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  • 2人~8人
  • 10分前後
  • 8歳~
  • 2017年~

パクパクBluebearさんのレビュー

127名
3名
0
約3年前

「世界の七不思議」「東海道」「花火」等で有名なアントワーヌ・ボウザ氏のデザインしたシンプルなパーティ系ゲームです。日本風のモチーフを活用することで知られるボウザ氏が、次にテーマに据えたのが…「パンダ」!(笑)

う~ん、海外の認識ってこんなもんなんだなと笑ってしまうのですが、もちろんパンダは日本ではありません。

じゃあ中国モチーフなのかと言われても、テーマが「パクパク」と言って食べた食器を片付けていく流れなので…やっぱり日本であることは間違いなさそうです。(でも過去には、同様にパンダと竹のイメージで作られた「タケノコ」という作品もありますので、ボウザ氏はパンダが好きなのかもしれませんね)

例によって、新たなビギナーが相次ぎ、どうしても6~8人でプレイするゲームが不足して困っていた際にこのゲームを見つけ、「七不思議」のボウザ氏のデザインであれば、そう大きく外すこともないだろうという見込みで購入に踏み切りました。(仲良し女子チームなどは、どうしても宅を分けたがりません。そのため皆で一斉に8人プレイできるゲームというのは本当に貴重なのです。最近の作品は4人までのものが多すぎて買う気がしません。)

結論から言うと、近年まれに見るくらいの大ヒットでした!

特に女子チームからのリクエスト率が高く、今でもちょっと時間が余ると「じゃあパクパクやりましょう!」と誰かが言い出す状況です。

■手番のないアクションゲーム

内容物には、大きめの木製ダイスが5つあり、親プレイヤーがこれをできるだけ均等に配ります。

人数がもし6人以上だったら、ダイスを受け取るプレイヤーと受け取らないプレイヤーが出ますが、そんなことは気にしない。「できるだけ均等」なので、誰かに2個集中しなければどう分けてもOK。

ダイスには「数字の1」「数字の1」「数字の2」「緑のパンダマーク」「緑のパンダマーク」「赤いお皿マーク」が描かれています。(パンダが全然パンダに見えないのは気にしない、笑)

親プレイヤーが「3・2・1・パクパク!」と言ったら一斉にゲームスタート!

自分の手番ごとに交互にプレイとかではなく、何とプレイは全員で一斉に行います。


始まったらとにかく受け取ったダイスをひたすら振りまくります。

もし数字が出たら→この時点では無視。気にしない。

緑のパンダマークなら→そのダイスを左回りに隣のプレイヤーに渡す。

赤いお皿マーク→お皿を積みます!

これだけです。


そうです、もうお分かりですね。

ぼやぼやしていると右からどんどんダイスが回って来て、手持ちのダイスが増えてしまうのです!

で…もしダイスが3つ溜まってしまったら《アウト》になってしまうのです。

そうなんです、かなり忙しいゲームなんですよ。


■ただダイスを振るだけじゃない

単にダイスを受け渡していくだけかと思ったアナタ、そんな甘いもんじゃありません、笑。

テーブルの中央には竹モチーフが描かれた丸いテーブル(厚紙製)が置かれ、その周りにはプラスチック製の白い食器がバラバラに並んでいます。

もし赤いお皿マークを出してしまったプレイヤーは、このお皿(食器?)を1つ取ってテーブルに積み上げていきます。

食器には3種類の形があって、すでに積んである食器と同じものを重ねてはいけません。

最初の1~2個は別にどうという事はないのですが、3個目から少し不安定になっていき、5個目とかになると相当グラグラしてうまく重ねられません。

焦ります!

で、もしこれを崩してしまったら、この場合も《アウト》になってしまうのです!笑

■ひたすら焦るゲーム展開

そうなんです、できるだけ早く緑のパンダを出してダイスを左へ渡さないと、次々右からダイスが回って来てしまいます。

でも赤いお皿を出してしまうと、中央の食器を積み上げなければなりません。

食器はだんだん不安定になってくるので、積み上げるのに集中力を要します。

でもそこに時間をかけていると、その隙にまた右からダイスが来てしまうので、焦りまくる仕掛けです。

そうです、忙しいアクションゲームなんです。

で、もし《アウト》を食らってしまうと、その時に自分の場にあったダイスを全部振って、「でた数字」のポイント分だけペナルティチップを受け取ります。

これが10点に達したプレイヤーが出たらゲーム終了。

そのプレイヤーが《負け》となります。

そうです、1人が《勝ち》になるゲームでは無く、誰か一人の《負け》を決めるゲームなんです。

ちなみにこの時「数字」が出なければペナルティ0点でセーフなので、ここでもダイスを振る手に力が入ります。


■さらにここにひとヒネリ

なんだ子供っぽい単純なゲームじゃないか、と思ったアナタは甘い!

ボウザ氏はここにさらなる仕掛けを施しました。

ダイスが3つになってアウト、またはお皿を崩してアウト、のどちらでも「誰かにそれがバレて、指摘された」場合のみ本当のアウトになるルールなのです。

お皿を崩すとさすがにみんなから「はいアウト~!」と指摘されますが、ダイスの数はタイミングの問題もあるので一瞬だけ3個あったり、露骨に3個になったりいろいろです。さらにみんな焦って自分のダイスを振っているので、たまに一瞬見逃すことがあります。

一瞬3個のダイスを持ってしまっても、誰も気づかなければ…そうです、知らんぷりしてゲームを続けていいのです。自己申告なんて必要ありません。

ね、イヤラしいゲームに仕上がっていますよね。

(本当は「パク、ストップ!」と宣言するルールですが、みんな喜んで「はいアウトー!!」と叫びます。笑)


■大騒ぎと大爆笑の10分間

「あー、あー出ない、出ない!」

「あ(パンダが出た)、はいっ(ニコニコしてダイスを渡す)♥」

「きゃー!待って待って」

「あーお皿崩れる!誰よこんな積み方したの」

「わー、ヤバいヤバい!」

「はい〇〇〇ちゃんアウト!!」

「いやあぁぁー!また私?」

(一同大爆笑)

という感じです。

仲の良い者どうしでやると涙出るくらい笑えます。

(ボードゲームでこんなに笑って悶絶したのは初めてかもしれないです。)


メインのダイスだけでなく、ペナルティ判定のダイスも、誰かが一気に5点とか出すと、そこでまた大爆笑が起こるという展開です。


8人でやっても10分くらいしかかかりません。

おススメです。(安価だし、サイズも小さいし)

メンバーが多かったら、交代でやってもいい感じです。(人数が余って見学していた子からは、外から見てるだけでも面白いと言われました。)

ぜひ6人以上でやりましょう。(5人でちょうどダイス1個ずつでもいいんですけど、あえて不均衡になるダイスの配分になる方が楽しいです。その時は、自分の右側のプレイヤーにダイスを渡さないようにしましょう。理由は…お分かりですよね。

(ただし連続でやるのは2ゲームですね。それ以上は疲れてしまいますので、程ほどに。笑)

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