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電力会社:アウトポストPower Grid: Outpost

レーティングの登録/分布

  • 電力会社:アウトポストの画像

通常の電力会社は拡張含めてそこそこの回数やっており、その辺の比較含めてのレビューになります。
前提として通常の電力会社と異なる部分は概ね以下になります。

  • 発電所のコストは石炭/石油/ゴミ/ウランではなく人1種になりました、労働力で発電するイメージ
  • 電線の価格は毎回ランダム、1-9だったと思うのでこの辺は通常のルールよりも安い
  • 発電所以外に労働力をキープできるシェルター、固有能力を追加するカードがオークションに出てくる
  • 個人ボードが追加されており、発電所とシェルターはそこに設置する
  • 個人ボードは最初ロックされており、盤面にある発電所/シェルターの区画を購入するとアンロックされる
  • 最大で4個まで発電所が置ける、シェルターも4個まで
  • 労働力(燃料)は補充されないイメージ、第2ステージで安くなるとかもなく常に値段が上がっていく

プレイ感覚としては固有能力のカードが結構強いなというのもあり電力会社ではあるけどプレイ感は結構違います。
なにより燃料で苦しむ場面があまりないので、ここが一番違うかなと感じました。

シェルターに関して補足すると、個人ボードに設置するとここに人が常に留まってくれて毎ラウンド燃料が降ってくるイメージです。
このシェルターがあるお陰で盤面に出ている燃料がどんどん占有されていき、購入コストが常に上がっていきます。
シェルターが無くても人はお金で買って今までの電力会社のように発電は出来るのですが、このお金で買った人は発電が終わると全員共有の燃料エリアに帰っていきます。
基本的にお金で人を買うのは割に合っておらず、自分の発電所の要求燃料に見合ったシェルターを確保して発電していくとうイメージです。

この状態ではシェルターを2区画アンロック、発電所を1区画アンロック済です。
シェルターから5人が供給されるので、発電所の燃料以上に人が出ている状態になっています。

ここで問題になってくるのがオークションで何買うか?の話です。
今までの電力会社は発電所を買ってればいいんですが、今回は発電所、シェルター、固有能力の3つが市場に並びます。
発電所を買わないとそもそも発電して収入が増えないんですが、シェルターも同時に増やしていかないと燃料代が相当きついです。
固有能力を全無視していいのか?というとそんなことは全然なくて、固有能力結構強いことが書いてあります。

アイコンがそんなに難しいこと書いてないので分かり易いです。

  • オークションで買うものが5金安くなる
  • 燃料を買う時の価格が3金安くなる
  • 手持ちのシェルターの供給量が1ずつ増える
  • 手持ちの発電所の発電量が1ずつ増える
  • 燃料ナシ、発電所のスペースを一切使わずに2発電を行う(プロモカード)

この辺流れてくると流石に欲しいな…となるので、オークションで何買うのかは毎回悩みどころです。
以前の電力会社では発電量足りてるしお金使いたくないからオークションはパス、ということが結構あった認識です。
ただ今回は買うものが多い + 買ったものは個人サプライに置かれるので、4件目の発電所買ったから古いの1個破棄とかもないです。
個人サプライと個人ボードの発電所・シェルターの入れ替えは好きにやっていいと書いてあるので、割引されて安くなってる初期に出てくるような発電所も有効活用できる場面がありました。
この辺踏まえると、電力会社の拡張マップというよりは割と別ゲーっぽい雰囲気あります。

以下個人的に思ったマイナス点です。

電線代がランダム

この地域がクッソ安い!というのが無くて陣取りをやりあう感じは減ったイメージです。
ここが好きって人はちょっと合わないかもしれないなと思いました。
とはいえ、各都市に住宅以外にも発電所とシェルター区画を購入する必要があるので陣取り自体は結構やります。
極端に安い/高いという区画がなくなっただけです。

発電量が簡単に伸びる

ゲームの終了条件が概ね住宅17軒なんですが、発電量17を達成するのは割と容易になりました。
そもそも発電所を4つまで設置できる、固有能力などもあり発電量を増やすカードもある、など発電量に対する数値はかなり緩和されています。
その結果、この発電量7のカードを渡したら勝てない…オークションで頑張って買うしかない…となって元値が45金くらいの発電所が70金とか90金になったりする場面がなくなる印象です。
発電量足りないのであれば4件目の区画空ければいいだけなので、区画さえ確保できればどうとでもなります。

金額チップが見難い

そもそも通常の電力会社でも付属の金額カードを使わずにバカラチップを使ってプレイしていました。
紙なので数えるのが若干手間 + バカラチップの方がプレイ感がいい(オークションの時に)という理由です。
今回チップに変わったので付属チップでそのままプレイしてみましたが、全ての金額でチップの色が同じなので視認性が悪いなという印象があります。
参考として、バカラチップ版と付属チップ版です。
多少お値段しますが他のボードゲームでも使えるのでバカラチップ推奨です。

コンパチかな?という印象がやる前までは強かったですが根幹は同じだけどプレイ感覚は別物だなという印象になりました。
一度電力会社やってる人には是非やってもらって、違いを楽しんでもらいたいゲームでした。

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  1. 投稿者:なるみ
  • 25興味あり
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  • 12持ってる
テーマ/フレーバー
メカニクス
作品データ
タイトル電力会社:アウトポスト
原題・英題表記Power Grid: Outpost
参加人数2人~6人
プレイ時間90分~120分
対象年齢12歳から
発売時期2024年~
参考価格未登録
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