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  • 2人~4人
  • 45分前後
  • 10歳~
  • 2021年~

グロウ ~トモシビノタビ~Bluebearさんのレビュー

190名
2名
0
2ヶ月前

2021年に、『ルイスクラーク探検隊』『ディスカバリーズ:ルイス・クラークの足跡』等で有名なデザイナー、セデリック・チャポジット氏がデザインした幻想的な世界での旅をテーマにした作品。

上記の作品からもわかる通り、《新しい世界への旅路》をテーマにする事が得意なデザイナーさんの新作ですね。

◾️とにかく美しいイラストが織りなす幻想世界が素敵過ぎる!

今度のテーマは完全に幻想的な異世界の旅になっており、プレイヤーたちはそこでの主人公の1人となって、色を失ってしまった世界を救うため光のカケラを集めるために世界を探索して行きます。

特に目を引く特徴がそのコンポーネントで、色を失った世界を表すために、ボックスアートはもとより、カードイラスト、マップボードなどすべてが《白黒のみのペン画イラスト》で描かれているのです。

これがまた、ものすごくセンスのある美しさ!(フランスのイラストレーター、ベン・バッソ氏)

動物と何かを組み合わせたような幻想的な生き物?の姿が、繊細なペンタッチで美しく描かれています。

このイラストのあまりの美しさに一目惚れをして即買いしたゲームです!(こなようなペン画イラストは大好きなんです。これで少し評価が上方に振れているのはご勘弁!モチベーションは大事ですよね)

◾️多彩な仲間との出会いは大切!

このゲームには《自分のキャラクター》が存在し、専用の能力(専用のエレメント=固定で使えるダイス)があります。これをマップ上のルートに従って旅をさせ、《光のカケラ》を集めていくのが目的です。(4人用なのになぜか7キャラクターいる。コマも7色ぶんある。無理やり5人以上とかでもプレイできそうだけど…?)

このキャラクターカードがけっこうかわいいので、我々グループはこのキャラクター選びからキャーキャーうるさい(笑)

「この子かわいい〜♪この子と迷う〜!」

「ワタシは絶対この子にするー!」

…と、好みで取り合い(笑)

この主人公役の持つ能力の違いがけっこう重要。(なのにみんな見た目重視でした。こらちゃんとルール聞け!)

そしてもちろん自分の持つダイスだけでは必要コストがほとんど満たせないので、じゃあどうするかというと《仲間》を集めるのです。

場の専用ボード上には、ラウンドごとに5枚の仲間カードが置かれ、そこにランダムに追加ダイスが置かれます。

それぞれがちょっとだけ違う能力を持っています。

これを手番順に獲得していくのです。(難しいことはなく、順にえらんでいくだけ)

ただし、持っているダイスはランダムなので、イチオシで欲しい仲間がたいしたダイスを持っていないとか、あまり好みじゃない仲間がダイスをいっぱい持ってたりします。

攻略を考えて仲間選びをしなければなりませんが、狙ってた仲間を先に取られたりするとけっこう悔しかったりします。

「あ〜!その子欲しいっ!猫っぽいの好きなのよ。取らないでー!」

「え⁈猫かこれ?(笑)」

「モグラじゃないの?」

「いや、少なくともモグラじゃあないな、(笑)」

「でもその子《葉っぱ》だからダイス1個しか乗ってないよ。こっちの方がお得じゃない?」

「いや、その子は可愛くないっ!」

「こらー!そーゆーゲームじゃねえっての(爆笑)」

「じゃあ私はこれにする。《葉っぱ》と《炎》が揃えば《リロールトークン》と《光のカケラ》両方がもらえるし」

「おー、それもいいんだよねぇ。けっこう悩むな」

…という感じ。

でも結局個性的な仲間が毎ラウンド増えていくので、これがけっこう楽しい♪(マンガ等でもよくある展開なので、これってワクワクしませんか?笑)

基本的に8ラウンド終了なので、最終的に仲間は8人集まる事になり、並べるとちょっと感慨深いですよ。

◾️特定のエレメントを支払って旅を進めよう!

自分用の固定ダイスや、仲間が持ってきた追加ダイスなどをまとめて振り、出た目を組み合わせて旅をします。

ダイスは普通のダイスではなく、《水》や《火》などのエレメントを表しており、ルートによってはこれを指定の数だけ支払えないと道を進む事ができません。

反対に、うまくダイス目が一致すれば、けっこうなペースで進む事ができます。(エレメントさえ支払れば、2ルート以上進んでも問題ない)

『え〜⁈それじゃあただの運ゲーじゃん』と思ったアナタは正しい。

ちゃんと対応してあって、ダイスゲームに付きものの《振り直し》がちゃんとあります。

面白いなと思ったのは、よくある《固定で2回まで》とかではないんですよ!

《仲間の能力》や《ルートによって拾えるリロールトークン》の保有によって、できたりできなかったりするんです。

さらにそれ以外にも、自分の得た《光のカケラ(勝利ポイント)》を引き下げる事で、いつでも何回でも振り直しができるんです。各自のポイント数はボード周回のトラックでしっかり表示されているので、今振り直すべきなのか?あきらめて別ルートを考えるのか?けっこう戦略を考えます。

◾️裏面はなんと別マップのお得仕様

ボードをひっくり返すと、今度は森ではなく、船で海へ旅する仕様に変わります。

エレメントの使いかたがちょっと違うので、こっちはこっちでまた進行ルートを考えなければなりません。

1つのパッケージに、事実上2つのゲームが含まれているようなものなので、これは非常にお得感が高いと思います。(でもなぜかみんな、慣れてるからという理由で森ルートばっかりやりたがるのはなぜだ?笑)

◾️かなり平和的なゲーム展開

旅するゲームだけど、相手プレイヤーのルートを妨害する手段がないので、展開は極めて平和。(我々にはちょっと毒がなさすぎるくらいですね)

悔しい思いをするのは、狙っていた目当ての《仲間》を先に取られる事くらいでしょうか。

あと、呪いの黒ダイスを押し付けたり、《呪いトークン》を与えたりしますが、そんなにダメージはないので、ちょっとしたスパイス程度の話。

展開の基本はあくまで《旅》なので、レースゲームの変形だと思えばだいたい合ってます。

ラウンドが進むごとに《仲間》が増える事で、特殊効果のバリエーションがどんどん増えていくので、そのマネージメントを考える静かなゲームでした。(ワーキャー!盛り上がるタイプではないですね)

1プレイ1時間程度の短さなので、ヘビーなゲームの後の息抜きとかに最適でした♪

ともかくモノクロの《仲間》たちが、《モノクロ》の森を旅する中で、エレメントダイスだけがカラフルな色彩を放つ、という非常に《映えるゲーム》である事は確かです。そのため非常に女子ウケが良かったです。(←狙い通り、笑)

どこかで見かけたらぜひプレイしてみて下さい。

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ぼーぐ
びーている / btail
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