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  • 2人~4人
  • 20分~40分
  • 8歳~
  • 2016年~

ノックスフォード9割ぼっちさんのレビュー

137名
1名
0
2年以上前

カードを共通の場に1枚ずつ配置していき、制覇した街のアイコンを勝利点として稼ぐゲームです。

各プレイヤーは自分の色のカードを、それぞれの街カードに対しより多く隣接させて置く事を目的とします。


各プレイヤーは担当する1色を決め、対応したカードを自分の山札として持ちます。各色にはレベル1~3の手下が複数枚ずつと、レベル4のボスカード1枚が入っており、内訳はどの色も同じです。ボスカードのみ自分の前に出し、残りはシャッフルしてそれぞれの山札とします。ボスカードにはボーナスとなるアイコンが1つ描かれており、これのみ色によって異なります。

更に、どの色でもないカードが共通の場札・山札として中央に配置されます。常に3枚公開され、無くなると即補充されます。これら共通のカードには街カードと警官カードがあり、街カードにはランダムな種類のアイコンがランダムな個数描かれています。


また、全てのカードには背景に「歯車」が描かれている事があり、配置時に特殊効果があります。



ゲーム開始時、街カードが2枚、初期場札として配置されます。

初期手札は3枚で、各自自分の山札から引きます。


手番では

・手札から1枚を選んで配置。手番終了時に自分の山札から1枚引く。

・公開された場札3枚から1枚を選んで配置

・自分の前のボスカードを配置

のいずれか1つです。


配置条件は

・必ず隣接するように置く

・隣接カードの辺のうち2辺の延長線上に重なるように置く (長辺の中央に短辺を隣接させて置く事が出来ない)

です。


警官カードに隣接した色カードは、最後の得点終了時には無視され戦力にならなくなります。なるべく自分の色が警官に隣接しないように、他プレイヤーに隣接させるように配置する事を目指します。


また、街カード,警官カード以外の、いずれかのプレイヤーの色付カードには重ねて置く事が出来ます。

重ねられる条件は「よりレベルの高いカードが上になるように置くこと」です。

レベル1の上には2~4が配置できます。レベル4であるボスカードには、それ以上何かを重ねる事は出来ません。また、4辺全てが他のカードで囲まれているカードの上には置く事が出来ません。



背景にギアがあるカードを配置した時、既に置いてあるカード1枚を別の場所へ移動させる事が出来ます。

・4辺とも他のカードで囲まれているカードは移動できない

・重なっているカードを移動させる時は一番上の1枚だけ

・移動させた結果、1枚も隣接しない孤立しかカードが発生する置き方は出来ない

が移動ルールです。


以上を繰り返し、誰かの手札が0枚になった瞬間ゲーム終了です。

まず、警官カードに隣接している各プレイヤーの色カードは裏返しにします。

その後、街カード事にどの色のカードが最も多く隣接しているか1枚ずつ確認します。一番枚数が多い人はその街カードを獲得します。同数の場合、勝者はなしとなり街カードは裏返ります。

この枚数比較の時、ボスカードは2枚分として数えます。


全ての街カードの比較が終わると、獲得したアイコンに応じて得点計算します。

基本はアイコン1つにつき1点、自分のボスカードに描いてあったボーナスアイコンは1つ2点として計算し、一番得点の多い人が勝利です。



3人でプレイしました。

フィールド制限のないカード配置系なので多少はプレイスペースを気にしないといけませんが、予想より広がり過ぎる事はなく遊べました。

カードの巡り順があるので当然運要素はありますが、準アブストラクト風なプレイ感でした。

4辺を囲むと基本的には崩せないので自分のカードでそれを目指すのもありですが、囲っている1枚1枚は全て移動や上乗せの対象となるので、そこまで定石もないような気はします。

また、得点計算は「1枚1枚の街カードに対して、各色が何枚隣接しているか」なので、他プレイヤーが狙っている街カードを狙いにいくのか、3辺は他の街カードで囲まれていて、残り1辺のみ自分のカードを配置すれば獲得出来るようなカードを狙うのか、戦略の幅は軽ゲーの中では結構広いと思います。

背景の歯車は少しだけ見辛いですが、カードの裏も表もおしゃれなデザインです。

4人でプレイしてもそこまで時間はかからず、インストも複雑になりようはないので、初心者でもゲーム慣れした人でも楽しめるいい軽ゲーです。

日本語版はないようですが、カード自体に言語依存は一切ないのでルール把握さえすれば問題なく遊べます。

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びーている / btail
仙人
9割ぼっち
9割ぼっち
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