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  • 3人~10人
  • 10分~15分
  • 8歳~
  • 2019年~

パラシュートパニックうえにぃさんのレビュー

146名
2名
0
2ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

パラシュートで降下しながら、妨害、入れ替え、チキンレース!

「パラシュートパニック」は、場にカードを出して貯めて、落下距離を競うゲームです。

セットコレクションのような文言で書きましたが、すこし勝手が違います。

カードを使ってチキンレースをしながら、他の人が墜落するように仕向けたり、風で飛距離が変わってしまったりと、他人の足を引っ張れるパーティゲームです。


最初に山札を準備します。

500のカード3枚とR.I.P.カード、ランダムな6枚のカードをシャッフルした10枚の束を、それ以外のカードをシャッフルした束の下に置いて山札とします。つまり、最後の10枚のどこかに500とR.I.P.がある状態です。

プレイヤーはプレイ人数に応じて山札の上からカードを引き、手札としてゲーム開始です。

自身の手番になったら、1.山札からカードを引く 2.自身もしくは誰かの場にカードを置く このうちどちらかを行います。これをもう一回やりましょう。行動の仕方は(2通り×2回)で4通りですね。カードを置く時は、自身の向きに(カード名が上になるように)置きます。

また、自身の手番の時、自身の手札がないなら、上記の2種類の2回行動とは別カウントで、自身の場のカードをすべてひっくり返すことで「パラシュートを開く」ことができます。開くことで、試合から先に抜けます。一度開いてしまうと、ゲームが終了し結果を確認するまで手番がスキップされ、落下距離を伸ばすラウンドには参加しません。

行動し終わったら次の人の番です。


カードは複数種類あります。

数字カード:場にあれば、書いてある数字分の落下距離を伸ばせます。

CLICK CLACK(カチカチッ):好きな人の場に置き、パラシュートのセーフティを外したり付けたりします。ゲーム終了時、自身の場にあるこのカードが奇数枚なら、パラシュートを開いていても、パラシュートが外れているため墜落して脱落です。

WIND(突風):全員が、一番上のカードを隣の人に渡します。渡す方向は、雲から伸びている矢印の向きです。WINDを置かれた人は、一番上においてある、今出されたWINDカードを隣に渡します。

RISK(危険を承知):誰かの場に置いたなら、その人の手札をランダムに2枚得ます。自身の場に置いたなら、即座に山札から2枚引きます。2枚引く=自身がパラシュートを開けるまで遠ざかる、ということで「危険を承知」なのでしょうか。

SOLO(単独行動):次の番までSOLOの上にカードは置かれません。つまり、誰かからの妨害を受けないということ。WINDカードも影響しません。次の自身の番になると効果は終了、捨て札にします。

500:数字カードの中で最も大きな数字で、山札の下から10枚のうちのどこかに入っています。コイツを引くか抜けるかでチキンレースをすることに。

R.I.P.:このカードを引いた時点でゲームが終了します。パラシュートを開いていなかった人は全員脱落です。山札の下から10枚のうちのどこかに入っています。このカードを引いた人は、引いた時点でパラシュートを開いていない状態でゲームが終了するため、まず脱落です。

これらを駆使して飛距離を伸ばし、妨害を加えていきます。


また、自身の場の札を遡って確認することはできません。つまり、カチカチッが何枚あるかを覚えつつ、飛距離がどれぐらいだったかも覚えておかなければなりません。さらに、山札の枚数カウントも禁止されているため、どのあたりからR.I.P.が出てくる可能性があるかも分からず、ヒヤヒヤしながらゲームを進めていくことになります。

場のカードはどんどん溜まっていく一方で、山札はどんどん減っていきます。


全員がパラシュートを開くか、誰かがR.I.P.カードを引いた時点でゲーム終了です。

まず、パラシュートを開いていない人は墜落して脱落です。

また、パラシュートを開いていても、自身の場にClick Clack(カチカチッ)が奇数枚あった場合も脱落します。脱落しなかった人たちの中で、数字カードを足した距離が一番大きい人が勝者です。もし同点なら、勝利を分かち合いましょう。


外箱は真四角で、その中に左右にスペースが余る感じでカードを収納できます。サマリーも1枚入っていて、そちらも分かりやすいですね。できれば人数分あったほうがよかったのかもしれませんが、最大プレイ人数が10人であることを考えると、サマリーがかさばってしまうため、あと2〜3枚あればよかったと思います。

ヨーロッパ発のゲームだからか、説明書が多言語です(ヨーロッパの言語たち)。日本語の説明も分かりやすかったです。カード名も英語と数字がメインですし、何より難しくないので、他国の人とやる機会があったときにもやりやすいでしょう。たぶん。


私的な感想

ライトゲーム、パーティゲームとしては優秀だと思います。

他人に対して「今カチカチッは〇枚だよ」などと言って惑わせる盤外戦術をやったりなど、大きな盛り上がりはありませんが、小さくもないといった、ちょうどいい具合です。軽い気持ちでチキンレースができます。

最大参加人数が10人なのもいいですね(まだ3、4人でしかやったことがないため、ゲームバランスや面白さに関しては分からない)。インストも難しくありませんし、これといった勝ち方、戦法のようなものもないことも相まって、誰かを気軽に誘いやすいゲームだと思います。


ゲームを続けるうちに、落下距離を稼ぐためにまだ粘り続けるか、安全だと判断してパラシュートを開くかを悩むことに。とくに500が出始めたら、山札が残り10枚を切ったということで、同時にR.I.P.も警戒しなければなりません(結局は運なのでお祈りゲーミングですが)が、500は落下距離をかなり稼げるため、粘るかどうするか…?とジレンマを抱えることに。

また、手札が無くならないとパラシュートを開けないため、そのことも考慮しながら手札枚数を管理する必要があります。とか考えていると今の自分に溜まっているカチカチッが何枚か分かんなくなってきて…

と、結構考えることは多いです。


一応、全カードの枚数を知った状態で引いた手札の枚数を数えたら、山札に残っている枚数は逆算でわかってしまいますが、煩わしいですしなんかズルしてる気がするのでやめたほうがいいでしょう。


意外とカチカチッでセーフティが外れて脱落する人が多い印象でした。このままでは脱落してしまうと思っていても、カチカチッが引けずどうしようもなく、そのまま脱落してしまうパターンをよく見かけます。4人でやっていると、1人だけ生存して勝利が確定、なんてことも…

なんなら手札が全員溢れていたり、変に飛距離を稼ごうとしてR.I.P.を引いてしまい、全員脱落…という会もありました。これはこれで盛り上がりましたね。


ヒリつきすぎずにチキンレースができる、なかなか楽しいゲームです。

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