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  • 1人~6人
  • 45分~60分
  • 8歳~
  • 2015年~

パンデミック:科学の砦[退会者:32843]さんのレビュー

858名
3名
0
4年弱前

「パンデミック新たなる試練」拡張第2弾。尚、本作をプレイするには、基本と拡張第1弾の「パンデミック迫りくる危機」が必要です。本作は1人用プレイやチー厶戦と言った余り需要が無さそう?な追加ルールの影響のせいで不人気なイメージがありますが、それ以外にも魅力的な追加ゲームがありますので、パンデミックファンなら所有しておいてもよい拡張です。

①役割カード5枚(研究員、疫学者研究所チャレンジ能力バージョン)追加

自分がいる都市に隣接する都市1つの感染者を治療出来たり、自分がいる都市、又はその都市に隣接する都市にいるプレイヤー1人のコマを手番1回のみ無償のアクションで、1スペース移動させる事が出来る便利な現場指揮官、自分が現在いる都市と同じ色のプレイヤーカードを、いずれかの同じ色の都市にいるプレイヤー1人に手番中1度だけ渡せたり研究所チャレンジ能力も備わっている現地連絡係、飛行機に乗って今いる都市から3接続以内に移動したり、他プレイヤー1人を乗客として連れて行ける機動力抜群なパイロット、同じ色のプレイヤーカード2枚を捨札にして、その治療薬の色のカード1枚の代わりにしたり、プレイヤーカード1枚を捨札にして、捨札にしたプレイヤーカードの色と同じウイルスコマ1個を除去出来、治療薬の発見が楽になったり、遠隔治療も可能なウイルス学者と、基本、拡張第1弾のジョブと合わせると17種類になります。(研究所チャレンジ能力付きの研究員、疫学者は含めず)

現場指揮官はパイロットを移動させる事が出来なかったり、パイロットは通常の移動アクションと調査基地の設置も不可と便利な特殊能力がある一方、弱点もあるので、一癖あるジョブをどう使いこなすか考えるのも楽しいです。


②イベントカード3枚追加

基本、拡張第1弾と合わせると16枚になります。前拡張と同じく1プレイヤーにつき2枚投入出来ます。今回のイベントカードは使い所を先読みしなければならない内容の物が含まれているので難しいですが、アウトブレイクの連鎖を防ぐ事の出来る物もあるので、的中させれば、有利な状況になるかもしれません。


③チャレンジ1 猛毒株+2枚追加

「迫りくる危機」8枚分と合わせてプレイ出来ます。計10枚のエピデミック猛毒株投入で伝説レベルに挑戦できますが、クリアした人いるのだろうか?とんでもないスピードで世界がウイルスに侵されて行くのが容易に想像出来ます。変異種、バイオテロリストと合わせてのプレイが可能です。パンデミック熟練者以上推奨。


④チャレンジ2 変異種 全世界大混乱

初期のウイルス設定都市で9都市にランダムで最初からウイルスコマ24個が配置され、その内紫色ウイルスコマは6個有り恐るべきスピードで感染が拡大して行き、タイトルの全世界大混乱は伊達ではありません。変異種出現カードが引かれ、配置する都市が決定したら、ウイルスコマを1個ではなく2個置かなければならず、「迫りくる危機」の変異種チャレンジとは全くの別物です。初回からエピデミックカードを引いてアウトブレイクが起きようものなら、全プレイヤー手番回らずして、敗北する事も考えられる高難易度チャレンジです。紫色ウイルスコマが12個から24個に増えていますが、プレイヤー側が有利になっているわけではありません。勝利条件は通常の4色治療薬+紫色治療薬、又は紫色ウイルスコマの根絶です。紫色治療薬の発見には、紫色ウイルスコマがある都市のプレイヤーカード2枚(1枚ではない)と任意のプレイヤーカード3枚必要。バイオテロリスト以外のチャレンジと組み合わせ出来ます。これもパンデミック熟練者以上推奨です


⑤チャレンジ3 研究所

今まで同色カード5枚集めてから調査基地で捨札にして治療薬を開発して来ましたが、このチャレンジでは複雑な過程を得てから治療薬を発見するので、更に難易度の高いチャレンジになっています。下記が研究所ボードと新しい治療薬の瓶で、研究所の雰囲気が出てます。

研究所アクションを使用して、治療薬を発見していきますが、流れとしては感染者の治療アクションでウイルスコマを除去後、ウイルスコマを2箇所あるサンプルペトリ皿のどちらかに入れ、複数のウイルスコマが集まったら、遠心分離機又は選別皿に送り培養液で増やすウイルスコマを決め(不要なウイルスコマはサプライに戻しても良い)培養液で2倍に増やす一方ウイルスの特定(配列カードに記載されている5色の内どの治療薬を作るか決める。この時1枚のその色のプレイヤーカードが必要)を決定してから、ウイルスの仕組みを解き明かし(培養液で増やしたウイルスコマを配列カード通りにカードの上に置いて行く)ようやく治療薬の試験まで辿り着けます。治療薬の試験を行うには配列カードの上に最低1個のウイルスコマが置かれて無ければならないのと、その色のプレイヤーカードが1枚必要(これで2枚目)です。

さあ、これで研究ラインが完成して、配列カードのすべてのスペースにウイルスコマが配置されたら、調査基地でその治療薬の色と同じプレイヤーカード残り3枚(これで計5枚)を捨札にする事で遂に治療薬完成!研究で使用したウイルスコマはサプライに戻します。

配列カードは山札になっていて1アクション使えば1枚引けたり、調査基地を設置すれば無償のアクションで研究所アクション1回実行出来たりしますが、これ全て各手番4アクション内で行わなければならないのです。いかに効率よくアクションを行なって行くのか、その間にもどんどん感染が広がりますので、兎に角難しいチャレンジです。通常の治療薬の発見ルールで安定的に勝てるようになってから手を出した方が良いかもしれません。チーム戦を除く他のチャレンジと組み合わせてのプレイが可能です。


(ちなみに感染者の治療アクションで除去したウイルスコマは必ずしも研究所に送らなくても良いです。ルールブックに解釈にこまる文があり、内容は感染者の治療アクションを行った際、ペトリ皿に入れる事が出来るというもので、サプライに戻しても良いのか?というものでサプライに戻せないなら、ウイルスコマが段々サプライから減っていき極端に難易度が上がると言う疑問でしたが、思い切って聞いてみようと思い、ホビージャパンカスタマーサポートセンターに問い合わせました。研究所、又はサプライに戻す事どちらも可能との回答を頂きました。返答ありがとうございました。)


⑤ソロプレイが可能

CDC(アメリカ疾病管理予防センター)の力を借りて、1人でウイルスと戦う。1人でプレイするなら、二役やった方が戦略的にも楽しいですし、未プレイです。バイオテロリスト以外の全てのチャレンジと組み合わせてプレイ出来ます。


⑥チーム戦

4人〜6人のプレイヤーを何チームかに分けてウイルスの治療薬を発見して根絶し、アウトブレイクを防いで名声点を得る事を競う。コロナカの今、これは無理と思われます。

現在入手はほぼ絶望的な拡張です。去年、プレミア価格で通常価格の3倍〜8倍の値が付いていても完売した為か、市場から姿を消してしまっています。再販が待たれます。

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Jarry
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