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  • 2人~4人
  • 40分前後
  • 10歳~
  • 2018年~

ロストシティ:ライバルズマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

547名
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約4年前

クニツィアのロストシティシリーズ、今度は競りになる! ラーとロストシティの夢の合体!?


【ざっくり解説】

 クニツィアの『ロストシティ』シリーズ最新作。今度は『ラー』のような競りシステムを搭載したゲームになりました。数字をできるだけ小さい順に並べていき、一色の数字をできるだけたくさん出すことを狙うあたりは、従来の『ロストシティ』シリーズと同じです。

 そこに競りの対象物がどんどん増えていく中、手番プレイヤーの任意のタイミングで競りを開始する『ラー』方式のシステムを搭載しました。両作品を知っている方には『ロストシティ』ルールで『ラー』をやる感覚といえば、ざっくり伝わるかと思います。


【長所】

 失点ルールが無くなったことです。本家『ロストシティ』や分家の『ケルト』では、各色ある程度の枚数を出さないとマイナス点になるルールがありましたが、本作ではそれがありません。その分マイルドに楽しめます。それに伴い、本家で面倒だった得点計算は大幅に簡略化されました。

 競りで使うコイン還付のタイミングはゲーム中3回あります。全員の消費額を均等に返還するので、ある程度使わないと損ですし、ある程度は温存しても良いのは面白いですね。


【短所】

 クニツィア好きにとっては『ロストシティ』+『ラー』÷2なゲームなこと。失点こそマイルドになりましたが、目新しい要素のないゲームに感じられます。正直競りの大傑作の『ラー』を押しのけて遊ぶ魅力があるかは少々怪しいです。

 また競りシステムで類似点の多い『ラー』には「落札しない選択肢」が結構重要なのにも関わらず、本作はコイン補充のタイミングの都合、「落札しない選択肢の優位性」が低く感じられます。我慢するうま味が少ない気がします。


【個人的な評価】

 『ロストシティ』と『ラー』を遊んだことない人は新鮮に思えるかと思いますが、両作品を遊んだことのある人には既視感が強い作品だと思います。かつ『ラー』より面白いかと言われると難しいですし、分家の『ケルト』シリーズで多人数向けの『ロストシティ』はこの世に既に存在します。


 もちろんクニツィアの作品なので良い作品ではあります。すごく手堅くまとまっていますし、過去の『ロストシティ』の欠点の得点計算の面倒くささは大幅に解消されています。失点システムもないので、気軽に楽しみやすいのも良い点です。

 なので非常に評価の難しいゲームだと思います。「既視感が強いな」と思われる方も居れば、「これはこれで面白い」となる方もいようかと思います。僕はどちらかと言えば前者寄りかと今は思います(3人プレイすれば評価が変わる可能性はあります)。


 推定プレイ回数は1回。4人プレイのみです。やや良くない人数な気がしました。個人的には競りとしては『ラー』のが面白く、ロストシティシステムとしては『ケルト』がある中、本作特融のユニークさはあまり感じませんでした。手堅い出来の中に良さがあると思うので、もう少しプレイすれば見えてくる良さもあろうかと思います。

 ただ1回遊んだ直感的評価としては既視感が強く、『ラー』、『ケルト』を押しのけて遊ぶだけの価値は感じにくかったです。今度は3人で2回ぐらい遊んでみて評価してみたいです。

 

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そら1024
Nobuaki Katou
clevertrick
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マクベス大佐@Digブログ
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