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  • 3人~4人
  • 60分~90分
  • 13歳~
  • 2023年~

勇者と創る異世界酒場レモネードさんのレビュー

139名
1名
0
20日前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

異世界転生した居酒屋の店主になるゲーム。

友人たちと4人プレイしました。


小箱でカードメインのゲームですが、

中身はかなり濃い濃度で、

どっぷり世界観にハマらせてくれちゃいます。


感覚としては90分くらいの重いゲームを

しっかりプレイしたくらいの感覚に近いかも


ちなみに若干の攻撃要素は有りです。


では簡単にルール説明。


コンセプトは、居酒屋の店主が、

突然ファンタジーの世界へ異世界転生し

そこで酒場の商売をしようと思ったのですが

食材が全くないことに気づきます。


そこで、お客さんとして店に来る

勇者や魔法使いや盗賊、賢者などの

ファンタジー界の住人達に手伝ってもらって

そこらにいるモンスターを倒し

それを食材にして居酒屋を営むってゆう設定。


ゲームの長さは全部で5ラウンド

1ラウンドは4つのフェイズに分かれてます。


まずは食材のモンスターを探索するフェイズ。

レベル1から3のモンスターカードの山があり、

予め、場に2枚ずつ公開されております。


んで、時計回りに各手番では

そこから倒したいと思うモンスターを1枚選び

自分の前に並べて置いていきます。


これは手番がくるたび、辞めたいと思うまで

何枚も獲得可能で、パスした者は以降スキップ


ただし、後で説明しますが、

あまりにも沢山のモンスターを標的にすると

倒せず逃がしちゃう事態に陥り、

そーなると店の評判が落ちてしまいます。


全員がモンスター集めを辞めたら次のフェイズ

次は自分の店に来るお客さんを集めるフェイズ


お客さんってのは、ファンタジー界の住人達で

勇者とか戦士とか魔導師とか武闘家とかの

RPGでお馴染みの奴らで全部で20枚あり、

全員、違う役職です。

中には遊び人とか料理人とかもいます。


こいつらを獲得して(店に来てもらって)

一緒にモンスター退治をするのです。


と、その前に、

このフェイズの手番順をまず決めます。


ここでの手番順は、最初の時計回りとは違い

手番順カードがあるので、それを獲得していき

その手番順カードの番号順に従います。


集めたモンスターにやりがい度ってのがあり

その合計数値の高い者から1→4番と決まります


この手番順はわりと重要で

お客さんのカードは常に場に4枚並んでますが

そこから各自1枚ずつ選んで獲得していくので

順番が遅いと、欲しいお客さんが手に入らず

他の者に先に獲得されてしまいます。


なぜやりがい度が高い順から優先かというと、

モンスターを集める時にプレイヤーが

確実に倒せる奴らしか取らなくなるとゆう

消極的な態度を無くすためじゃないかと


たくさん倒すねん、強い奴も倒すねんとゆう

積極的に挑戦する者には

望みのお客が手を貸してくれるってワケです


もちろん、お客さんはその役職により

それぞれ能力が違います。


特に次の戦闘フェイズで

お客さんにモンスター退治を手伝ってもらう時

どのお客さんを手に入れたかで

モンスターの倒しやすさに違いが出たりします


あと、各お客さんには

基本的な攻撃力以外にも特殊能力があり

お酒カードを1枚消費すると

1ラウンドに1回だけ使ってくれます。


例えば、盗賊なら他人の食材を奪ってくれたり

勇者や騎士などは攻撃力を上げてくれたり

貴族なら他人のお客を奪ったりしてくれます。


この攻撃力と特殊能力の違いで客が差別化され

誰を客として獲得するか悩んじゃうねん。


ちなみに各ラウンド1枚ずつ獲得していくので

最終的には自分のお客さんは5人になり、

彼らと一緒にモンスターを倒していくため

冒険者パーティーを集めていくようなイメージ


さて、次はいよいよ戦闘フェイズ

自分の前に並んだモンスターを倒すフェイズ。


プレイヤー自身の攻撃力はサイコロ1個の出目


それに自分が獲得した全てのお客の攻撃力

(1~4のどれか、もしくはサイコロ1個)

を足した数字が全攻撃力で、

モンスターの体力の合計より多ければ

全部倒せたことになります。


モンスターを倒せたら、

各モンスターカードに書かれた食材

(肉、魚類、野菜、卵、水分と5種類あり)を

記載数値分ゲットしていきます。


もしモンスター体力合計より攻撃力が低ければ

自分のモンスターの列で先頭から順番に

体力を確認していき攻撃力に達する分まで倒せ

それを上回る分は取り逃がしたことになります


そして取り逃がしたモンスターカードの枚数分

自分の悪評トラックのコマを進めます。


悪評はゲーム終了時のマイナス得点で、

最初はマイナス1とかマイナス3とかですが、

1トラック進むごとにだいたい倍くらい上がり

最終的にはマイナス45にもなるので

あまりモンスターを逃すのは得策じゃないです


ちなみに戦闘結果に関わらず、

集めたモンスターは全て捨てます。


そして最後は調理フェイズ。

ここでの手番順は客の獲得時の逆順になります

(手番順カードを裏面にするとそーなってる)


自分の手番ごとに

共通の場に並んだ料理カード&酒カードから、

自分の食材を消費して1枚ずつ獲得します。


料理カード&酒カードには得点が書かれており

これが最終的なゲームの得点になります。


ちなみに酒カードは全部で12枚あり

常に全ての酒カードが公開されており

どれも3点なのですが、

お客の特殊能力を使用するのに1枚消費して

消費すると共通の場に戻ってくるので

お酒は一度ゲットしたら終わりではなく

場と自分の間でしょっちゅう行き来します。


あと、お客さんにはお酒の好みがあり

好みのお酒を消費すると、

より大きな効果の特殊能力を使ってくれます。


例えば、盗賊は

お酒1枚で他者の食材1つを盗んでくれますが

カクテルをふるまうと、食材3つを盗みます。


もう料理を獲得しない者は閉店を宣言し、

以降手番はスキップ

全員が閉店したらラウンド終了です。


ラウンドが終了したら、

今並んでる酒以外の料理全てを裏面にします。

するとその料理の得点が下がるのですが

コストで消費する食材も1つ少なくなります。

元から裏面になってる料理はゲームから排除し

(売れ残りで腐っちゃうのかな?)

場に新たな料理が公開されます。


ちなみに最初は前菜の料理だけですが

次ラウンドは冷菜系が公開され、

その次は焼き物→揚物→煮物の順で登場します

なんとなく居酒屋でオーダーする順に近いかも


で、現在1と記載の手番順のカードを持つ者が

次のスタートプレイヤーで次のラウンドへ。


大まかなルールはだいたいこんなもんかな。

それなりにルール量はありますが

ルールの流れが世界観とマッチしてて、

1ラウンド経ったら、だいたい頭に入ります。


実際にプレイしてみると、なるほど

これは確かにファンタジーRPGの雰囲気と

居酒屋気分の両方の融合と言いましょうか、

コンセプト通りの世界観が

ちゃんと完璧に再現されてて納得です。


最初は手伝ってくれる客が1人しかいないので

サイコロ1個分+お客1人分の攻撃力で、

攻撃力に対してそんなに高い数値を期待できず

モンスターを選んで獲得していく場面では、

みんな慎重でレベル1の敵を1~2枚とかの

弱気な態度なんですけど、


中盤以降は、みんなゲームに白熱しだして、

どうしても沢山食材を手に入れたくなり

それに比例して仲間のお客も増えていくので

どんどん強気に大胆になっていき

攻撃力の期待値以上にモンスターを集めだし


そーなると戦闘シーンでは、

サイコロの出目の結果に一喜一憂して

やったーモンスター全部倒せたーとか

うわわー、2匹倒せねーとか

これはRPGでモンスターと戦う感じまんまです


サイコロの目が最悪で

このままじゃモンスターを取り逃しちゃう時に

ギャンブラーにお酒をふるまい

特殊能力でサイコロを振り直して切り抜けたり


調子にのってモンスターを集め過ぎて

やべ、こりゃ戦士にお酒をふるまって

攻撃力上げてもらうしかねーって思ってたら

意外にサイコロの出目が良くて

特殊能力なしでオーバーキルできたり

とにかく戦闘が盛り上がって楽しいーねん。


ちなみに、モンスターカードは意外に多く

今回の1ゲームでも山が完全に尽きなかったし

同じモンスターも複数あったりするので

でた、またミミック、うれしー!みたいな

お馴染みの奴が出現みたいなノリもありがち。


さて、一方の居酒屋気分なんですけど

こちらの方も、十分に堪能できました。


特にそれを感じさせるのが

調理フェイズで獲得する料理カード。


こーゆう世界観だとよくあるのが

ファンタジーにアレンジされた

現実世界では存在しない料理だったりしますが


このゲームではちゃんと現実に存在する料理で

唐揚げとか、鉄鍋ギョウザとか

ポテトサラダとか、金目鯛の煮付けとか


僕の友人は、居酒屋好きな人も多いので、

料理を選ぶ時も実際のメニューを選ぶノリで

今、天ぷらが食いたいなーとか

最初はやっぱ出汁巻き卵でしょうとか

次は鶏皮ポン酢いきたいなーとか

なんか普通に居酒屋におるよーな気分。


この居酒屋気分になるおかげで

どの料理を獲得したいのかとゆう選択肢に

明確なモチベーションが生まれちゃうわけです


あの料理のために、これらの食材が必要だから

これとこれとこのモンスターを倒さなきゃ

あ、狙ってたモンスターとられちゃった

でもミトンベアが出現してくれたやん、

こいつを倒せば、無事、肉が手に入るわ

俺のお客さんの力ならなんとか全部倒せるか

ま、ダメなら魔導師にお酒あげて…みたいな


ちなみに、お酒の中にネクタルとゆう

唯一ファンタジー設定のお酒が2枚あり、

これは得点は0点なんですが、

どの冒険者にとっても好みの酒となり

上級の特殊効果を使用してくます。


つまりお客の好みのお酒を誰かに取られた時の

救済措置のお酒とゆーわけです。


あとお酒のコストは水分の食材を使うのですが

その個数が今所持してるお酒の数+1なので

お酒を所有すれはするほどコストが高くなり

沢山キープできないストッパーになってます。


とゆーことで、思った以上に

ファンタジーRPG+居酒屋ってゲームでした。

恐らく3人でも同じプレイ感じゃないかと。


僕的には重めのゲームって印象ですが

重めが敬遠されがちな僕らのゲーム会でも

皆、しっかり長い時間集中して楽しめました。

それくらい世界観に浸らせてくれます。

だからテーマが好きなら、おすすめなのです。

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