得られます

- お金や、追加アクション
- 契約履行数の数そのものによる勝利点
- 綿花やタバコ、さとうきびといったスコットランドでは生産できない稀少品(の輸入による勝利点)

この中で、やはり比重的には、3番目をもっともうまく行ったプレイヤーが勝つ、という印象です。また綿花、タバコ、さとうきびは、最終的に一番希少なもの(=輸入量が少ないもの)ほど点数が高いため、全体で一番輸入量が低いものを自分はたくさん輸入したいというジレンマの下、競争を繰り広げることになります。
こちらが、輸出契約タイルです。もちろんとるのは早いもの勝ちで,毎ターン補充されます。履行するにはタイルの左側に指定された製品を用意します。すると、タイルの右側に描かれたものが得られます。ターンが進むと、契約すること自体にお金がかかかるので、拡大再生産で終盤派手に大砲を撃ちまくるという展開にはなりにくく、ひたすらやりくりを上手にしないといけない印象です。

輸出契約タイルの右側は、テラミスティカやガイアプロジェクトにもある、ターンごとに変わるボーナスです。

そしてこちらが、市場です。
プレイヤーがある品を買うと値段はあがり、売ると 下がる。非常にシンプルでリアルな市場です。
そして,(テラミスティカ系ゲームの常として)、プレイヤーはそれぞれ能力が違い、プレイスタイルや戦略ががらっと変わる9つのクランから毎回ひとつを選んでゲームをします。

ざっと説明してきましたが、このゲーム、実は僕はまだ一回しかプレイしてません。が、本当に良いゲームの予感がしています。

テラミスティカなどの過去のゲームの良いところを合成したゲームではありますが、やはりその合成の仕方が見事です。合成されている要素はざっくり言うと以下のものです。

- マップ上の領地の取り合いと、施設による生産
- 生産物の市場取引
- 輸出タイルの取り合いと輸入希少品レース
この3つの要素それぞれの中で、プレイヤー間にほどほどの、そして性格の違うインタラクションがありつつ、この3要素同士も大きく関連しあっています。その結果生まれるシステムは、生産と輸出が回転する中で、需要と供給が市場でで変動する、非常にナチュラルな「箱庭経済」です。
例えば「海の向こうで需要が高まったものの価格があがる」「みんなそれを生産し始める」「需要が満たされると価格はさがり、在庫もだぶつく」といった感じです。ですので「市場の半歩先を正しく進むと一番儲かり」ます。
この系統のゲームでよくある、「初回プレイ自体がインスト」「初期に間違いすぎると挽回できない」などのマイナスポイントはもちろん存在します。ただ能力の違う氏族を毎回選んでプレイできるなど、リプレイアビリティの高いゲームですので、早いところ、最低でも全氏族でプレイしてみたいです!

最も読まれているレビューを表示しました
  1. 投稿者:YYYKKK
マイボードゲーム登録者
  • 132興味あり
  • 231経験あり
  • 89お気に入り
  • 175持ってる
プレイ感の評価
運・確率9
戦略・判断力19
交渉・立ち回り1
心理戦・ブラフ0
攻防・戦闘0
アート・外見14
作品データ
タイトルクランズ・オブ・カレドニア
原題・英題表記Clans of Caledonia
参加人数1人~4人(30分~120分)
対象年齢12歳から
発売時期2017年~
参考価格未登録
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レビュー 5件

  • 186
    名に参考にされています
    投稿日:2018年12月01日 01時13分

    初プレイをレビュー!重量級と書かれていますが、ペロリといけちゃうプレイのしやすさ!だけれども、何も考えずにいたら自分のエリアが取れなくなっちゃう(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾各プレイヤーは最初に能力の違う貴族カードを受け取り、うまく領地をふやし、羊さんをラム肉に、牛さんから牛肉をなど生産をうましてそれをお金に換えてまた、領地を増やしていく。だけれども、お肉にしちゃうとせっかく取った領地がフリーになり、いつ他のプレイヤーにとられるか冷や冷や(*´Д`)だけどそうしないと、目的カードが達成できなかったり、資金が枯渇していったり、やぁー楽しい(゚Д゚)フッフーイまた、他にチーズ、麦、蒸留酒などの他...

    zЁnさんの「クランズ・オブ・カレドニア」のレビュー
  • 241
    名に参考にされています
    投稿日:2018年10月16日 16時55分

    評価★10スコットランドを舞台にした重量級のゲーム。箱のアートワークはアイルランド島を舞台にしたアイルオブスカイとよく似ています(牛やウイスキーなどはそっくり!?)が、中身は全然別物。プレイヤーは個性的な能力を持つ氏族を率いてスコットランドを開発していきますが、常に金銭がかつかつ状態。クランズ・オブ・カネドニアかと思ってしまう。55金ある初期資金もあっという間に底をつくマゾさ。点数の肝は輸出契約の履行だが、契約タイルの獲得も後半に行けば行くほど高くなってくる。そして商品(資源)そのものも高額である。駒やアートワークは牧歌的なイメージだが、プレイ内容は常にギリギリのヒリヒリした展開になりや...

    J&Mさんの「クランズ・オブ・カレドニア」のレビュー
  • 708
    名に参考にされています
    投稿日:2018年03月23日 02時40分

    クランズオブカレドニアの紹介をしたいと思います。カレドニア、という地名は、古代ローマ帝国が、ブリテン島の北部につけた名前らしいですね。舞台は19世紀のブリテン島の北部、つまりスコットランドです。プレイヤーはこの地域の有力氏族=クランの長となり、自分のクランを発展させて、富と名声をもたらそうとしています。ゲームは、ゲームデザイナー本人が、「巨人の肩に乗る」つまり、過去に発明された良いゲームの上にこのゲームを構築した、と言っています。ざっと、ゲーム全体:テラミスティカ目標タイル:マルコポーロ市場:ナビゲーター(ナヴェガドール)アート&雰囲気:アグリコラといって100%間違いないと思います。こ...

    YYYKKKさんの「クランズ・オブ・カレドニア」のレビュー
  • 522
    名に参考にされています
    投稿日:2018年02月26日 02時49分

    19世紀のスコットランドを舞台としたゲームで、プレイヤーは歴史上の優れた氏族となり、「発展」「生産」「交易」を行い勝利を目指します。複数の要素が詰まった「重ゲー」で・自分のボードから駒を配置することで収入や得られる資源が増える「拡大再生産」・中央ボードのエリアを取り合う「陣取り」・ゲーム途中で利用する「アイテムの価格変動」・氏族ごとに能力が違う「専用の特殊能力」等々・・・これ以外の重要な要素を意識しながらゲームを進めていく必要があります。ルール自体は分かりやすく、サマリーも付いているので非常にスムーズにプレイできます。自分のボードが成長していくのは楽しいし、終盤こそ陣地の取り合いが発生し...

    重ゲ会さんの「クランズ・オブ・カレドニア」のレビュー
  • 585
    名に参考にされています
    投稿日:2018年02月06日 13時53分

    農地開発陣取りゲームです。農場や加工工場を建設しながら、作物を契約書に合わせて出荷しポイントを競います。とにかくお金に振り回される印象で、領地を開発した終盤でもお金に困る『拡大再生産』ゲームでした。見た目の印象より陣取り要素が意外にきつくて、熟練度の違いで差がつきやすいかもしれません。クラン(氏族)ごとに特殊能力があり、プレイ感が異なるので何度も新鮮にプレイできますが、クラン間の強弱が割とはっきりしています。一人でいろいろな能力を楽しみたい・・・というよりも初心者にはこのクラン・・・という割り振りが無難かもしれません。生産・売買を通じて契約条件をクリアし勝利条件を獲得していくのですが、最...

    korou_dreamさんの「クランズ・オブ・カレドニア」のレビュー

リプレイ 0件

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戦略やコツ 2件

  • 313
    名に参考にされています
    投稿日:2018年03月15日 20時09分

    全氏族の簡潔なプレイガイドです。以下、自ブログhttp://chocoxina.hatenablog.com/entry/2018/03/13/183950より引用ClanBuchanan能力:輸出タイルを二枚保持できる。十分な空きがあるかぎり一手で二枚の輸出タイルを確保できる上、建物ボーナスで常に6枚ドローできる。通称箱おじさんクランから得られる利益を最大化するためには、4,5ラウンド目にタイルを一手2枚取る必要があり、その為には2,3ラウンドあたりで一旦ぐぐっとしゃがまなければいけない。ポジティブに言い換えると、後半のタイル獲得コストを誤魔化せるため、中盤はしゃがんで拡大に努めること...

    chocoxinaさんの「クランズ・オブ・カレドニア」の戦略やコツ
  • 1034
    名に参考にされています
    投稿日:2017年11月05日 03時34分

    クラン評価2人プレイ、3プレイを2回プレイしてみた感想です。S,A,B,Cは選びやすさです(強さではありません。)用語回転を上げる=ユニットを配置して生産力を上げる出荷タイル=輸出契約書タイルミープル=木こりor鉱夫R=ラウンドBuchanan:(出荷2箱)B出荷を2枚拾える=>出荷タイルを拾うコスト軽減+出荷ボーナスを如何に拾えるかがポイント。初期資源、港ボーナスを加味して1R目に1枚以上達成できるなら拾ってみるのもアリ。1R目に3枚出荷タイルが拾えると他プレイヤーよりも$+15多くなるのでそれをミープルに回して回転を上げるのが良いか。出荷ボーナスは、序盤は$10や技術upgrade土...

    nAoさんの「クランズ・オブ・カレドニア」の戦略やコツ

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