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  • 2人~4人
  • 25分前後
  • 8歳~
  • 2012年~

ロンドマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

252名
2名
0
約4年前

2010年代のクニツィアの代表作級タイトルの1つ!色と数字だけなのに本当に面白い!


【ざっくり解説】

 クニツィアのタイル置きゲームで、色と数字だけのゲームなのに楽しいゲームです(いつものやつ)。数字の色のタイルを場に出せるとその点数が貰えます。

 面白いのは出す瞬間にだけ、一か所に複数枚だせること。上手く4点や5点のところにまとめてタイルを出したいゲームです。また色無視で裏向きでマス埋めにタイルが使えます。


【長所】

 まず第一に目につくのはプレイアビリティが素晴らしいタイル立てです。きれいに丸いタイルが収まる形に相手が、何枚持っているのか明確にわかるのが良いです。このアイデアだけでも素晴らしいです。

 またゲームの方もとても面白く、手番効率がとても大切なゲームになっています。タイル1枚当たり何点になるか意識してプレイするとかなり戦略的にプレイできます。

 要らない色、後半に相対的な価値の低い色を引いても裏向きで使えるなど、あらゆる箇所にアイデアが光るゲームです。


【短所】

 引き運もさることながら(要らない色を固めて引くとどうしようもない)、手札上限が5枚という狭苦しさです。通常、クニツィアは手札上限を設けないことが多いです。クニツィアにしては珍しく、自分のフォーマットを破ったゲームと言えます。

 あとは噛み合いの要素がめちゃめちゃデカいです。丁度よいところまで誰かが伸ばしてくれて、高得点の色を固めて持っている人が勝っちゃいやすいです(笑)。とはいえ、戦略的なプレイもきちんと活きます


【個人的な評価】

 シンプルなタイル置きゲームで色と数字だけで楽しめるゲームとして、2010年代の『ケルト』同様に万人向けボードゲームの定番足りえる存在です。ただ『ケルト』に比べると流通状態、世間の評価の観点では不遇なゲームといえます。流通しているなら万人に勧められますが、レアゲームとしてわざわざ入手するほどの価値はないかと思います。

 

 個人的には相対的に価値の低いタイルを裏向きで処分できるルール。残り枚数の分かりやすいタイル立てだけでアイデア賞を出すレベルですね。それでいてゲームも面白い。これだけで「はい良作!」って感じです(笑)。

 一度手放して再入手した『パトリツィア』ほど、何で手放したのか謎とまではいきませんが、再入手出来て良かったと思います。是非とも再販してほしいゲームです。『ケルト』にハマったら次にコレ!って言いたいのに絶版はあまりに勿体ないです。


 推定プレイ回数は3~5回程度。ゲーム初心者の方がいても、その日のメインディッシュに出せるぐらいの難易度のゲームかなと思います。王道ファミリーゲームの決定版の1つですね。

 『カフェインターナショナル』、『ボーナンザ』、『ケルト』、『コンプレット』なみにファミリゲームの定番足りえる存在です。このうち2つ以上刺さった人は是非一度はプレイしてほしい作品です。

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zeeetto
Nobuaki Katou
マクベス大佐@Digブログ
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