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  • 2人~6人
  • 45分~60分
  • 8歳~
  • 2008年~

ファウナ18toyaさんのレビュー

144名
10名
0
17日前

【レビュー】知ってるようで意外と知らない動物トリビア!好きな人なら長〜く遊べる良作!

【評価8/10】

本作は「電力会社」「ロビンソン漂流記」「ファイユーム」「フィッシェン」「ファストスロース」などでお馴染み、ドイツが産んだ鬼才・フリードマン=フリーゼ氏の作品です。

…と言う前置きをつけて紹介すると「どんな捻りがあるゲームなのか」と思う人もいるかもしれません。が、本作は至ってシンプルで素直な作りで、万人にとって非常に遊びやすいクイズゲームとなっています。


◇大まかな流れ

本作は世界地図が描かれた大きなメインボードを広げ、各人が色を選んでその色の駒を全て受け取ります(各色7個の駒があります)。各自、自分の駒のうちの1個を「1点」の近くに置いたら、適当な方法でスタートプレイヤーを決めたらゲーム開始。


内容としては180枚のカードに記された動物の

  • 生息地
  • 体重
  • 体長(尻尾を除く)または体高
  • 尾長(尻尾の長さ)

を当てていこう!と言うゲームです。


「なぁんだ、簡単じゃん!子供用かな?」と思ったそこの貴方!コアラの生息地、分かりますか?

「オーストラリアでしょ?誰でも知ってるよ」と思うかもしれません。では、下の地図の中で、生息地だと思う場所に駒を置いてみてもらえますか?


…と、いう訳です 笑
私はこのコアラの問題を見た時に「あっ、これ一筋縄で行かないやつだ」って思いました 笑


各プレイヤーはカード入れに入った動物カードを見て、自分の手番順で生息地、体重、体長体高、尾長の、どの項目から駒を置き始めても構いません。どこかに1個、手持ちの駒を置いたら次の人の手番。

これを繰り返すのがゲームの基本です。


なお駒を置く時にはルールがあり、

  • 最低でも1個は駒を置かなければならない
  • 既に駒が置かれている地域や、既に駒が置かれている体重等のマスは、誰も駒を置くことは出来ない。1つの地域、1つのマスに置ける駒は1個だけ
  • 2周目からは「駒を置きたくない」と思ったら自分の手番でパスを選択することもできる。ただし、ラウンド終了まで駒を置くことは出来なくなる(ハードパス)
  • 手持ちの駒を全て置き切ったら次の手番は自動でパスになる


これらのルールに基づき駒を置きつつ何度も手番が周り、やがて全員がパスしたらラウンドは終了。答え合わせとなります。


動物カードをカード入れから引き抜くと、下半分にクイズの正解が記載されています。居住地、体重、体長体高、尾長が書かれているので、誰が正解できたかを確かめましょう。

正解のマスを視覚的に分かりやすくするために、黒色のキューブを正解のマスや世界地図のエリアに置くと良いでしょう。


この時、ズバリ正解のマスや地域に駒を置いた人は正解点をゲット!更に、置いた駒を手元に回収することができます。

正解マスや正解の地域の隣接場所に駒を置いた人も「惜しかったで賞」として隣接点をゲット!駒を回収することができます。


最後に、正解でも隣接でもなかった駒は…あわれ、没収!点数を伸ばせない上に次のラウンドで置ける駒が少なくなるので厳しい状況です。


が、ほんの少し救いがあります。1種類の動物が終わって次のラウンドに進む際、各プレイヤーは没収された駒のうち1つを自分の手元に戻すことができるのです。


こうして、互いに点数を競い、人数によって設定された点数を越える人が出たらゲーム終了。最もたくさん点数を取った人の勝利です!!



◇本作の醍醐味

我々は知っているつもりの動物ですら意外と知らないことが多い!!!この驚きこそが本作の面白さの本質かなと思います^^

上記したコアラの生息地もそうですが、例えばオタリアの体長とか体重は?と言われてすぐにピンとくる人はいるでしょうか?

オタリアという海獣がいることを知っている人は少なくないと思います。しかし、どんなだったかな…と思い出そうとしても意外とボンヤリとしか思い出せない人もいるのではないでしょうか。私はこのオタリアの生息地や体重を大きく外ししてしまい、娘に逆転を許してしまいました 笑

このように、「何となく知っているような、知らないような…」という動物もチラホラ居つつ、今まで見聞きしたことのない動物なども現れる。ボンヤリした知識を総動員し、更にはカードに描かれた動物のイラスト、名前や学名など、使える情報は何でも使いながら手探りで正解ににじり寄っていく体験は非常に楽しいものでした!想像と全く違う場合もこれまた楽しい!😆


本作で掲載されている動物は普通難易度の動物が180種、高難易度の動物が180種の合計360種。これだけあればしばらく遊び倒せそうです!


このように、ゲームに慣れていない人でも楽しめるシンプルなシステムですが、意外と戦略性もあります。

例えば、他プレイヤーが自信満々に正解っぽい場所に駒を置いたな、と思ったら隣に寄せに行き隣接点を狙ったり。

また、生息地は多ければ多いほど正解しても点数が低く、生息地が少なければ高得点を得ることができますが、生息地が少ないほど正解を当てるのも難しくなる!そのため、リスクを覚悟で最初に生息地に置きに行くか、体重・体長体高・尾長などで当たりそう!と思うところを押さえに行くか。逆に生息地が多い場合は生息地の先置きは勿体無いな、とか。

本作はファミリーゲームやパーティーゲームとして老いも若いも関係なく盛り上がれる良いゲームではありますが、「まぁ、言うて子どもがいる家族向けの軽いやつでしょ?」油断していると意外と痛い目に遭うかもしれませんよ♪



◇弱点

このように本作は、「知ってるようで意外と知らないトリビア知識をみんなで当てっこするクイズ合戦」ということで、ゲームに慣れていない人でも楽しめる良い作品なのですが、弱点も皆無ではありません。

・ボードを使ったクイズゲームなので、まずクイズがハマらない人にはNFM(自分向きではない)となりそう

・プレイヤー間で知識差がありすぎると盛り上がりに欠ける可能性がある

・小さすぎる子が遊ぶには、さすがに無理がある

・動物が好きじゃない人には、さすがに刺さらなそう

・ゲームシステムそのものを楽しむ人にとっては、システムがシンプルが過ぎるかも


とは言え、弱点がないゲームなど存在しません。逆に動物が好きな人にはブッ刺さる潜在力を持ってますし、少なくとも動物が嫌いでさえ無ければ、知識とヤマ勘を総動員して「当たった!」「外れた!」とワイワイ楽しめる良いパーティーゲーム・ファミリーゲームになると思います♪



◇まとめ

以上、ファウナを見てきました。


本作の特徴をまとめると以下のようになります。

・知ってるようで意外と知らない動物知識を問われるクイズゲームである

・動物カードは通常難易度と難易度が180枚ずつの計360枚が同梱されており、相当長く楽しめる

・システム自体はシンプルで、ボードゲーム初心者でも遊びやすい

・動物ネタが刺さらない人、クイズが刺さらない人、システムを楽しむ人には向かない面も否定はできないが

・逆に動物が好きな人にはブッ刺さる潜在力がある

・総じて、ファミリーやパーティーゲームとして遊ぶには良い、軽めのゲームである


以上です!私としては動物好きな長女が嬉々として本作を遊んでいる姿を見れただけでも十分8点に値するので評価は偏ってるかもしれません 笑

が、遊ぶ相手のレンジが広いというのは大きな利点だと思いますし、クイズの難度も事前に想像していたのより(いい意味で)難しかったです。想定以上に歯応えがあり、「これは良いファミリーゲーム!」と感じることができました。

ボードゲーマではない人とでも対等に楽しく遊べる本作ファウナ、皆さんもぜひ一度お試しください♪☺️


本記事を最後までお読みいただきありがとうございました。皆様の良きボドゲライフに貢献できましたら何よりの喜びです^^

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動物はみんな同じ大きさじゃない―そんなの子供だって知ってるよ!
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