ブルーラグーンは四角い大箱なのですが、なんとルールはたった4ページ。シンプル!クニツィアらしい。
大きく探検フェーズと居住フェーズに分かれていますが、やることはだいたい一緒です。コマを置くだけ。それぞれのフェーズが終わったら得点計算をします。合計点が高いプレイヤーの勝ちです!!
手番では、空いているマスに村コマか部族コマを置きます。部族コマをカヌーの面を表にして置く場合、水上であればどこにでもおくことができます。ただし、水の上に置いても得点には繋がりません。つなげて陸上に村コマか部族コマを置いていくことで、得点になります。
4人戦と2人戦の2回やってみました。こちらは4人戦終了時の盤面。初プレイだったのでルールで推奨されていた通り探検フェーズで終わりにしました。
得点はこんな感じ!エリアマジョリティとセットコレクションで得点になります。ストーンサークルにはペリドット(緑のコマ)があったりして、そういう資源コマは1セット集めると10点です。
3~4人で遊ぶときは、他のプレイヤーとバチバチせずに、空いている場所を見極めて陣地を広げていくのが強そう!実際に89点で買ったプレイヤーは、8個の島全部にコマを置くことができたので、強かった!!
2人戦。探検フェーズの中盤くらい。カヌーだけは自由に空いているマスに置くことができるので、探検フェーズはカヌーを拠点に陣地を広げていく感じになります。探検フェーズが終わると得点化して村コマだけを残して居住フェーズに移ります。居住フェーズはカヌーでも好きなところに置くことができないので、村コマが拠点になります。
2人で遊ぶときは、まるで囲碁のように、ばちばちしたせめぎあいになります。実際、初期セットアップでストーンサークルに置く資源コマはランダムですが、ゲームが始まると運要素のないアブストラクトです。
各島でエリアマジョリティによる得点があるのですが、相手が6点や8点取ることは自身が6点や8点を失うのと同じなので、差が出やすい場所だと思います。
この色鮮やかなボードとコマで、このじわじわとしたせめぎあいが楽しめるゲームというのは、なかなかいいなと思います。2人ならコマは30個あり多いように見えて、特に後半は1手1手がとても重い。相手の狙いも考えて、差をつけられないようにしつつ自分は得になるエリアはどこか、見極める目が大事です。
ほぼ同じことをやるのに2つのフェーズに分かれていて2回得点計算をするっていうのは、新しいですよねー。探検フェーズでは水上ならいつでもどこでも置けるし自由に見えて、居住フェーズに向けて村コマを配置しないといけないし、居住フェーズはカヌーがない分融通が効かず、より1手1手が重くなります。
個人的にめちゃくちゃ面白いしまだまだ遊びたいのですが、プレイ感としてはいい意味で地味なので、うまく楽しさを伝えられない!
遊んでいるときも、みんな、「あー、そこ行くか。。」「なるほど、そういう意図で・・・」といった感じで考え込んでいます。楽しんでいるのですが、声をあげて盛り上がるタイプのゲームではないです!
特に2人プレイの場合は運で負けたというのが絶対にないので、かなりの真剣勝負ですね。けっこうな量のスコアシートがついているので、もっといろんな人と対戦してみたいなー!