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  • 3人~7人
  • 10分~15分
  • 8歳~
  • 2020年~

この世の武器は僕のものBluebearさんのレビュー

107名
1名
0
26日前

ファンタジー世界を舞台に、6種類の伝説の武器を集め、よりたくさんのお金に換金するゲーム。

2020年にクラウドファンディングで400%以上の達成率を叩き出したという技巧的なカードゲームですね。

対応人数が3〜7名と、人数が多いときに対応できる間口の広さと、『心理バトルカードゲーム』というキャッチコピーに惹かれて購入を決意しました。

そしてやってみての感想は、ゆるめの外見に反して、なかなか頭を使うやりごたえのあるゲームでした。

◾️伝説の武器は6種類

色分けされた武器カードが6種類、全66枚ありますが、均等に11枚ずつあるわけではなく、9枚、11枚、13枚のものがそれぞれ2種類ずつあります。(カードに大きく書いてある数字は、この武器の枚数を表しているのですね)

これをランダムに4枚ずつ手札に持ったらゲームスタートというわけです。

◾️やる事は意外なくらいとてもシンプル

やる事は非常に簡単で、《山札》または《全体の場(武器屋と呼ぶ)》から1枚引いたら、別のカードを《武器屋》に表で置くか、1枚を選んで《自分の場》に置くか、そのどちらかを選ぶ。それだけです。

ただし、《武器屋》にカードが公開されているのに《山札》からカードを引くなら、《武器屋》のカード全部に《お金チップ》を1枚ずつ置かねばなりません。

基本これを繰り返して、それぞれの武器について誰よりも多くの枚数を集めるのが目的です。

簡単そうに聞こえますよね。

問題はその結果によってお金(勝利ポイント)を集計するやり方にあったのです!

◾️一番になれないと大損する!!

最後の集計時に、誰がどの武器を何枚集めたかを数えます。そして、《最も多くの枚数を所持しているプレイヤー》にお金が入ります。

1位じゃないプレイヤーは、自分が持っているその武器の枚数ぶん、《お金チップ》を渡さなければなりません。しかも《お金チップ》は裏返して渡すのですが、そうすると1枚につき何と《3金》の価値に変わります。

つまり最大枚数を競うのですが、競い負けたら最後、たくさん持っているほど大量のポイントを相手に渡すことになってしまうわけです。

これはヤバイ!マジで考えますよ!

誰が今何枚を自分の場に出したかは見ればわかるし、全部で何枚が存在するかは最初からわかってますから、じりじり枚数を計算しながら《どれを引くのか》《どれを出すのか》を考えるのです!

これかなり頭を使います。

(しかも最初に山札から5枚をランダムに除外するので、ちょっとだけ計算が狂うというひねりが付いてます)

◾️多彩なキャラクターが展開をかき回す!

これだけでも十分考えるゲームですが、この作品はさらにこれに《特殊効果》を持つ《協力者カード》が加わります。

ランダムに1人2枚を持ち、特定のタイミングで発動できます。

これらはファンタジー世界ふうに《おうさま》《ゆうしゃ》《おひめさま》《しにがみ》《うらないし》などさまざま。(ちょっとイラストに癖があるけど)

これらが何と、《自分の場のカード枚数を+2として数える》とか《相手の手札から2枚奪って、要らない2枚を返す》とか《最初の手札が増える》とか、けっこう強力。

これらが入り乱れてかなり熱い戦いが繰り広げられるゲームです♪

「じゃあ私は山札から引きます。なんか揃わないのよねぇ…。」

「でもこの2枚に1金置かなきゃいけないよ。」

「え〜と、そうだった。…でもいいや、引きます」

「おお、《ソード》も《メイス》も要らないと」

「あ、来た来た♪じゃあこの《ロングボウ》を出しますね」

「うわ、ヤバイ!もう3枚目じゃないの!私2枚だから負ける!」

「全部で9枚だから、まだ3枚出てないのか…」

「とは限らんところが難しいのよねぇ…」

「待ってました!私はこの《ソード》をもらうのよ♪これで4枚目〜♪」

「そっちもヤバイ〜!」

「きゃー!私絶対勝てないじゃないの!あ〜ん、もうどうしていいのかわからない!」

「そういうときの《協力者》じゃないの?」

「だーかーら、今使えないのよ!」

「(爆笑)」

…と、こんな感じのゲームでした。


昔のライナー・クニツィア氏のゲームのように、システム自体はシンプルで簡単でありながら、癖のある変則的なポイント計算方法によって思考性の高い技巧的なゲームに仕上げた作品で、我々グループでは好評でした♪

ノリとネタだけで盛り上がるゲームよりも、このように《ちゃんと考えるゲーム》がやはり面白いです。

テキトーにやると絶対に勝てないので、けっこう頭の回転力がわかるのが面白いですね。日頃からカードゲームをやり慣れているプレイヤーはやはり強いと感じました。(だから協力者カードで変化球を入れたんだなと分かります)

1ゲーム30分程度ですし、どこかで見かけたら、ぜひ一度試し下さい♪

【余談①】

《協力者カード》の名前はなぜか全部ひらがなです。

イラストもリアル調ではなく子供にも分かりやすい3頭身イラストです。

これだけ見ると、何となく《子供向け》ゲームに見えますが、これ絶対子供向けではありません!ご注意下さい。

【余談②】

このゲーム、ファンタジー風の世界観でやってますが、やってる事はどちらかと言うと《株式取引》にイメージが近いです。

そう話していたら、1人が「これ、オインクの『スタータップス』によく似てるかも…」と言ってました。

私は未プレイなので今度掘り出してみよう(どこかに埋まってるんだよねー(笑))

【余談③】

このゲームのカードですが、厚みがあって光沢があるのはいいのですが、材質のせいなのかなぜか《ものすごく反る》のです!

これすごく扱いにくいので、ここだけ何とかならんもんですかねぇ…

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Bluebear
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