【10段階中10】※最下段に6歳児とのプレー模様記載少々あり
率直な感想として、私自身まだまだボドゲの経験は非常に浅いですが、今まで経験した中で一番面白いボドゲと感じました(あくまで個人的な見解です)。
以下理由を箇条書きします。
<プラス>
1.得点が可視化されていること。色彩とも相まってボード自体の機能美。ターン毎でボード上の経過からおおよその各人の得点状況が分かる。これによってターン毎に自分がこれからどの位攻めるべきか守るべきかの指標が分かりやすい。トップにいつどの得点パターンで躍り出ることが可能か、現在のトップをどうやって妨害するか。トップだけでなく各人の仕掛けをどのように阻止するか、誰が阻止するか、阻止しようとすれば自手が1手番遅くなってしまうのでそれでも阻止しにいくのかどうか等が非常に悩ましく面白い。ゆえに、インタラクションは強め。この点はカタンに似ているかな。
2.仕掛けどころが多数存すること。高得点の島を攻めるか、万遍なく手駒を散らすか、リソース獲得を重視するか等など。将棋を彷彿させるかの如く。どこに手駒を置くかは各人の自由。この自由度も堪らなく面白い要素。囲いをつくってまず守りからなのか。それとも大駒を中心に攻めに徹するか。
3.上記1,2にも関連しますが、局所的な競り合いがボード上でいくつも勃発。どこをキープして、どこを捨てるか。これまた非常に悩ましい。
4.海から上陸、村から基点などストーリーと手番が絶妙にマッチ。これ大事。
5.(これは良くも悪くもですが)前後半が毛色がかなり異なる。違った楽しみがある。また掛かる時間も後半はかなり短い。慣れてきたからという点も理由としてあるが。
<マイナス>
1.表示時間が30から45分となっていますが、上記のような悩ましさから長考が否めない場面もあり、倍くらいの時間を要しました。これはこれでありですが。
2.(これはマイナスとまで言い切れませんが)前後半に分かれているのは、別れていないと巻き返しが難しくなるからだということであろうが、実際に巻き返すことはなかなか難しいかもしれない。
<総評>
運要素がほとんどない(最初のリソース配置位かな)ガチゲー。
最後まで悩ましさ満載で非常に楽しめました。
囲碁や将棋,カタン,レーベンヘルツ新版が好きな人にはめちゃ刺さると思われます。
また上記は3人でプレーした感想です。4人までプレー可能ですが、4人だと盤面がかなり狭いと感じるからまた感想が多少変わる可能性がありそうです。実際3人でも盤面はちょっと狭いなと感じました。
これはリプレイ必須。
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先日6歳児と2人プレー。
分かりやすくすためと初プレーだったので、前半戦のみ。
30分でサクサクと。ルールは簡単なのですので問題なし。
得点パターンが多岐にわたるのですが理解はした様子。
2人プレーということもありガチアブストラクトだったので点数は大人の圧勝でしたが、「面白い。またやりたい」はもらえました。
前半のみなら30分でプレーできるのでこれは重宝しそうな予感。