デンジャー荏原町将棋センターさんのレビュー

部長F「数字だけのメイフォロートリテが現れた」

ここはFTW研究会改め数字カード研究会の部室。

部員T「スーツ無し、整数が順列で1枚ずつ。カード構造はFTWと同じですね」

部員W「あれはゴーアウトだから話は別。ゼロの恐怖に近いかな？」

F「いや、あれは順列1枚ずつじゃない。同じ数が何枚もある」

T「スーツが無しメイフォローだったら、ゲームになりませんよ」

W「トリックに勝ったら、トリックのカード全部貰えるみたい。普通ですね」

F「そう、勝って得たカード達は、十の位の数字ごとに分けて手元に置いていく」

T「じゃあ、大きい数字が必ず勝ち易いし、小さいカードは負け易い」

W「ハーツ系のようなマイナス要素も無いし、すくみ要素も無い！配牌で決まる」

F「ラス番が超有利なトリテなんだ。ラウンド前にブースタードラフトはするよ」

T「いや、回しても意味無いでしょう！笑。みんな小さい数字を渡すだけ」

W「様変わりしないね。得点方法はどうなってるんですか？」

F「手元で連番(デンジャー)になったカード達は得点対象にならない」

T「後で勝って収集したカードも、デンジャーにくっ付いたらデンジャーですね」

W「でも、勝たなければ得点が入らない。じゃあ、やっぱり大きい数字が強い！」

F「連番になってない独立したカードのうち一番小さいものを得点化するんだ」

T「十の位ごとに分けて置いているので、それぞれで得点するんですね」

W「例えば最後、20、21、23、26、28、29となったら、23が得点ですね」

F「得点は、一の位の数字。だから23の場合は3点なんだ」

T「それを各十の位ごとに1枚ずつ合計する」

W「4人プレイの時は10〜49までの40枚。だから一桁の0〜9が無いのか」

F「手札9枚で8トリック行なう。最後の1枚は使わない」

T「4人プレイだと、10台、20台、30台、40台の4枚が得点対象ですね」

W「19、29、39、49がそれぞれ、MAXの9点だ」

F「さあ、ここからが本題だ。どうやったら高得点が取れるか」

T「手札に49があったら9点確定か…」

W「いやいや、後に40や41とかで勝ったらどうなる？」

F「そう、その場合0点や1点に変わる。勿論後で48で勝っても相殺され0点だ」

T「そうか、単純じゃないな。49で勝った後、40台で勝たなきゃいいんだね」

W「49以外、残りの手札が小さい数字ばかりだったら9点キープできるね」

F「確かにそうだが、残り7トリック全負けになるぞ」

T「そうか、10台、20台、30台でもそれぞれ高得点のカードが欲しい」

W「だから大きい数字がないと、勝ってカードが取れない」

F「大きい数字と言っても、40や41ぐらいだったら39の方が価値が高い」

T「ただ、39は40台のカードで狩られると痛いですね」

W「29、19も同じことが言える。高得点だけど、狩られる可能性が高い」

F「だから、19とか18とか高得点の小さいカードは迂闊に出せない」

T「確かにラス手番が有利ですね。勝って親権取ったら、すぐ負けなくちゃ！」

W「そのためには、手札に小さいカードも必要」

F「ラス番でない人は、一の位が小さいカードを出すしかない！」

T「もしラス番でない人が49出したとしたら、40や48を付けられますね笑」

W「19出すのも良くないですね。ラス番がその19を奪ってしまう…」

F「ただ、後のトリックで勝った時に、10や18のおまけが付き易い」

T「49と違って、19の9点は最後までキープしづらいですね」

W「相手の高得点のカードは、連番をくっ付けてしまえばいいんですね」

F「あるいは、一の位が小さいカードを取らせる」

T「逆に手元に、22とか31とか、弱い数字を引き取っていたらどうしよう？」

W「もう一の位を大きくすることはできない…」

F「いや、自分で相殺すればいいんだよ。他の独立カードに変わる」

T「なるほど！一の位が大きくなる。すると、手札構成、ドラフトが大事ですね」

W「40台の大きな数字と、親権を負けるための10台の小さい数字は必須」

F「ドラフトは9枚のうち3枚キープして6枚左に回すんだ」

T「珍しいブースターですね。そしてまた3枚キープして残り3枚渡す」

W「つまり最後の3枚は、完全なる残り物ガチャ。一の位が弱い数字が来そう」

F「20〜23あたりは弱いし、確実に負けるわけでもないので欲しくない」

T「49がある場合は、他の40台のカードを沢山持たないようにする」

W「38、39あたりも手元に欲しい。大きいし得点も高い」

F「30、31、32あたりも弱い割りに下手したら勝っちゃうし、微妙だな」

T「やはり、みんな一の位が大きい得点源をキープするでしょうね」

W「ただ、トリックに勝つためには、弱い40、41なども持っておきたい」

F「そう、39、38とか29、28とかの得点源も奪えるようにしておかないと」

T「40台で勝てば、30台、20台、10台のカードが一気に取れるかも」

W「しかし、一の位が小さい数字ばかりだと、ラス番でも取らない」

F「そう、ラス番も、負ける必要があるんだ、特に序盤は」

T「起家(第1トリックの親)は初手10〜12を出して、まずは負けるべきかな」

W「下家(左隣)に勝ってもらうと、ラス番になれますね」

 F「3ゲーム行なって、総合計で勝負が決まるんだ」

T「2ゲーム目の親は、当然、1ゲーム目一番得点が多い人ですね」

W「一の位9と0は、連番(デンジャー)になる確率、低いですよね」

F「そう、だから10、20、30、40を取るぐらいなら取らない方がいい」

T「取ったカードはこのように上から、得点→次点独立→デンジャーの順で」

W「この場合、計8点だね。こう考えると、各十の位5点位でも十分な気がする」

F「1ゲーム15点取れれば十分優勝ライン。難しいけど、遊んでみてね！」