- 3人~6人
- 30分前後
- 8歳~
- 2005年~
ポイズンレモネードさんのレビュー
ポイズンと言えば布袋か反町。
薬を大鍋でグツグツする魔女のゲームです。
ちなみにこれのリメイクに
「パン屋の1ダース」とゆう
ドーナツにテーマを変えたゲームがあります。
友人たちと6人でプレイました。
ルールは簡単。
場には大鍋のタイルが3つあり、
全員に50枚あるカードを配りきります。
カード構成は赤、青、紫色のカードが14枚ずつ
各色、1、2、4、5、7どれかの数字が記載され
1、2、5、7の数字のカードが3枚ずつ。
4だけが2枚ずつの合計14枚。
それとは別に毒薬カード(緑で数字は4)が8枚。
アホになる3とその倍数のカードがないので、
そこに数学博士クニツィア氏の
何かしらの意図があるのかもしれません。
僕はアホなのでよくわかりません。
自分の手番ではカード1枚プレイ。
カードはどれかの大鍋上にプレイするんやけど
これには制限があって
まずどの大鍋にもカードがない場合は
好きな大鍋にプレイできます。
んで大鍋に最初のカードがプレイされたら、
以降、その大鍋は、その色専用の大鍋になり、
その色のカードは全て、
その大鍋にプレイしなくてはなりません。
ただし例外的に
毒薬だけは色関係なくどの大鍋にも投入可能。
もし最初のカードが毒薬なら、
他の色のカードがプレイされるまで、
その大鍋は色が決まらないんですが、
他の2つの大鍋の色が決まっていたら、
自動的に残りの色専用にはなります。
そしてカードをプレイする時、
その大鍋の全カードの合計数が13を超えたら、
手番者は、そこにあるカードを全て引き取り
プレイしたカード自体は大鍋に残されます。
例えば5のカードと4のカードがある大鍋に
4のカードがプレイされたら、
ギリギリ13なので、引き取りはなし。
次にその大鍋に誰かがカードをプレイしたら、
それがどんな数値でも、
そこにある5と4と4のカードを引き取り、
自分のプレイしたカード自体は
大鍋に残されたままになります。
引き取ったカードは、
手札とは別に自分の前に伏せて保持し、
全員がカードをプレイしきったら、
ラウンド終了で得点計算。
自分の保持するカードは1枚につき1点で、
このゲームでは得点が少ない者が優勝なので、
得点は全てマイナス点です。
ただし全員の保持するカードを比べあい、
各色ごとに一番多い枚数を保持してる者は
その色のカード全てを捨てることができます。
つまり、赤で最多、青で最多、紫で最多の者は
各自、その色の全カードを捨てれるので、
マイナス点が減るってことです。
ちなみに同数で一位の時は捨てれません。
そして毒薬ですが、毒薬は絶対に捨てられず
しかも1枚で2点です。
なので毒薬は誰だって引き取りたくなーーい。
ラウンドが終わるごとに
スタートプレイヤーが左隣に移り、
全員がスタートプレイヤーをやると
ゲームが終了し得点が一番少ない者が優勝。
要するに、このゲームは
なるべくカードを引き取らないよう
13を超えないように大鍋を選んでプレイし、
もし大量に引き取ることになれば、
毒を食らわば皿までの精神で
むしろ特定の色を集めた方がえーかもね。
ってゆうゲームです。
実際のプレイでは、
最初はのんきな会話をしながら
お気軽にカードをプレイしてたんだけど
カード2、3枚ですぐに大鍋が13に近づき、
あっとゆーまにどの大鍋もバースト状態
「ひえー、もうどの鍋もやばいやーん」と
まるで黒ひげ危機一発が3つあって
どの黒ひげも飛び出しそうな感じで
これで盛り上がらないワケがありやせん。
ただしカード運やみんなのプレイ次第ですが、
だいたい1ラウンドには
誰でも何回かカードを引き取ることになり、
極々マレに0枚の者が1人か2人いるくらい。
だから特定の色で一番多い枚数になって、
そのカードを全て捨てれるってのは
プレイヤーには、かなり魅力的に映ります。
それにカードをどっちゃり捨てるってゆーのは
まるで溜まった汚れを
一気に洗いながす気持ちよさといいましょうか
カードを捨てれる嬉しさを味わいたいが故に
誰だって、そーゆうの狙っちゃいます。
つーことで、プレイヤーは自分の手札を見たら
もしカードを集めるなら、どの色にしようか?
と自然に考えちゃったりするワケです。
しかしそこに罠があります。
このゲームは状況変化のスピードがかなり早く
色を集めることに固執なんかしてたら
逆に負けちゃう可能性も高くなるのです。
大鍋にカードが溜まり、
よしあの大鍋をバーストさせて逆に集めようと
虎視眈々としてたら、目の前で掻っ攫われたり
特定の色を2、3枚集めたら
急にその大鍋に毒薬を入れられまくったり、
でもだからこそ余計にヒヤヒヤ焦るし、
毒薬の溜まった大鍋を前に盛り上がります。
目まぐるしく変化する事態に
コロコロ戦略を変えて対応しなくてはならず
そのために、どこで作戦を切り替えるか、
どのカードをプレイしたらえーんか、
その駆け引きが楽しいとゆーワケです。
それにしても6人もいると、
戦略なんて、ほぼ無駄じゃないかと思うほど、
自分の番がくるころには大鍋が変化してて、
どーやったら勝てるのか全くわかりません。
それにここのレビューでも指摘されてましたが
6人プレイは6ラウンドもあるので、
ちょい長かったかなー。
軽くオープニングプレイのつもりで遊んだのに
バッチリメインくらいの長さで、
若干、疲弊しました。
3人から4人くらいがちょうどいいのかも。
おもろかったけど6人は多すぎた。
もしどうしても5人以上で遊ぶなら
ラウンド数を3〜4ラウンドにして
プレイすることをオススメします。
スタートプレイヤーになれない者も出るけど
あんま先行有利とか関係なさそーやし、
それ以上にラウンド数が長い方が、
ゲームがダレてしまいそうで
そちらの方が問題になりそーやから。
こーゆうカードを出すことを我慢したりする
いわゆる洗面器ゲームは数多くあれど、
洗面器が3つもあったり(大鍋だけど)
むしろ我慢せずに突っ走った方が有利ってのは
選択肢や駆け引きの幅も広がって
ヒーヒー悩みがいがあるってもんです。
洗面器が嫌いでなければレッツプレイ!
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