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  • 2人~5人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2020年~

プレヒストリーズ荏原町将棋センターさんのレビュー

173名
5名
0
2年以上前

ラスコー、アルタミラの洞窟がボードゲームになった!

旧石器時代ボードゲーム。30分の軽ゲーです。

テーマもよし、面白さもよし、デザインもよし、値段もよし、の4拍子揃ってるんですけど、なんか認知されてないような気がします笑。超穴場のゲームでしょう!


洞窟壁画を描きます!

描くと言っても、実際は個人ボードにタイルを配置します。しかし、メインメカニクスは、タイル配置と見せ掛けて、カードマネジメントです。

各プレイヤーは、原始人の描かれた1〜6の数字のカード2枚ずつ計12枚のデッキを持っています。同じ12枚ですが、よく見ると小さい字で、一人一人走る時速が書いてあって、その速度は各プレイヤー違います(後述)

その中からランダムで3枚を引きスタート!
スタピーは、プレイしたカードの合計が一番小さいプレイヤーです。小さい順にプレイします。カードは3枚のうちから何枚出してもOKです。

メインボードに、魚やマンモスやイノシシなどの狩場が5つあります。1×1のタイル、2×1のタイル、L字のタイル、凸型とクランク型のタイル。これらはそれぞれ面積1〜4となっており、あともう一つ、伝説の生き物(2×2)を獲る狩場があります。

↑ メインボードとスタート時の洞窟個人ボード(レイヤー)。手形はカード1〜2枚補充ボーナス。狩場は、上の方から、

面積1…1〜3負傷しながら捕獲、4以上無事に捕獲

面積2…4〜6負傷しながら捕獲、7以上無事に捕獲

面積3…7〜9負傷しながら捕獲、10以上無事に捕獲

面積4…10〜12負傷しながら捕獲、13以上無事に捕獲

伝説…13〜15負傷しながら捕獲、16以上無事に捕獲


何せ旧石器時代の人達ですから、集団で頑張るしかありません。それでもケガをします。例えば、3、4、4の3枚を出して合計11だとすると、面積3のL字型タイルが無傷で取れます。あるいは、7で面積2のタイル、残りの4で面積1のタイルの計二枚を無傷で取ることもできます。あるいは、負傷しながら面積4のタイルを取ることもできるわけです。

負傷するとどうなるのか?

それは、次ラウンドに使うカードの補充枚数に影響します。

2ヶ所の狩場で負傷すると、補充は0!

1ヶ所の狩場で負傷すると、補充は1枚

負傷無しでタイルを取ると、補充は2枚

タイルを一枚も取らないと、補充は3枚


狩場には、毎ラウンドたった1枚ずつしか各タイルがありません。

したがって、合計値の大きいカードをプレイしてしまうと、手番は多分後の方になり、欲しいタイルが取れない可能性が高いわけです。

プレイカードは同時公開で、その後変更はできませんが、別に予定が狂って使わなくても問題なく、例えば4枚出して1枚しか使わなくても、残り3枚は手元に戻ってくるだけです。

もし、合計値が同じプレイヤーがいたら?

その時は、プレイカードの中で、一番足が速い原始人を一枚、代表で比べます。そのスピードで先に捕獲したということです。

手札は、何枚貯めてもOK。次のラウンドからは、皆それぞれ手札の枚数が違っていくでしょう。

また5つの狩場が1枚ずつになるよう補充して次ラウンドです。一ラウンド2、3分じゃないでしょうか笑


取ったタイルは、後世のため、その場で壁画に表します。つまり即ボードに配置します。最初のタイルだけは洞窟の左端の辺に接するように置き、その後は、そのタイル群に接するように置いていきます。

また、ウヴェなどの一般のタイル配置ゲームと違って、荘厳な洞窟壁画は、上下反転や90°回転は許されません。つまり、動物は必ず足が下になるよう、正しく描かれないといけません。


VPはありません。

8個持っているトーテムトークンを一番早く全て使い果たしたプレイヤーが勝ちです。

トーテムトークンは、7種類ある目的を達成すれば破棄できます。ありふれた目的達成ゲームです。

7種類全て達成させる必要はなく、

・伝説の生き物を捕獲…1トーテム

・縦一列埋める…1トーテム

・横一列埋める…1トーテム

これら3種類は、何回でも達成しても構いません。

残り4つは、スタート時に設定した目的カード4枚です。

↑ 目的全7種類。上のカードは、沢山ある目的カードの中で最近好みの4つ。目的カードは、達成一番手は、トーテムを2個捨てられる。(一番右の目的は3個!)

誰かが8個目のトーテムを捨てた瞬間、ゲームは終わります。

↑ トーテム残り2の白プレイヤー。5枚の手札から、1、2、4、6の4枚(合計13)をプレイし、伝説の生き物を取れば、壁画上部に嵌めて、伝説1+横一列1の計2トーテムが一気に捨てられ、ゲーム終了だ!

↑ しかし、その時の黄プレイヤー。トーテム残り1つ。伝説の生き物は取れるが、実は、写真左の目標タイルの一つ「同じ動物8つのかたまり」が未達成だった。そしてちょうど面積1の魚が狩場にいるので…。5のカード1枚をプレイ。白プレイヤーは計13だったので、黄色プレイヤーがスタピーとなり、黄色の勝利。同ラウンド内でも早い方が勝ちとなる。

もし黄プレイヤーが伝説の生き物で終わりにしようと、5、6、6の三枚を出していたら、計17で、スタピーは白となり、白が勝っていました。


プレイ感は「ニューヨークズー」と同じですが、スピード感が異常に早いです笑

こういう作りは、必ず接戦になりますね。特に終盤は逆転が多いので、どこが敗因だったか素直に反省できるゲームでもあります……💦

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18toya
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maro
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荏原町将棋センター
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