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  • 2人~7人
  • 20分~60分
  • 10歳~
  • 2000年~

あやつり人形world_of_bearさんのレビュー

581名
1名
0
7年弱前

ラウンド毎に異なる性格のキャラクターを使い、自分に有利な建物を作っていく。中難度くらいに思えるが、実際にやってみると非常にシンプル。このゲームの良いところは「考えるべきポイントが限定され」、「自分本位に動いても成立し」、「他者との関わりも保てる」という三点だと思う。


例えば、キャラクターを選ぶ時は基本的に自分の事情を考慮すればいい。もちろん、他者の有利なキャラクターを奪っておく、暗殺や泥棒をする、といったこともできるが。また、建物を建てる時も自分のコイン事情や色事情だけを考えればよい。もちろん、他人の建物数から逆算して勝負時を考えることもできるが。


考えようと思えば、いくらでも考えられる。ただ、個人的な感触だと、全く自分本位に動いても勝てる時は勝てる。勝率はそんなに変わらないように思う。考えるほどドツボにはまり、自滅するパターンもあるから。無心がむしろ強い場合もある。


自分本位に進めていいゲームは得てして他人との関わりが薄くなるものである。ところが、このゲームは毎ラウンド頭にドラフトがあるため、最低限誰かと競合することを迫られる。自分本位ではあるが、その行動が結果として他人の邪魔になることがある。考えるのは最低限、しかし、他者との関わりはそこそこ生まれる。


ボードゲーム会をよくやるのだが、半数くらいは「ボードゲーム初めてです」ということになる。そういった方にまずプレイしてもらうのが『ごきぶりポーカー』なのだが、そこからゲームらしいゲームに移行する時、この『あやつり人形』が重宝する。

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Nobuaki Katou
大賢者
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