ランペイジ・怪獣征服レモネードさんのレビュー

怪獣になって街を壊したりして暴れるゲーム。

友人たちと4人でプレイしました。

今回、みんな野郎なんで、

こーゆうゲームは断然盛り上がっちゃいます。

だって、ほんまに街のミニチュア？を

フィジカルに破壊し怪獣気分に浸れるんやから

ではルール説明。

まず街のミニチュアを組み立てようじゃないか

建物はなんと柱であるミープル(人型駒)と

その上にのせるフロアタイルでできてました。

それを3段重ねたのがビルとなります。

ビルの一番上にもミープルを１つ置きます。

ビルは全部で6つあるので、

それなりにチマチマした準備作業ですが、

皆んなで協力すれば早く終わります。

後で壊すので、スクラップビルドならず

ビルドスクラップ、などと申しており

ちなみにミープルは6色ありランダム配置。

んで、車を4個をきまった場所に置き、

真ん中にはミープル+タイル1段のスタジアム

後は各自の怪獣をボードの四隅どれかに配置。

各プレイヤーの怪獣は足のディスクと

その上に怪獣の本体の駒を乗せる形で

1つの怪獣を表現しております。

そして怪獣と言えばやっぱそれぞれの個性で

こいつはこんな怪獣って特徴を決めます。

怪獣の能力を決めるカードがありまして

個性カード、パワーカードに

秘密のパワーカードの3種類です。

これらのカードを各自1枚ずつ3枚引いて、

秘密のパワーカード以外を公開して配置。

後は怪獣の牙である牙トークンを４つ受取り

それを自分の衝立の前に配置しゲームスタート

ちなみに衝立の表面は怪獣の顔になってて

その顔には牙２本が予め描かれており

4つの牙トークンと合わせて最初は6本です。

各手番では４つのアクションから１つ選び実行

これを２回連続でプレイします。

各アクションを詳しく説明しますと

まずは移動アクション

本体を一時的にどけ、下のディスクを指で弾き

止まった場所に本体を戻すって動作です。

もしボード外に出てしまえばペナルティで

牙1本を失い任意のスタート地点に戻します。

続きまして破壊アクション

足のディスクがビル周りの歩道に触れていたら

そのビルを破壊できます。

破壊は本体部分を手で持って上から落とします

文字通りの破壊ですね。テンション上がるぅー

気をつけなくてはいけないのが

各建物は土台の部分がボードから1段高く

建物に近づくためにディスクを弾いた時

強さによってはそのビルの土台に跳ね返り

逆に外に出てしまったりしちゃいます。

なのでビルに近づく際は、怪獣映画みたいに

自然とジワジワな雰囲気になるわけです。

続いては車両を投げるアクション

ボードはいくつかのエリアに区分けされていて

自分がいるエリアにある車を取って

怪獣本体の頭にのせて指で弾きます。

飛ばす方向は自由に決めることができ、

水平方向だけでなく、片方の手で本体を傾けて

やや斜め下に向けて飛ばすことも可能。

最後はブレスアクション

これは怪獣本体の頭の上に自分の顎を乗せて

思いっきりマジの息を吹きます。

マジ息で色んなものを吹き飛ばすわけです。

アクション実行後は食事の時間となっており

まずアクション１回を実行する毎に

ビルのフロアタイル上に何ものってなければ

そのタイルを食べることができます。

食べたタイルは自分の衝立の裏に保持します。

これはエリア関係なく食べることが出来て

とにかく何ものってないタイルなら食べます。

ボード外に吹き飛んでも何ものってないなら

それも食べる事が出来ます。

タイルを取り下タイルにも何ものってないなら

何枚でもムシャムシャ食べちゃいます。

もちろん準備段階では

全てのタイル上にミープルやタイルがのってて

例えばビルが崩れても

倒れ込んだミープルや別タイルなんかが

少しでものってればそのタイルは食べれません

食べたタイルはゲーム終了時に1点になります

２回アクション後は、自分のエリアにいる

ミープルも食べる(獲得する)ことができます。

ただしビルエリアの内側にいるミープルは

食べることができません。

さらに食べれるのは自分の牙の本数までです。

ミープルは色によってキャラが決まってまして

赤は正義の味方、青は新聞記者、緑は兵士、

黄色は美女、黒は会社員、灰色は老人です。

ゲーム終了後に得点計算をする時、

怪獣は食べたミープルの色で得点が決まり

６色１セットで１０点で、

６色揃ってなくては何個食べても0点です。

あと、自分のアクション中に

他者の怪獣の本体をディスクから倒すと

その怪獣の担当者から牙を１本奪うことができ

自分の胃袋(衝立の裏)に納めます。

これは１枚２点になります。

つまり点数のためにビルを倒して

ミープルをビル内から自分のエリアに追い出し

他のプレイヤーの怪獣をぶっ飛ばすわけです

ちなみに絵である２本の牙は奪われないので

牙を4本全部失っても最低２人のミープルは

必ず食べることができます。

ただ当然ですが失った牙は生えてこないので

牙を無くさないよう行動しなきゃなりません。

あと牙を全て失って、さらに牙を失う場合、

食べたミープルを２個選び他者に渡したり、

ゲームから排除したりしなくてはならず、

牙がもう4本全部無いからと言って

おれはもう無敵状態ねってことにはなりませぬ

さて各自が3枚持ってるカードに関してですが

まずは個性カード

これは基本の得点とは別の得点を稼ぐ手段で

何をすれば得点になるか記載されており、

例えば誰よりも赤の人を食べてたら１０点とか

兵士と記者のペアを揃えるごとに３点とか、

中には怪獣の牙が２点でなく４点になったり

ビルエリア内に車があれば１台につき５点とか

食べたビルタイルが誰よりも多いと１０点とか

それぞれが持つ個性カードによって

各自の怪獣ごとの挙動が違ってくるわけです。

ひたすらビルを破壊したい怪獣とか

特定のミープルを追い回す怪獣とか

他の怪獣を狙ってばかりの怪獣とか

車をやたら飛ばす怪獣とか

次にパワーカード

このカードは怪獣の特殊能力が記載されており

例えばブレス時に

他の怪獣の上からでも息を吹けるハリケーン

移動のアクション前に自分がいるエリア内の

好きな場所に自由にディスクを置ける伸びる足

ディスクがビルエリアに触れてなくても、

自分のエリア内のビルを破壊できる長い尻尾

そして秘密のパワーカードですが

こちらは１回使いきりの特別効果のカードで

自分の番にアクションとは別に使用できて、

公開して、効果発動後はカードを捨てます。

自分エリア内全怪獣から牙を1本ずつ奪ったり

自分の番に追加で２アクション出来たり、

通常のパワーカードより派手な効果ばかりで

使用時には、みんながなにーー！？と驚き

ゲームをより一層盛り上げます。

で、ゲームの終了条件に関してなんですが

と、その前に

実は自分の番に何かを破壊したりして

もしミープルがボードの外に出てしまえば

そのミープルは逃走成功となり

逃走ボードってのに置かれることになります。

この逃走ボードは６段に分かれて

各段ごとに人を１体置く場所が３～５マスあり

段が埋まるごとにそれを埋めてしまった者は

決まったペナルティを受けます。

例えば最初の段はミープルを３体置くのですが

３体目の人をボード外に出してしまった者は

衝立前にある牙トークンを１本失い

左隣が決めた場所に怪獣をワープさせられます

なので怪獣は破壊しまっくても

なるべくミープルをボード外に出さないように

出来れば慎重なる破壊が求められるんですが

当然、破壊アクションでビルが壊れれば、

ミープルが飛び散ってボード外に出る可能性は

それなりにあったりします。

この逃走ボードを全て埋めるとゲーム終了

ただ最後を埋めてしまった者はゲーム脱落です

他にも全ビルのタイルが食べられても終了で、

この場合は脱落者はなく単に点数を競います。

ルールはだいたい以上かな。

一見バカゲーなんですけど

テーマに対するルールがよく考えられていて

例えばビルが倒壊してミープルが飛び散る時、

ボード外に出ると脱出したことになるルールも

破壊で逃げ惑い生き残るって人間描写が

うまくルールに落とし込まれてて、

なるほどー！と膝を打っちゃいます。

怪獣のダメージとして牙を失い

そのおかげで食べる人の数が減るって部分も

なんか納得しません？よーできてんなーって。

でもマジ息を吹いたり本体を上から落とすとか

ちゃとした怪獣バカゲー部分もあるので

よくできたルールとバカゲーのノリが

見事に融合してるってイメージです。

プレイ中の感覚にしても

ドタバタアクションの中にも細やかな慎重さと

どう動くかの戦略的な思考力が必要で、

建物の破壊１つとっても

どんな風に自分に有利に破壊するかってゆう

破壊の美学みたいなもんが要求されて

怪獣になるカタルシスも味わいつつ、

ちゃんとゲームとしてなりたってるわけです。

実際のプレイでは、

友人の一人が牙を集める怪獣の個性だったので

いきなり遠くから別の友人に向けて車を投打。

これが見事にヒットし倒れる怪獣。奪われる牙

また狙われてはたまったものじゃないと

やられた友人はビルの影に隠れつつ相手に接近

ビルを挟み２大怪獣の決戦が幕を開けるとゆう

なんか怪獣映画とかで見たような絵面

もう１人の友人の怪獣は長い尻尾をもっており

それを利用して建物を破壊しまくり

ミープルがはじけて飛び散るスペクタクル

そんな中、僕の怪獣の能力はなんと

ブレスでボード外に出たミープル達を

自分のエリアに戻せるバキュームを持っていて

試しに壊れかけのビルにブレスしてみたら、

これが見事に決まって、

大量のミープル達がボード外に飛び散っては

怪獣に次々喰われるとゆう地獄が実現し

オレの怪獣、ブレスが一番やんってことになり

以降はずっとブレス攻撃する怪獣と化しました

ただ、それを見ていた友人の一人が、

俺もブレスやーって吹いてみたら

息に全然勢いなくてプスッとなって何も動かず

こん時は全員大爆笑したなー。

友人がゴジラのテーマをipadで鳴らしてくれて

やっぱBGMがあると臨場感がマシマシで

怪獣気分を存分に味わうことができました。

とにかくアクションの結果が派手で、

誰かが怪獣のアクションをする度に盛り上がり

これ、怪獣ゲームとして完璧やん。

とゆーことで、

もしあなたが怪獣になりたい願望があるのなら

そしてらそれをゲームとして楽しみたいなら

この作品、かなりオススメじゃないでしょうか

以上、怪獣が暴れてる現場からでした。