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  • 1人~4人
  • 90分~180分
  • 14歳~
  • 2024年~

シヴォリューション勇者アッキーさんのレビュー

276名
7名
0
20日前


プレイヤーは文明デザインの試験「シヴォリューション」を受験する学生となり、シミュレーターの中の世界で神のひとつとなり、自らの文明を導き他の文明よりも発展させることを目指す、かなりの重量級ゲームです。

最大の特徴は様々なアクションを行うためのモジュールの数。20種類以上もあるメインモジュールからひとつを選び、それらを駆使して自国文明を少しづつ発展・拡大していき、勝利点を獲得していきます。ただし、メインモジュールは基本的に2つのダイスの出目を組み合わせて行う必要があるため、思った行動がうまくできず、計画通りにいかないもどかしさと深い面白さがあります。


使用できるダイスが3個以下になるとリセットが可能。使用済みのダイスをすべて振り、再び使用可能な状態に戻せます。プレイヤー全体で既定の回数リセットが行われると、その時代(ラウンド)は終了へと向かい、各部族への食料供給や時代ごとの勝利点獲得フェイズなどが行われます。

これを4時代まで繰り返し、最終得点計算の後に最も多く得点を持っていたプレイヤーが勝者となります。


時代ごとに様々なランダムイベントが発生。獲得した研究カードを巨大な個人ボードにインストールすることで、自身の勢力拡大や能力強化、永続能力などを取得可能。個人ボード片側には18種類もの資源が表示されており、これらを管理&駆使して個人ボードをどんどん強化させていきます。

ゲーム中は数多くの選択肢がありつつ、しかしゲーム進行に合わせて変化する状況や登場する各要素は限られるため、「今、最もベターな選択は何か?」という考えに常に悩まされ、何度も挑戦したくなる要素が満載。

「ダイス目で発動する」というボードゲームでは「ブルゴーニュの城」などが代表作である、ステファン・フェルトさんが手掛けた超重量級の文明発展系ゲーム。わたしもこれまでに数多くの重量級ボードゲームをソロでプレイしてきましたが、その中でも桁違いの面白さでしたので、詳細をレビューします。


【ソロモードの詳細】


ソロプレイはライバル役であるオートマ「V.I.C.I」と対戦。オートマは様々なアクションで勝利点を獲得してくるため、純粋にオートマとのスコアを競い合うルールになります。すべての時代終了後、プレイヤーの最終得点がオートマを上回ることで勝利となります。

オートマ役「V.I.C.I」は専用のカードを手番ごとに1枚めくり、カードに記載されたアクションを行うだけの簡単処理。オートマの難易度は5段階+αと幅広い調整ができるものの、最低難易度でもそれなりの高得点を獲得してくるため、特に初心者には厳しく、かなりのやりごたえがあります。(ゲームに慣れた今でも中レベルになかなか勝利できていません)

ゲームの展開にもよりますが、プレイ時間はおおよそ120分程度。合わせて巨大な個人ボード(約60㎝×25㎝) ・発展&進行ボード(約30㎝×40㎝) ×2・大陸ボード(約55㎝×40㎝) を配置する必要があるため、かなりのプレイスペースが必要。ソロでもそれなりの大きな机は必須となります。


【良かったところ】


①【大量のアクション選択とランダムダイスの悩ましさ】


アクションを行うためのモジュールが全部で22種類もあり、毎手番ごとにどのモジュールを選択すべきか、もうこれを考えているだけで楽しすぎます。

各モジュールはダイスの出目2つを組み合わせて行うため、リセット時にランダムに配置されるダイスの出目に左右されて「やりたいことができない...」なんてことは当たり前。ダイスの出目を少しコントロールできたり、ダイスの代用ができるアクションもあるのですが、そればかりではダメで、ここが非常に面白く良くできているなと感心しました。

22種類の各モジュールは最初は覚えるのがちょっと大変ですが、ボードゲームをプレイしたことのある人ならどれも分かるものばかり。(例:部族を増やす・部族の移動・食料調達など)これらはゲーム中に様々な条件を満たすことで、各モジュールごと最高三段階まで強化可能。効率の良いプレイでゲームを有利に進める事ができます。ただ、前述したダイス運やゲームの展開等に左右されて「レベルアップしたモジュールがイマイチ使えなかった...」なんてことも。どのモジュールをどのタイミングで強化すべきか(あえて強化しないのか)、かなり悩まされます。



②【大量の研究カードによる個人ボード強化】


研究カードを個人ボードにインストールすることで、様々な永続効果や即時効果、リソース獲得や発展トラック上昇などの恩恵を受けることができ、巨大な個人ボードが少しづつ成長していく様子は見ているだけでも嬉しくなります。

研究カードのジャンルは全部で5種類。ゲーム開始時に各1枚ずつ獲得できるほか、ゲーム中に新たな研究カードを獲得することも可能。合計150枚以上もある大量の研究カード(各ジャンルごと32枚)は全てオールユニークで、どれをどのタイミングでインストールすべきかも非常に悩ましいところ。付属のルールブックにはすべての解説がびっしりと記載されているのも◎。ただ、研究カードはインストール時のアクションや各リソースが必要であり、そもそも1ゲーム中にそこまで公開されないため(ソロで約30枚くらい?)、プレイするたびに全く異なる展開が非常に難しくも面白いですね。

個人ボード成長は研究カードのインストールほか、目標チップ・収入チップ・特性チップ等でもインストール可能で、最終的には総合得点に大きく影響してくるため、「個人ボードを頑張って成長させたら後の楽しみがある」のもすごく楽しいです。


③【目標達成によるモジュール強化】


ゲームごとに条件の異なる目標チップを時代ごとに1枚獲得し、目標条件を満たすことで好きなモジュールを強化できるのが良いアクセントになっています。

目標チップの数は全部で65枚。「資金3金・ボート2つ建設・草原に農場を建設」など、プレイするたびに毎回異なる目標達成を考えるのは、ゲーム途中で中だるみを発生させないための良い仕組みになっているなと感じました。目標達成で好きなモジュールを1レベル強化でき、その後の展開が少し有利になるのも嬉しいポイント。どのアクションを強化するのか、非常に悩ましいところです。

達成した目標チップは個人ボードにインストールすることができるため、これも個人ボードを育てていく楽しみに繋がっています。



④【ランダムイベントと時代ごとに異なる勝利点 】


各時代ごとに様々なランダムイベントが発生し、内容によっては大きなボーナスを獲得できるシステムが、ゲームをさらに面白くする良い要素になっています。

イベントカード数は全部で20枚。発展トラックで最も進んでいるプレイヤーはボーナスを獲得できたり、ある地形に部族を移住させることで資源を自動採掘できたりと、自分の目標にさらなる選択肢を与えてくれます。また、気候の上昇&下降も発生し、イベントカードで極端に暑くなったり寒くなったりすると部族や食料にダメージが入るのも、非常にリアルな作りになっています。

各時代の終了時、またゲーム終了時には大きな勝利点を獲得できるフェイズがあるのですが、この要素はゲームごと毎回異なるものがランダムに選ばれるため、高得点を獲得するには毎回違った戦術を考える必要があるのも面白い仕組みになっています(例:時代1→部族の数×5点 時代2→名声の数値×4点など)。


⑤【プレイごとに異なる地形ボードと場所タイル】


メインボードでもある地形ボードは毎回ランダムに組み合わせて配置され、各領域から産出される資源や場所タイルも完全ランダムで、非常に高いリプレイ性があります。

地形ボードの配置や産出される資源が異なると、自分が持っている研究カードの必要な資源の相性が悪く、ゲーム展開が辛くなることもよくあります。保有していない資源はモジュール「交渉」で強引に購入することも可能ですが、新たに部族を移動させて発見させたほうが良いのか、新たな研究カードを取得すべきかなど、とにかく色々と悩みます。

各地形ボード間の場所タイルは全部で9種類あり、モジュール「探検」で自分の部族の領域にある場所タイルを獲得可能。何が発見できるのか、探検する楽しみも良くできています。 基本的に良い影響を与えるタイルは即時の勝利点が低く、悪い影響を与えるタイルは即時の勝利点も高いと、この辺りのバランスも非常に整っているなと感じました。


⑥【ほどよい攻撃要素】


他のプレイヤーの部族を少し攻撃できる要素があり、これが良いインタラクションになっています。

各野営地にいる他の部族を強引に押しのけて勝利点を獲得したり、研究カードで様々な攻撃要素のある能力を身につけて有利な展開に持ち込むことも可能。(例:自分の領域の部族全てを脆弱化・他の部族を押しのけるたびに勝利点獲得など)ここ最近では「他のプレイヤーへの攻撃要素があまりない...」というボードゲームが多い中、こういった「ほどよい攻撃要素」が含まれているのは個人的に嬉しい要素です。

ただ、攻撃するには基本的にこちらもデメリットがあるため(脆弱化など)、どこのタイミングで攻撃を仕掛けるべきか、攻撃要素のある研究カード取得のタイミングなども含め、この辺りもバランスの良い出来になっています。


【気になるところ】


・序盤の各資源があまりにも少なすぎ。研究カードの組み合わせによっては非常に辛い状況になることも(これについては拡張「合格通知書」導入で緩和されます)

・大量にある各モジュールの理解やリソース管理など、インストールにとにかく時間がかかる。(BGGでは重さ4.2)わたしは初プレイ時、インストに半日を費やしました(笑)

・かつてない巨大な個人ボード(笑)をはじめ、各ボードが非常に大きくかなりのプレイスペースが必要。大きな机がないとそもそもプレイできない。準備&片付けにもそれなりの時間がかかります

・オートマの難易度がかなり高く、特にゲームに慣れない序盤はかなり辛い。チュートリアルモードやソロスコアアタックモードなどが標準装備されていればよかった

・大量コンポーネントや巨大な個人ボードの関係からも価格が高い(定価16500円)


【総評】10/9.5点


大量のアクションルール理解から始まり、少しでも効率の良いプレイ方法が分かるごとに面白さが増し、何度もやりこむほどにスルメゲーと化すこのゲーム。わたしもこれまでに色々なボードゲームをソロでプレイしてきましたが、様々な要素を詰め込んだ集大成とも言える素晴らしいものに仕上がっており、大好きな文明発展系のジャンルでもあり、自分の心に非常に深く刺さりました。

巨大なボード・初期インストールにかなりの時間が必要・大量の資源管理・各アクションが思うように実行できないもどかしさ等を考えると、これはまさに「ゲーマー向けのボードゲーム」ですね。



ソロプレイメインの私にとっては、純粋にスコアバトルを楽しむ強敵オートマとの対戦ルールに大満足。オートマ動きが人間臭くて難易度も高く、非常にやりがいのあるものに仕上がっております。

高いリプレイ性・やり込み要素も合わさり、特にソロプレイがメインの方には自信を持って強くおすすめできる、超重量級ボードゲームだと思います。ダイスリセットのたびにラウンド終了に近付く緊張感も、没頭感を高める嬉しいポイントになっています。



実行したいアクションができない歯がゆさが非常に難しくも面白く、各時代毎の手数そのものが足りないため、「ゲーム終了時には多くのやりたいことが半分もできずに終わる」のも、また次回、無性にやりたくなる大きな要素の一つになっています。(これまでの自己最高プレイでも50%くらい?)

ボードゲームのソロプレイは「繰り返し遊ぶたびに最適な攻略法が分かると面白さが薄れてしまう...」というのはよくある話ですが、シヴォリューションは良い攻略法が未だ見つからず、「いかにして少しでも効率の良いプレイができるか?」というところが本当によく出来ているなと感じました。



拡張「合格通知書」は2025年12月に発売。これを導入することで序盤の初期利益などがかなり増え、新要素も追加されてゲームの面白さがさらに爆上がりします。難易度も少し下がるため、初心者はもちろん、ソロで強敵オートマに苦戦されていらっしゃる方には、非常におすすめできる最高の拡張となっております。

気になる方は、拡張のレビューも合わせてご覧いただけたらと思います。↓


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