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  • 2人~5人
  • 20分~40分
  • 6歳~
  • 2025年~

トーネードスプラッシュBluebearさんのレビュー

277名
7名
0
24日前

水しぶきをあげて疾走する水上バイクの熱いレースを、アナログ手法で見事に再現した斬新なゲーム。

普通ならこういうテーマはビデオゲームが得意とするところですが、このゲームのすごいところはアナログゲームとして見事に再現されているところです!(感動的!)

もともとは同人系の作品で、改定された新版が『トーネード・スプラッシュ2』の名称で流通しており、その評価は絶大で、実際に2023年にアークライトゲーム賞最優秀賞を受賞となりました。この評判を目にして『これは欲しいっ!!』と熱望していたのですが、やはりその頃にはすでに入手難となっており泣く泣く断念した記憶があります。

ところが何と、この作品がコンポーネントを豪華にしてリニューアル版としてアークライトから2025年に公式発売!めでたく入手することができました♪

■コンポーネントは素晴らしいできばえ

同人版ではシンプルな木ゴマだったものが、カラフルなプリント木ゴマになっただけでなく、水上バイクと別パーツのドライバーコマを組み合わせることができるという見事な仕様に感動しました。(差し込みがゆるゆるですぐに横から抜けちゃうんですが、まあご愛敬ということで…)

自分を識別するドライバーコマが6種類、性能がちょっとずつ違う水上バイクが全6車種とあり、問題なく6人までスムーズにプレイできるようになっています。

ドライバーは、プレイヤーが識別できるようにするためだけのもので、どれを選んでも内容に違いはありません。

水上バイクはそれぞれ、スピードタイプ、コーナリングタイプ、バランスタイプなどに分かれていて、何と使用する走行カードのセットがそもそも別々になっていることで、その走行状態が異なるようにできているのです。すごい仕掛けです。

■アナログなのに水しぶきを感じる走行シーン!

自分の手番にはこの走行カードをどんどんつなげて、その上のマス?にバイクを進めていくことで走行を表します。

走行カードを置く枚数は特に決まっていないのですが、1度の手番にはカード上の位置で「3マス」ぶんだけバイクを進めることができるので、そのぶんだけ走行カードをつなげます。

カーブを曲がるときはナナメの線に合わせてカードの向きを決まった方向に曲げます。

ちょっとわかりにくいのですが、理屈がわかればすぐに慣れます。(これ以上文章で説明しようとすると長くなるので省略、笑)

特筆すべきは、この《自分が走ったコースの軌跡》が走行カードの波しぶとしてテーブル上に残ることなんです!

これがまたリアルで美しい!

このアイデアだけでもはや「勝負あった!」という感じです。

これはもう下の写真を見てもらうほうが早いでしょう♪いかがです?すごいと思いません?

■6人でやると入り乱れて熱いデッドヒートが!

レースゲームはQ-Jet」や「レミングス」「フォーミュラD」などもそうですが、ある程度上限に近いくらいの人数でやらないとデッドヒート感が薄くなるので、このゲームも基本5~6人でやるのがおすすめです。

人数が多いと、自分のコースをブロックされることが多くなり、「やった!」「やられた!」の応酬が激しくなるのでそのぶんゲームが白熱します。そのため、他プレイヤーの動向と位置関係をよく考えたうえでコース取りを慎重に行う必要が出てくるので結構考えどころも多くなる印象です。

他のレースゲームでもそうですが、「ぼんやり何となくプレイしていたら偶然勝っちゃった!」とはなりにくいところがレースゲームのいいところですよね。(ただ、そのぶん大きく遅れすぎると、もはや勝ち目がないのも明白になってしまう、という弱点もありますが…)

「じゃあ私ねー♪これとこれと…これも置いて3マス進む…と。直線ダッシュね」

「きゃーっ!やっぱり直線は早いのね!抜かれちゃったじゃないのよ!」

「でもちゃんと曲がれるの?」

「あはは…、わかんない(笑)」

「じゃあ私はここでこれを出してカーブ…と。いけるかな?…うん、ここ置けるよね」

「おお、インへの切込みがすごいな」

「えーっ!?私の前をすり抜けたー!!」

「でもここからがきつい~。あんまりカーブのカードが残ってないのよね」

「そうかー、これ何のカードを残すかも重要って事なんだー。私ヤバいかも(笑)」

「じゃあ次って私?4位だから5枚引くのね…。いやああっ何でここで今さら直線カードばっかり来るのよ!ああ、うまく回れない~!(笑)」

「あはは最下位決定やねー♪がんばれ~(笑)」

…とこんな感じでした。

わちゃわちゃして、笑いも起きて、なかなかいい雰囲気のゲーム展開です。

無事にレースが終わると何と表彰台まで用意してあるのが粋で、勝ったプレイヤーは喜んで表彰谷コマを並べておりました。(ゲームに関係なくてもこういう工夫は嬉しいものですね)

というわけで久しぶりに斬新で楽しいゲーム体験ができたので、我々グループでは大好評でした♪またやりたいです。

《補足》

コース設定にもよりますが、かなり広いテーブル面積を要するので、プレイの際には気を付けて下さい。

【注意点】同席するプレイヤーを選ぶ必要はあるかも

何せアナログゲームで、決まったボード上の決まった位置にコマを進めるのではなく、カードを置いた実際の微妙な位置関係によって結果が変わるゲームです。(アクチュアルゲームをやったことのある人はわかるかな)

何度かいろんなメンツでやってみた結果特に感じたのは、《雑な扱いをする》プレイヤーが混じると少しもやもやするかもです。

ある1人のプレイヤーは、決して悪気があるわけではないのですが日頃からカードやコマの扱いがちょっと雑で、今までは特に気にしていませんでしたが、このゲームに関してはカードの置き方があいまいでけっこうズレていることが多く、厳密に「インチキ」とまでは言えないもののちょっと気になるプレイになっていました。

まあ我々グループは慣れっこなので、「ほらほら、〇〇くん、ちゃんと置いてね~」「こらこら、またズレてるよ~」と、女子メンバーみんなに直されておりました(笑)。(基本的にやっぱり女子の方が置きかたが丁寧なようですね)

これ知らない人同士だったりすると険悪になる可能性もあるので、そこだけちょっと気になりました。

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