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  • 2人~5人
  • 20分前後
  • 8歳~
  • 2000年~

トレンディマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

321名
2名
0
2年以上前

シンプルで読み合いと駆け引きの基本が詰まった作品!流行は先取りするもの!


【ざっくり解説】

 クニツィアのカードゲーム。手札のカードを得点にするべく、1枚場に出していきます。カードは3~7まであり、それらが数字の枚数が場に出た時(3なら3枚、7なら7枚です)に、「トレンド」が発生して得点になります。

 1人で得点を稼ぐのは難しく、うまく他人の動向を読んで協調する必要があります。「トレンド」(流行)は作り出していくもの、先読みするものといった感じで、抽象的ながらゲームへの落とし込みが上手いです。


【長所】

 最小のルールといっていいルールの少なさで面白いゲーム性です。ただ、数字カードを出すだけなのに、相手の動向、ざっくり何が何枚ぐらい出回っているのか(カウンティング)を意識する必要があります。

 シンプルながらカードゲームの間接的な駆け引きの基本を学ぶことができるゲーム性は、初心者にも強くお勧めできます。服のセンスはさておき(笑)。可愛らしいイラストも良いアクセントになっています。


【短所】

 場の得点化されていない数字をなかったことにする「アウトカード」が弱いです。得点する際には他のプレイヤーと同時であることが多い中で、単純に得点する機会を失うだけのカードに感じやすかったです。

 戦略というものが存在するのか怪しいところです。人数+1の数字を出せば、自分だけ得しやすいぐらいで、あとは結構、他の人次第でコントロールの難しいゲーム性だと思いました。


【ベストプレイ人数】

 4人です。人数ごとのカード調整がないので、5人だと手番数が少なすぎる印象があります。3人は4人の次に良く、カードプレイの機会が増え、アウトカードの弱さが軽減されるでしょう。


【個人的な評価】

 「完成とは何も差し引くものがない状態である」という偉人の格言を地で行くゲーム。最小のルールで、対人駆け引きの基本が詰まったと言える本作はゲーム初心者にはうってつけの作品といえるでしょう。

 反面、プレイヤーがコントロールできる範囲が限られており、この制約を面白いと思うかどうかで本作の評価は二分されるゲームかと個人的には思います。


 プレイ回数は5人で5回。個別に勝敗を争ってトータルスコアは競いませんでした。次はベスト人数の4人でトータルスコアを競う遊び方をしてみたいと思います。

 正直なところ、クニツィアのゲームと比較しても最小のルールで面白い比較対象はたくさんあります。それらはもっとコントロールできる要素が多いです。個人的にはクニツィアみが薄く『ラマ』のようなポジションのパーティゲームなのではないかと思います。


 正直、シンプルで面白いゲームの比較対象は多いです。あえて本作を遊ぶかと言われると微妙です。クニツィアなら『なつのたからもの』、『ペンギンパーティー』、非クニツィアなら『トランスアメリカ』、『スシゴー』など、最小のルールで対人駆け引きの基本が詰まったゲームはたくさんあります。

 本作を気に入った人は上記4作品を是非遊んでみて欲しいです。どれも筆者のおススメです。

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ビッチュウ
すあま
マクベス大佐@Digブログ
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