王と枢機卿Kardinal und König

前半後半戦に別れて大きく盤面が変化するボードボードしたボードゲームです。ボドゲ慣れしている人から見ると王道でストレートな、シンプル過ぎず複雑すぎないエリアマジョリティとして親しまれているようです。メカニクス勝ちなゲームという印象で、リプレイ性が非常に高そうです。

※まだ拡張ルールの2人プレイしかしたことがないですが、3~5人で遊ぶのが標準のようなので早くプレイしてみたいところです。

ざっくり「修道院コマ+枢機卿コマ+同盟ポイント」という3層構造のエリアマジョリティです。直接的なマジョリティ+複合的なマジョリティが、戦略と読み合いを奥深いところまで導いてくれます。ある程度「ぬくぬく」やらなきゃいけないけど、ぬくぬくやりすぎると「食われる」という感じ。よく思いつくなぁ、すごい。という印象です。

■流れ

プレイヤーは5色の手札をもとに、色に応じたエリアに対して「修道院」または「枢機卿」のコマを自由に設置していきます。この2種類のコマを一杯設置しているプレイヤーが得点計算時に高得点を取りやすくなっています。

■エリアマジョリティの仕組み

5色9エリアに分かれた領地がボードに描かれています。紫色のフランス?だけは1色1エリアとなっていて、他1色ごとに2エリアあります。得点計算がかなり特殊なのですが、えぐいエリアマジョリティ仕様なので簡単にご紹介。

【修道院】

①そのエリアで最も多く修道院のコマを置いてる人…自他とわずコマの合計数が自分の得点になる
②そのエリアで2番目に多く置いてる人…1位のプレイヤーのコマ数が自分の得点になる
③そのエリアの3番目の人…2位のプレイヤーのコマ数が自分の得点になる
④、⑤も同じ方式

修道院は小競り合いの得点計算となります。ただし接戦となればなるほど「マジョリティ」を勝ち取ったひとの得点効率が優れることになります。1位をとるなら、4:1:1:0:0 よりも 2:1:1:1:1 のほうが美味しいのです。どちらも同じ6点ですが、後者は手駒を失いません。いかに失わずにマジョリティを獲得するかが重要となります。このあたりはチキンレースに発展しそう。

【枢機卿】

修道院と同じように、自分の枢機卿コマをエリアに設置することができます。こっちのエリアマジョリティは非常にエグいです。大きく差が開くので、ここのマジョリティをどうやって取るか・取らせないかの戦略が濃厚なゲーム性となっています。

ざっくり、エリアに設置された枢機卿コマは、隣り合うエリア同士の自分の枢機卿コマの合算を行います。例えばイギリスとフランスそれぞれに枢機卿コマを置けますが、自分がイギリス3:フランス2だった場合、自分の枢機卿数は5という事になります。同盟ポイントみたいな呼び名だったかと思います。この同盟ポイントの最も多い高い人が、その同盟マジョリティを勝ち取ることができます。

ただし修道院と違って、最も多く枢機卿コマを置いた人だけが、自分と他人の枢機卿コマ分を点数として獲得します。2位以下になってしまうと、マジョリティをとるひとに得点をプレゼントするだけとなります。すなわち食うか食われるかの勝負となるため、枢機卿による得点計算が白熱ポイントとなっています。

最も読まれているレビューを表示しました
  1. 投稿者:ぽっくり
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  • 59興味あり
  • 215経験あり
  • 57お気に入り
  • 172持ってる
テーマ/フレーバー
プレイ感の評価
運・確率2
戦略・判断力12
交渉・立ち回り5
心理戦・ブラフ1
攻防・戦闘4
アート・外見0
作品データ
タイトル王と枢機卿
原題・英題表記Kardinal und König
参加人数3人~5人(50分~60分)
対象年齢12歳から
発売時期2000年~
参考価格未登録
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レビュー 4件

  • 205
    名に参考にされています
    投稿日:2017年10月12日 18時02分

    3人用エリアマジョリティーの大傑作。王と枢機卿を3人でプレイする機会に恵まれました。ゲーム進行は極めて単純です。まずプレイヤーは常に手札を3枚持っています。この手札にはエリアの色が書かれています。プレイヤーにできることは、3枚のうちから好きな枚数をプレイすることだけです。そうすることでプレイした色のエリアに修道院(家)か、枢機卿(円柱)を置くだけ。同じエリアには1度におけるマーカーは2つまで。だけどそのエリアにまったくマーカーがない場合は1つまで。このルールを守れば出したカードに合わせて最大3個までマーカーをおけます。山札が尽きたら修道院だけで一次決算。山札を切りなおしてプレイ続行。山札...

    YYYKKKさんのレビューを読む
  • 83
    名に参考にされています
    投稿日:2017年04月20日 22時51分

    枢機卿は、すうききょうと読むらしいです、と教養の無い私でもルールは簡単で個人的にはシャハトの傑作だと思ってます。シンプルで奥深くジレンマが心地良いそんなゲーム。複雑なゲームに疲れてませんか?

    Qたろうさんのレビューを読む
  • 220
    名に参考にされています
    投稿日:2016年10月24日 21時47分

    前半後半戦に別れて大きく盤面が変化するボードボードしたボードゲームです。ボドゲ慣れしている人から見ると王道でストレートな、シンプル過ぎず複雑すぎないエリアマジョリティとして親しまれているようです。メカニクス勝ちなゲームという印象で、リプレイ性が非常に高そうです。※まだ拡張ルールの2人プレイしかしたことがないですが、3~5人で遊ぶのが標準のようなので早くプレイしてみたいところです。ざっくり「修道院コマ+枢機卿コマ+同盟ポイント」という3層構造のエリアマジョリティです。直接的なマジョリティ+複合的なマジョリティが、戦略と読み合いを奥深いところまで導いてくれます。ある程度「ぬくぬく」やらなきゃ...

    ぽっくりさんのレビューを読む
  • 114
    名に参考にされています
    投稿日:2016年04月28日 12時46分

    陣取り(エリアマジョリティ)の名作。3枚しかない手札をプレイして対応する国(基本的には二国のうちの一国)に2種類のコマを置いていくだけのシンプルなルール。置き方や置いた後の得点計算が若干複雑だが、中間決算まで遊べば大抵の人は問題なく遊べます。一国に集中して置くよりも万遍なく置いた方がよいが、譲れない所は強気で。4個以上繋げて修道院コマを並べた場合のボーナスが大きいので、それを防いだり狙ったりする攻防も楽しいですね。盤面の状況が全てなのでかなりアブストラクト感が強いのですが、その時とれる選択肢は少ないので先の状況を見つめながらもサクサクとコマを置いていくことが出来ます。初プレイでインスト込...

    kamaji_Gさんのレビューを読む

リプレイ 1件

  • 145
    名に参考にされています
    投稿日:2017年02月20日 23時30分

    2月18日。が提供してくれた場所で3人ゲーム。「オーディンの祝祭」「ドラゴンイヤー」に続いて3つ目に遊んだのは「王と枢機卿」だった。概要2種類の駒を配置してマジョリティを競う陣取り。修道院と枢機卿では点の取り方や配置のルールが異なるところがくせ者で、シンプルな手番と軽いプレイ感の割りにゲームの難易度は高い。通に好まれそうないぶし銀ゲーム。スタート~中間決済までからスタート。経験はあるもののそこまでやりこんではいない。ルールを確認しながら真ん中の方の青に修道院を置いていく。続くも同様に、特に考えもせず真ん中のオレンジに。次手番のはの置いたオレンジの土地に2つ修道院を出しプレッシャーをかけて...

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ルール/インスト 1件

  • 118
    名に参考にされています
    投稿日:2016年10月26日 23時36分

    12世紀のヨーロッパを舞台に、自分の宗派を各国に広げていきヨーロッパ全土で影響力を高めていくゲームです。ブログで図入りのサマリーを公開しています。http://ats0101.tumblr.com/post/151481073443 ゲームの準備人数に応じて地域カードを除外します。4人プレイの場合は各色(5色)1枚ずつ、3人プレイの場合は各色(5色)2枚ずつ除外します。地域カードをシャッフルしたあと各プレイヤーに裏向きで3枚ずつ配り、残りは山札とします。山札から2枚公開し、山札の横に並べます。ゲームの進行スタートプレイヤーから時計回りに手番(カード使用、コマ配置、カード補充)を行います。...

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