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  • 1人~7人
  • 30分~210分
  • 12歳~
  • 2013年~

カヴェルナ:洞窟の農夫たち勇者アッキーさんのレビュー

168名
7名
0
27日前


プレイヤーは冒険好きのドワーフとして様々なアクションを行う、ワカプレ+個人ボード作成ゲームです。個人ボードには洞窟と森2つのエリアがあり、洞窟を掘り鉱石やルビーを獲得したり、洞窟を整えてリビングや仕事部屋にし、ドワーフの数を増やして武器を装備し冒険をすることもできます。また、洞窟の外にある森林エリアでは伐採して畑を作ったり、農作物を栽培したり、羊や猪などの畜産を行い物資を確保していき、各種リソースや勝利点を高めていきます。

1ラウンドの流れは、以下です。

①新たなアクションスペース追加
②累積スペースのリソース補充
③労働フェイズ(メインフェイズ)
④帰宅
⑤収穫



1ラウンド終了ごとに新たなアクションスペースが追加されるため、強力なアクションがどんどん追加。しかしアクションスペースはボドゲおなじみのワカプレ要素がガッチリと含まれているため、他のプレイヤーにやりたいアクションを取られ、思うように計画が進まないこともざらにあります。

全12ラウンドが終了した時点でゲーム終了。個人ボードにある獲得した部屋・動物・作物などから得られるすべての得点を総計算し、最も獲得点数が多かったプレイヤーが勝利します。

制作者さんは、アグリコラやオーディンの祝祭等で有名なウヴェ・ローゼンベルクさん。わたしは彼の作品を一度もプレイしたことがなかったのですが、今回初めてプレイし、非常に楽しい時間を提供してくれたと感じました。ソロプレイのみのレビューとなります。


ソロプレイ評価:かなり楽しい
(85点:Aランク


戦略・判断    ★★★★★★★★
攻防・戦闘    ☆☆☆☆☆
運要素      ★☆☆☆☆
交渉・取引    ★☆☆☆☆
アート・外見   ★★★☆☆
斬新さ      ★★★☆☆
緊張感      ★★★★☆
リプレイ性    ★★★★★★★
ランダム性    ★★★☆☆
パズル要素    ★★☆☆☆
プレイスペース  ★★★★☆
プレイ時間    ★★★☆☆
準備・撤収時間  ★★★☆☆
ゲームの複雑さ  ★★★☆☆
ゲームの難易度  ★★★★☆
プレイ人数    1~7人 
販売価格     12100円

【各カテゴリー要素についてはこちら】
https://braveaki.game.josoakixpooh.com/2024/02/02/




【ソロプレイの詳細】



ソロプレイは12ラウンド中で「いかにして高得点を獲得できるか」というソリティア型式のモードで、目標の100点を目指して得点を獲得していきます。邪魔をしてくる他のプレイヤーは誰もいないため、連続でプレイをすることができますが、運要素はほとんどないためプレイヤーの戦略と実力が純粋に求められます。

洞窟に作成できる部屋は48種類(完全版モード)あり、森林エリアの開拓も含め、プレイごとに異なる様々な戦略や攻略を考えて実行することが可能です。毎ラウンド累積スペースにリソースが追加されていきますが、7つ以上ある場合ゼロに戻るため、取得のタイミングも悩ましくなります。

状況にもよりますが、プレイ時間はだいたい60分ほどです。ゲームに慣れないうちは80点に到達するのも難しいため、シンプルながら難易度は高めに感じました。



【良かったところ】

 専用の個人ボードに洞窟と森があり、それぞれを開拓して様々な部屋を作成したり、鉱石を採掘したり、畑を作成して農作物を育て家畜による畜産をしていくのが、とにかく楽しいです。個人ボードが少しづつ拡大していく様子はシミュレーションゲームのような面白さがあり、各タイル配置によるボーナスや置き方など、ちょっとしたパズル要素もあります。

特定のラウンドを除く毎ラウンド、アクションができる各ドワーフに食料を供給する必要があり、これがかなりカツカツ。農作物や畜産動物を食料に変換でき、これを序盤からあれこれ考えるのも、非常に悩ましく楽しい要素です。ワカプレ要素含め、個人ボード作成タイプの鉄板要素をしっかりおさえているのが嬉しいですね。



② 洞窟を掘ることで様々な部屋を作成していくのが面白いです。リソースを増やしたり、食料供給を抑えたり、最終得点に追加ボーナスなど、ここでは紹介しきれないくらいたくさんの能力があります。このあたりは、最近のボドゲでおなじみの固有能力と似ていますね。


部屋の数は基本モードだけでも数種類ありますが、完全版モードになると48種類もあり、部屋同士での様々な組み合わせのコンボもあるため、数多くの戦略性があります。これをあれこれと考えるのが非常に楽しいです。ただし、ほぼ全ての部屋タイルは1枚しかないため、多人数プレイでは早いもの勝ちになっております。(ソロプレイは関係なし)



③ 鉱石を使用してドワーフに武器を持たせ、様々な冒険アクションができる要素が面白くて良くできています。冒険アクションは各リソース獲得など、現在の強さに合わせた様々なアクションをとることができ、状況によっては通常アクションを行うより遥かに効率の良いアクションを複数行うことが可能です。

序盤では木材や農作物などの各リソース獲得ですが、強力なレベルになると各部屋を作成できたり、畑や草原などの土地を格安で追加できたり。しまいには種まきができたり、リビング作成などやり放題。冒険アクションを行うたびにレベルが強くなるのも◎。この要素は多人数プレイでのワカプレ争いを緩和させるために作成されたところもありますが、ソロプレイでも様々な戦略をとることができ、これは非常に面白いですね。



 リソースとなる石や木材、家畜の牛や羊などの可愛い駒がたくさん入っており、それらを使用して自分の個人ボードに畑や牧場をチマチマ作成していくのが楽しいです。これはアナログゲームならではの魅力でもあり、ボードゲームの良さをしっかりおさえていますね。

個人的にはルビーがお気に入りでして、このリソースをいくつか持っているだけでも気持ちが高まります。各リソースはタイルや紙などで代用するボードゲームも多いですが、やっぱりこういったリアル駒はすごく嬉しいものです。



【やや気になる点】


・最大で7人同時プレイができるため、個人ボードや各種タイルなどが人数分ガッチリ同梱されており、非常に重く大きな外箱になっています。わたしのようなソロプレイや少人数でのプレイを好む人には、悪く言えば「ちょっと無駄に多いかも...」と感じました。お値段も高めで、 このあたりはもう少し工夫できても良かったのではないかと思います。(拡張で5~7人用にするなど)


・各種リソース類の木駒はしっかりとあるのに、肝心のドワーフ駒が丸型になっているのは惜しいです。これは武器を装備した際の数値マーカーを乗せるという要素も関係していますが、個人的にはミープルのほうが良かったです。(贅沢を言えばフィギュア)


・せっかくの多人数プレイ要素がみっちりと詰まったゲームなのに、ソロプレイにお決まりのオートマルールがないのは非常にもったいない。1人でスコアアタックもかなり楽しいですが...これは非常に惜しいです。



【総評】10/8.5点


ワカプレ要素・個人ボード作成・大量の特殊効果&コンボなど、ボドゲの楽しい要素をしっかりとおさえており、ソロプレイ時間は60分ほどなので、中量級のボドゲとしても非常におすすめできるボドゲです。

個人的には、運要素の少なさ・大量の部屋タイルによる多様な戦略性を非常に評価したいところです。様々なプレイを楽しむことができて運要素がほぼないので、ソロスコアアタックで低い点数でも納得できるのも◎。


「せっかくの多人数プレイ対応なのにもったいない!」ということで、BGGで入手したオートマルールを入手。それに独自の追加ルールを加えて現在遊んでいるのですが、これが公式ソロルールとは比べ物にならいほどめちゃくちゃ面白いです。

やはり疑似対戦プレイの面白さは、ソロプレイとはまったく違う楽しさがありますね。このカヴェルナは特にそう感じました。今後に時期を見て、記事を作成&公開予定です。



ちなみに、拡張「忘れられた部族」も同時購入。こちらは様々な固有能力を持った部族が8キャラも追加されており、部族に合わせた様々な戦略を楽しむことができます。畑+草原タイルをはみ出して配置できたり、最初からワーカーが多かったり、食料が石だったりなど。これがとにかく面白くて、時間があっという間に溶けます。さらには部屋タイルも30種類以上追加。果実のルビーやキノコなどの新リソースなども合わせて、ほぼ無限に遊べると感じました。

第2拡張「狂乱の魔物たち」はオークからの防衛というタワーディフェンス系のゲームですが、こちらはまだ未プレイなので、今後にプレイ&レビュー予定です。



わたしはアグリコラ未経験なのですが、色々と調べたところ、このカヴェルナはアグリコラの兄弟作品として作成されたものであり、非常によく似ているシステムがたくさんありますね。このゲームが発売されたのが2013年ということを購入してから知りました。そんな時代に、ここまでのボードゲームがあったとは驚きです。

これを機に、制作者さんであるウヴェさんの他の作品も色々と遊んで見ようと思いました☆

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ハナ
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カヴェルナ:洞窟の農夫たち 日本語版
カヴェルナ:洞窟の農夫たち 日本語版の通販
ドワーフの農夫たちは、鉱石を集め、武器を装備して探索に出ることも必要。
残り2点
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥12,100(税込)
仙人
勇者アッキー
勇者アッキー
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