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  • 2人~4人
  • 30分~45分
  • 8歳~
  • 2018年~

ブルーラグーンBluebearさんのレビュー

648名
8名
0
5年以上前

テーマ性は置いておくとして(笑)、システム的な切れ味には抜群の定評があるライナー・クニツィア氏の作品とのことで、信頼して購入。

ボードには明るい色調で南の島々が8つ描かれており、全体はウォーゲームがやりたくなるような6角マスで仕切られており、テーマとしては、それぞれがここにたどり着いた部族グループとなって、互いの勢力範囲を拡大し、その繁栄を競うものです。

やることは最近のゲームの中では断トツのシンプルさで、手番には自分の部族コマ(これがけっこう厚みがあってしっかりした丸いコマでいい感じ)を1個どこかに置くだけ。ただこれだけです。

ルールに慣れてくると一人の手番が5秒もあれば終わるので、ちょっとぼんやりしていると「えっ!?もう俺の番?」という感じ。

置き方のルールも単純で、第1ラウンドではどこかの海(海岸)に船の面のコマを置く。→そこから隣接するように陸の面のコマを置く。この組み合わせで展開します。

けっこうボードはせまいので、あれよあれよという間に島々のエリアがどんどん埋まっていき、各自のコマ(4人プレイなら20個)を置き切るか、ボード上には資源コマ(石とか竹とか水とか、南国っぽい)が置いてあるマスがあって、そこに部族を置いたらその資源が確保できるのですが、この資源を取り切ったら終了。

第2ラウンドも基本的に同じなのですが、スタートが違っていて、第1ラウンド中に置けるコマには村(けっこう立体の家コマがかわいい)があるのですが、この村だけ残していったん全部族コマを取り除き、今度はこの村コマから隣接するようにしか置けません。(なので前半戦でどこに村コマを置いておくかが非常に重要になるわけですね。)

何で2ラウンド目に部族コマがいったん全部消えてしまうのかはミステリーです(笑)。

ラウンドが終了したら、どのくらい部族コマがつながったか、とか、どの資源をどのくらい確保できたか、とか、6種類の得点方法があって、これをそれぞれ計算して合計し、これを2ラウンドぶん合計して最も得点の高い部族が勝利です。

感心したポイントとしては、

①上で述べたように、とにかく展開が速い!そんなに複雑に悩むポイントが無いので、気軽にポンポン置いていけます。この手軽さは貴重です。慣れれば1ゲーム(2ラウンド)やって30分くらいです。

②ボードやコマが非常にカラフルで豪華。傍らにカクテルでも置いたらもう最高です。女子受けも良かったですね。

③最初の印象は、あまりに単純すぎて盛り上がらないかと心配したのですが、さすがにクニツィア氏のひねりが入っていて、基本的に得点源である資源コマ争いになるわけですが、そのため部族コマを置き切る前にこの資源コマが尽きてしまい、自分の計画と違うタイミングでゲームが終わってしまうのです!

このギリギリで届かない感が、負けた時にすごく悔しい。

惜しい点としては、得点計算がちょっと面倒なことくらいでしょうか。(でも豪華な記録パッドが付属しているので、項目ごとに記入していけば間違いはほぼ起きませんね)この点は、複雑でめんどくさい欠点ととるか、複数の勝ち筋を組み合わせられる利点ととるかで好みが分かれるかもしれません。

「じゃあ次俺ね。ここに船。この島に次は上陸じゃあ!」

「げっ、やられた。じゃあ俺もそこへ伸ばそう」

「え~っ!何でこっちに来るのよ。あっちの島がまだ空いてるじゃない。」

「いや何となく…(笑)〇〇ちゃんこっち来そうだから」

「じゃあ私はその隙にここに置いて『ティキ像』をゲットね。」

「う…もしかして4個目取られた?」

「ちょっと!誰か止めないとやばいって!(笑)」

「やばいやばい、ゲーム終わっちゃうよ!俺まだこれからこっちを伸ばすんだからちょっと待ってよ!急いでとりあえずこっちへ置いちゃおう。」

「あああっ!、ちょっと、何でそこ止めるかなぁ~、計画狂ったやんか。」

「だってだって、もうそこ置くしかないじゃん~!」

という感じで盛り上がります。

なかなかお勧めの傑作ですよ!

初プレイの際の注意点

①部族コマを置き切る前に「資源コマ」が尽きたらその瞬間に終了なので、これは最初に良く説明したほうがいいです。何となく部族コマを全部置き切ったら終了…に見えますが、そうではありませんので要注意です。初回ではこれを聞きのがした奴が「ぐあああ~そうだった~っ!」となったので(笑)

②第2ラウンドは、村コマからの配置で、任意の海から上陸できません。同じようなプレイなので間違いやすいのですが置けるところが変わると展開が全然違います。

1ラウンド目に村コマをあらかじめどこに置いておくかを良く考えておかないと2ラウンド目にたちまち行き詰ります。初心者にはよくアドバイスしたほうがいいでしょう。

【捕捉】

うちらのグループ的には4人までしかできないのが難点です。ちなみにこのゲームは、全体が大きく2ラウンドに分かれており、1ラウンド目を引き継いでの2ラウンド目で最終決着がつくことと、1ゲームあたりにかかる時間が短いことで、我々のグループでは、「2ラウンド目にメンバーが交代する」という方法で8人プレイを実践しました。(チーム内であれこれ口出しをすることで盛り上がり、これけっこう楽しかったです。)余談ですね。

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