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  • 1人~4人
  • 20分前後
  • 14歳~
  • 2018年~
500名
4名
0
約1ヶ月前

大いなる存在のひとりとなって、森を再生させるためにそこに棲む精霊たちの支持を集めるシンプルなタイルゲーム。

『ズーロレット』『王と枢機卿』などで有名なミヒャエル・シャハト氏の2018年の作品です。

もともとは彼の作品のひとつ『リシュリュー』(2人用)だったものを、4人用にリメイクしたものらしいです。

残念ながら『リシュリュー』はやったことがありません。実はさらにその『リシュリュー』も『王と枢機卿カードゲーム』のリメイクだというので、ちょっと存在がややこしい作品。

基本はシンプルすぎるくらいのルールを中心にして、そこに駆け引きのエッセンスを加えるというデザイナーなので、今作もかなりシンプルに仕上がっています。

今回は、その幻想的なテーマと、繊細なイラストによる美しいコンポーネントに惹かれて購入しました。(シャハト氏の作品だとは、実は後から知った)

いつものメンバーでゲームする時に紹介したら、やっぱりそのイメージから女子ウケし、4人プレイとなりました。(すまん1人は見学ね)

ルールがシンプルなので、説明にもあまり時間がかからず、ゲーム自体にも30分くらいしかかからないので、連続で2回戦となりました。

熱い盛り上がりがあるゲーム展開ではありませんが、静かに考えるゲームとしては手軽で、女性陣に好評でした♪(ちなみに、おっさんメンバーには物足りなかったみたいです。まあ仕方ないよねー。)

◾️9種類の精霊を集めよう

しっかりした厚手のタイルを横12枚、縦4列の形で全48枚を並べます。

このタイルにそれぞれ精霊が描いてあって、これを順番に取っていくだけ。本当にこれだけ。とっても簡単。

ただし当然縛りがあって

①場の両端にあるタイルしか取れない

つまり8択ですね。内側にあるタイルはラウンドが進まないと取れるようになりません。
自分の好きなタイミングで取れるわけではないのです。

タイルを取るために、何か支払うとか判定するとかはいっさい無いので、どれを選んでもいいのですが、当然狙っている精霊とかがあるので、欲しいタイルは別にあるわけですが、それはタイルが減って端になるまで取れないということです。。
 つまり、欲しいタイルがいつ取れるのかは、全員の動き次第という事になるために、判断がけっこう難しい。

②各手番には《同じ精霊マーク》を1個ぶん、または2個ぶんまで取れる

つまり端っこに2つ存在してたり、2枚繋がっていれば両方取れるというわけです。またタイル1枚に同じ精霊マークが2個描かれているものもあって、それも取れる。

ね、簡単でしょう?

◾️駆け引きのひねりが2つ

上記のルールだけだとあまりに単純すぎるので、当然ここに駆け引きや読み合いの要素が入ります。

①原石トークン

キラキラした宝石トークンを各自3つ持ち、基本的にそのうち2つを使用できます。

これは手番時に好きなタイルの上に置くことができ、《予約》を表します。(『宝石の煌めき』のタイルキープみたいなもんかな)

使える数は限られていますが、手番時にどうしても欲しいタイルにはこれを乗っけておけばいいのです。

ただし!これ絶対ではなく、自分の原石トークンをひとつ除去する事で相手の予約原石をひとつ相手の手元に戻すことができます。

②恩寵トークン

全14枚あるトークンからランダムに8枚を指定の場所に伏せて置きます。それはタイルと一緒に取ってよく、追加の精霊マークだったり、原石が復活したり、色々な効果があるのです。

しかも基本的に他プレイヤーに中身を見せないため計算が狂う要素として悩むことになるわけです。

これらのルールのため、単純ではありながら、ちょっと他の人の行動をよく見ておく必要がある展開なのですね。(このデッドヒート感がなかなかよろしい)

「じゃあ私はこれとこれを取りますねー」

「おお、それは《花の精》か。どう見ても犬にしか見えんけどな(笑)」

「でもマズイな…それで4枚か。こっちが3枚だから持っていかれるなぁ」

「この位置だと次取れないもんね」

「じゃあ俺はこっちだな。これ取るからお前の石は破壊じゃー!」

「きゃー!せっかく予約したのに何すんのよ!…と言いたいけど、そう来ると思ったからいいよ。石帰ってくるし」

「手元の石をひとつ無くすからリスクでかいな。大丈夫か?」

「う〜ん、たぶん(笑)」

「考えてないのかいっ!(爆笑)」

「いいの〜?◯◯ちゃんはトークンすでに2つ抑えてるのよ?」

「え?あ、そうか!」

「でも、そん時はそん時よ(笑)」

という感じで比較的平和?にサクサク進みます。

◾️各精霊の最大多数で得点

点数計算も簡単です。

各精霊の数を合計し、最大多数だった人だけ、そのタイル枚数ぶんの点数をもらいます。これを9精霊ぶん合計するだけ。(他にもちょっとだけ月や太陽のマークで点数が入りますが、同じ計算をするだけなので難しくありません)

点数計算が複雑なゲームは、どうも女性ウケがよろしくないようで、その点このゲームは安心です(^^)

カードゲームのように山からカードをめくっていき、「何が出た」とかではなく、最初から全部のタイルが公開されているので、運の要素はほとんどありません。

また他のプレイヤーが今何の精霊をいくつ持っているかも公開されているので、それによってはちょっと焦る。(しかも恩寵トークンの存在で、もしかすると相手のほうがひとつ多いかもしれないという可能性も考慮する必要があるわけですね。)

露骨な妨害があるわけではないのですが、ちゃんと他プレイヤーの動きを見て動かないと勝てないゲームなので、程よく頭を使います。

最近よくある自分の手元しか見ないゲームがあまり好きではなく、このように常に全員の動向を見て最適な手を考えていかなければならないゲームは好物です。

攻撃要素がなくベテラン勢にはちょっと物足りなかったみたいですが、ライト過ぎず、ヘビー過ぎず、長過ぎず短過ぎず、程よく考えるいいゲームだと感じました。

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TAT
いぬもち
touring123
びーている / btail
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Bluebear
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