マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~6人
  • 15分~30分
  • 8歳~
  • 1993年~

ブラフ / ライアーズダイスマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

190名
2名
0
4年弱前

ウソがウソを呼ぶ!?予想の数値をどんどん膨らませ!タイトルに偽りなしの嘘つきのダイス!


【ざっくり解説】

 全員で壺の中でサイコロを振り、それを各々が自分のみ出目を確認します。その後全体でどの目がいくつ出ているか予想していきます。予想は時計回りにしていきます。この時に前の人よりより大胆な予想する必要があります。

 そうして競りのような要領で予想の数値を高めていきます。もちろんどこかで無理が生じてきます(笑)。そこをうまくダイスのリロール(いくつか制限がある)と、ハッタリをかます度胸で乗り切るゲームです。

 ダウト宣言されてウソがバレればダイスを失います。ダウトが間違っていればダウト者がダイスを失います。そうして最後までダイスを残し生き残った人が勝利するゲームです。


【長所】

 地味ながら星の出目がいい味出しています。オールマイティ扱いなので予想を上げやすくさせ、ウソを見抜くのを難しくさせる要素です。デザイナーのセンスを感じさせる調整です。

 ダイスのリロールのルールも秀逸ですね。1つだけ出目を公開・固定し振りなおします。情報が不確定になる代わりに、公開情報が追加されるわけです。秀逸なルールだと思います。

 あと見た目はダイスと壺だけで無味乾燥とした見た目ですが、ポップな色使いと楽しそうな箱絵でパーティー風ゲームのような顔をしているのも偉いところですね。見た目で得しているゲームかもしれません。


【短所】

 ダウトに負けるとどんどん不利になるシステムと負け抜けですね。不利が不利を加速するダイスを失うルールは、かなり窮屈に感じます。「ダイス残り1個で続ける意味とは?」と思います。この辺は流石に昔のゲームだなと思うところがあります。

 ダウト宣言のリスクとリターンが期待値では同じです。そうなると、盤面の状況次第になります。しかし、これもダイスの上振れ・下振れに可能性に加えて、リロールの不確実性があるので予想が難しい部分があります。

 下手に電卓を弾くと負けるタイプのゲームかもです(笑)。逆にいうと計算が得意な人が常に勝つタイプのゲームではないとも言えます。


【個人的な評価】

 ちょっと負け抜けと不利が不利を呼ぶシステムこそ残念なれど、気軽に遊べるダイスを使った嘘つきゲームとしてよく仕上がっています。昔のゲームなので多少古臭い要素があるものの、現代まで遊ばれるポテンシャルを感じる部分もあり、良くも悪くも古典ゲームといった感じです。

 何より予想数値を高めていき、ウソを絶対つかせるデザインなのが秀逸です。ウソがウソを呼び、リロールしながら雪だるま式に膨らんでいく予想。その上「流石にこれはウソだろ!」とダウトして、正しいことがあるんです。まさに絶妙なゲームだといえます。


 推定プレイ回数は10回ぐらい。負け抜けのルールと失点のルールがあって、ゲームバランスが少し大味かなと思いはしますが、なかなか類を見ないゲームですね。難しいことを考えず気楽に遊ぶ分には良いですね。

 現代なら負け抜けのルールや失点ルールをもう少しうまく緩和してくれそうです。ここさえ洗練されていればパーフェクトなゲームだと思います。プレイヤー間でヴァリアントルールを考案し、調整しても良いかと思います。

この投稿に2名がナイス!しました
ナイス!
うるふ@恵我之荘ゲームクラブ
Nobuaki Katou
マクベス大佐@Digブログ
マクベス大佐@Digブログ
シェアする
  • 834興味あり
  • 3665経験あり
  • 877お気に入り
  • 1450持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

マクベス大佐@Digブログさんの投稿

会員の新しい投稿