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  • 3人~5人
  • 30分~40分
  • 14歳~
  • 2020年~

ウィキッド・フォレストBluebearさんのレビュー

122名
1名
0
5ヶ月前

大切な人を助けるため、邪悪な魔女の住む森の奥深くへ行き、『穢れの花』を無事に持ち帰らなければならない…。というダークな雰囲気のゲーム(こういう設定がちゃんとあるというのはとても大事)

何と言っても特徴は、全体的なビジュアルデザインを『劇団イヌカレー』という独特なセンスの作家ユニットが担当している事です。(アニメ『まどかマギカ』でその異空間のダークな表現により一躍有名になりました。)

ゲーム本体は、タクティカルゲームズから2020年にリリースされた軽〜中量級のゲームです。

しばらく買ったまま忘れていましたが、最近思い出し、5人対応だったので出番としてみました。(案の定、『あー!これ知ってるー!』という反応だったので、まずそれで満足。笑)

私は当時グラフィックのイメージだけでネタとして選んだので、正直言ってそこまで期待していたわけではなかったのですが、内容がコンパクトな割にルールも複雑過ぎず、思ったよりは面白い展開になったため充分に合格点の作品でした。(女性ウケも上々でした。)

◾️2段構成のゲーム

このゲームの内容は、乱暴に要約してしまうなら

チキンレースで他よりも早く多く資源(穢れの花)を集める。

②集めた資源を組み合わせて拡大再生産を繰り返してして、多くの勝利点に変換する。

という、今のボードゲームではお馴染みの2大要素を組み合わせている作品と言えましょう。(まあ、新味が無いとも言える)

少なくともこれはどっちも良いルールなので、どうやっても外すことはないと分かります。

◾️前半は魔女の森の探索

森カードを9枚伏せて、ドキドキしながら好きな1枚をめくる方式。(プレイヤーたちはバラバラに探索するのではなく、グループでまとめて行動してる前提。)

そこに《穢れの花》が描いてあって、めくるたびに色と数が揃っていくわけです。

で、1枚めくるたびに《まだ探索を続ける》か《自分だけ帰る》かをいっせいに選択します。

帰る人が自分だけなら全部もらえて、複数いたら数は折半(切り捨て)です。

そしてそして、《魔女》カードの《2枚目》が出てしまったらアウト!探索を続けていたプレイヤーたちは何ももらえずに終わりです。

そうです、もうお分かりですね。あの『インカの黄金』とおんなじです。

とても分かりやすく、ドキドキするルールです。

「よーし、じゃあ行くよ~♪せーの!」
「あ、○○ちゃんだけ帰るんだ、笑」
「早すぎだろ」
「だって欲しかった赤い花が手に入ったからもういいかなって」
「ううむ、なるほど。確かに持ちきれないほど持ってもねえ…」
「他のみんなはまだ行くのよねー。そろそろヤバそうだけど…」
「もう《魔女》1枚出てるからねぇ」
「でも私、青い花がないとどうせジリ貧なのよっ!」
「大丈夫大丈夫♪そうそう出ないわよ」
「じゃあ…いくよ、いい?せーの、これ!(めくる)」
「きゃあああ!出たじゃないの!誰よ大丈夫なんて言ったの!」
「ほーら帰って正解でしょう?(爆笑)」

…と、こんな感じでした。
キャーキャー盛り上がること請け合いですね。

◾️後半は花を増やして《魔力》を稼ぐ

集めた《穢れの花》は、特殊効果のあるタイルを取得することで、《育てて増やす》ことや《別の色に交換する》ことができるようになります。

↑花は基本10個までしか持てない。(倉庫やかばんなど救済策はある)

そして特殊効果のタイルは《早い者勝ち》!

《穢れの花》が一定数溜まったら、勝利ポイントである《魔力点》に変換するわけです。

↑だんだん取れる点数が高くなる。でもそのぶん必要な花のコストも大きくなるのがキツい。

具体的に何とは言えないけど、だいぶどこかで見たルールです。(慣れてると説明が楽なのは良いですが)

変換のレートがだんだん変化していくので、ぼんやりしてると置いていかれます。

この辺の《早い者勝ち》感がなかなか焦りを生んで、盛り上がる点ですね。

◾️やはりやってて楽しいが…

上記のとおりなかなか盛り上がる良いゲームでした♪

女子チームの評価も上々。

それほど時間がかからない(1時間弱くらい)ので、「もう一回!」の声がかかったのは勲章ですよね。

ただ…前述のように《新しさ》は全然無いです。

若手チームはとても楽しそうにしてたので充分合格点なのですが、私と古参のベテランはプレイ中ずっと、『うん、けっきょそうだよねー』『そうそう、そんな感じだよねー』という感覚で、何となくプレイが《セオリー通り》という感じ。(分かるかなぁ…)

なので、ベテラン同士がマジで対戦するメインゲームとしてやるのにはちょっと物足りなさが残りますが、まだ初心者や、軽いゲームを求めているメンバーなら安定の楽しさが保証されているようなものなので、充分合格点と言えるでしょう。

◾️蛇足

コストの関係なんでしょうけど、とにかく箱が小さいので中身はぎゅうぎゅうで収納は大変。

駒もタイルも小さいから、みんなで覗きこむ感じのプレイなので、もう少し大きく作ってくれたらプレイも楽だったんだけどなあ…

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Bluebear
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