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  • 1人~4人
  • 90分~150分
  • 14歳~
  • 2023年~

アーク・ノヴァ:マリンワールド(拡張)勇者アッキーさんのレビュー

249名
3名
0
2日前



アーク・ノヴァの拡張セット。海洋生物を中心とした新たな動物カード、水族館トークン、新たな大学トークンや追加トークン、代替用アクションカードなどが追加される、非常に優秀なマストバイ拡張です。


【基本版レビューはこちら】

https://bodoge.hoobby.net/games/ark-nova/reviews/48239


ソロプレイ評価
非常に楽しい(90点:Sランク


戦略・判断    ★★★★★★★★
攻防・戦闘    ★☆☆☆☆
運要素      ★★★★☆
交渉・取引    ★★★☆☆
アート・外見   ★★★★★
斬新さ      ★★★☆☆
緊張感      ★★★★☆
リプレイ性    ★★★★★★★★
ランダム性    ★★★★★★★
パズル要素    ★★★★★★★
プレイスペース  ★★★★★
プレイ時間    ★★★★★
準備・撤収時間  ★★★☆☆
ゲームの複雑さ  ★★★☆☆
ゲームの難易度  ★★★★☆
プレイ人数    1~4人
販売価格     4620円

【各カテゴリー要素についてはこちら】
https://braveaki.game.josoakixpooh.com/2024/02/02/




【追加・変更要素】


 新たに海洋生物カードが追加されました。カードは全部で32枚。海洋生物の美しい写真がどれも非常に魅力的で癒やされます。さらには基本版からある肉食動物や鳥類なども、新たな動物が一部追加されています。


海洋生物を収容するための水族館タイル(特別な建物)も新たに追加。 海洋生物や水族館などの主な特徴は以下のとおりです。

・海洋生物は水族館にのみ収容できる(一部例外あり)
・新たな動物特殊能力の追加(サメの攻撃・遊泳・スキューバダイブなど)
・珊瑚礁のアイコンがある海洋生物を収容するたび、その能力が毎回発動される
・水族館は大型と小型の2種類があり、必ず水域スペースに隣接させる必要がある
・サイズ2以上の海洋生物は複数の水族館に分けて収容可能
・波アイコンがディスプレイに公開されたときはフォルダ1のカードが捨札になる(これによりディスプレイ上のカード回転率アップ。より多く公開される)



 海洋生物の追加に合わせて、新たな後援者カードも追加されました。海洋生物に関係する能力の後援者カードや、非常にユニークな建物タイルの追加、戦略に深みを増すもの、面白い使い方ができるものもあり、新たな保全計画カードなども追加されています。

基本版の後援者カードと合わせて、さらに選択の幅が広がるようになりました。



 代替用のアクションカードが20枚も追加されました。これは基本版にあった5種類のメインアクションカードそのものを変更するルールで、ゲーム準備時にプレイヤーごとに代替カードを3枚引き、そのうち2枚を変更することができます。

たとえば、動物カードを使用する場合にコストが安くなったり、追加資金で訴求点が増えたり、協会アクションでXトークンが獲得できたり、噛みつきが2枚可能なカードアクションなど。もちろんアップグレードも可能で、さらに強力なアクションが可能になります。まさに固有能力を持ったアクションカードを使用できるため、プレイごとに戦略もかなり異なるものになります。

この代替用アクションカードは、1種類のアクションにつき4種類(×5=20枚)もあるため、かなりの組み合わせを楽しむことができます。(同じ種類のアクションカードは不可)これにより、リプレイ性とランダム性がさらに高まり、プレイごとに大きく異なる展開を楽しむことが可能になりました。



 新たに大学トークンが追加。この大学トークンは、対応した動物アイコンを獲得+対応する動物カードを1枚、山から公開されるまで引くことができます。さらに研究アイコンも1獲得。

この大学トークンにより、特定の動物に特化する戦略や、序盤に保全計画を獲得することが非常にやりやすくなり、戦略の幅もさらに広がりました。これに合わせ、協会ボードも大学トークン4つの新たなものに交換されるようになっています。



 新たに木製のトークンが追加。代替用のカウンターは、保全点・訴求点・評判点ごとに異なる形になっていて、基本版の木製トークンよりも視覚的にわかりやすくなりました。

代替用のプレイヤートークンは、各プレイヤーごとに異なる動物の形と色になっており、協会アクションの保全計画を実行した場合に使用するキューブに置き換えて使用することができます。(園内の動物駒ではありません)これにより、個人ボードの左端のスペースに置くトークンと保全計画トークンが通常のキューブと区別され分かりやすくなり、見た目も可愛くなりました。



 新たにボーナスタイルが追加。最終得点カードや保全計画カードもいくつか追加されています。

その他、基本版の一部のカードは、拡張に合わせて差し替え用カードも同梱。ソロプレイ用のタイルや売店/展示館タイルも追加されております。



【やや気になる点】


・ ゲームによっては海洋生物がディスプレイに公開されない状況になることがあります。波アイコンでディスプレイにあるカードの回転率は上がったものの、それでも海洋生物が全く出てこない場合も...。カードをそのまま追加したため、基本版以上に運要素に左右されやすくなったのは、仕方ないとはいえちょっと惜しい点です。
専用のディスプレイを設けるか、なにか別のやり方があっても良かったのではないかと感じました。(ゲーム終了後に「え、マリンワールドだったよね...?」といつも笑ってしまう)

・ 珊瑚の能力を持った海洋生物は集めるほどに強力な効果を発揮できますが、前述したように思ったほどディスプレイに公開されないときもあるため、狙いすぎて結局は最終得点が落ちることも。水族館には基本的に海洋生物しか収納できないため、何度かプレイしていくうちに「海洋生物か基本版の動物か...」という2択を迫られる結論になりがちです。
もちろん海洋生物のみを獲得できる特殊カードや大学トークンなどはあるのですが、もう少し救済処置が多くてもよかったのではないかと感じました。

・一部の代替用のアクションカードには強力なものがあり、特に多人数プレイのときには何かしらのハンデをつける必要があると感じました。


【総評】


海洋生物の追加・動物カードや後援者カードが追加されることにより、基本版よりも戦略が更に広がりました。ただ、海洋生物は思ったよりもディスプレイに並ばないこともあるため、そこはハウスルールなどで工夫すると遊びやすくなります。(例:波アイコンで2枚消去・海洋生物が公開されるまでカードを引くなど)


ソロプレイがメインのわたしにとって非常に嬉しい追加だったのは、やはり代替用のアクションカードだと感じました。20枚もの異なる固有能力アクションカードで、基本版よりもさらに深みのあるプレイを楽しむことができます。様々なマップや大量のカードによるランダム要素を合わせると、ほぼ無限に遊べる状態となっており、これだけでも相当な価値があると感じました。

少し気になる点もありますが、基本版に様々な要素が追加されるため、アークノヴァを楽しめた人にとっては、拡張マリンワールドはまさにマストバイの拡張だと思います。



アークノヴァは様々なボードゲームの要素を取り入れたボードゲームであり、世界的にも非常に評価の高いものに仕上がっています。

今後の話になりますが、2025年には様々なコンポーネントの追加や基本+拡張を収納できるビッグボックスも決定。それ以降も、さらなる追加の新種動物や新システムなどの第2拡張の期待も高まるところです。多人数はもちろんソロプレイでも非常に面白いので、気になっている方はぜひ拡張とセットでプレイしてみてください。

拡張マリンワールドを追加したオートマルールも、参考にしていただけたら幸いです☆↓



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ひいらぎ ぎんが
山彦
じむや
アーク・ノヴァ:拡張 マリンワールド 日本語版
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大人気ゲーム「アーク・ノヴァ」に拡張セットが登場
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仙人
勇者アッキー
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