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  • 2人~6人
  • 30分~75分
  • 2019年~
363名
7名
0
約3年前

剣と魔法の世界で鉄道会社を経営するピックアンドデリバーゲーム。箱がでかい。

3~4人戦を複数回プレイ。


【どんなゲーム?】

剣と魔法の世界で魔導鉄道会社を経営し、都市に資源を運ぶゲーム。旅客じゃなくて貨物なのか、、、

マップ上に置かれている資源を規定数都市に運ぶか、世界を鉄の轍で埋め尽くすとゲーム終了。勝利点が一番多いプレイヤーの勝利。


手番では、個人ボード上の自分だけのロンデルを進み、そこにあるアクションを行う。この時、マナがあればより遠くまで進むことができる。

アクションを行うといっても基本は鉄道敷設。示された地形の種類にだけ路線を引くことができる。この時、マナがあり、かつロンデルの位置に複数のアクションタイルがあれば、複数のアクションを実行できる。

写真:個人ボード。左にあるポーンを右に進めて、その下にあるアクションを実行する。右上の小さく見える青いクリスタルがマナ。


ロンデルの一番右まで行くと決算。線路を敷設したマスにある資源を都市に輸送し、その後個人ボードの拡張で以下の3つから1つを得られる。

  1. 最大マナの上昇とマナ回復
  2. 専門家の雇用
  3. 新しい魔列車の獲得(ロンデルアクションタイルの獲得)

以上を繰り返して、より多く資源を様々な都市に輸送して得点を稼ぐ。

ロンデルを拡張して自分だけの会社を拡張していき、一度で大量の輸送ができるようになってくる楽しみがある。


というところまでであれば、まぁ一般のパブリッシャーのゲーム。アメゲーのフラッグシップカンパニーであるLevel99 Gamesはこんなところでは満足しない。

まずはCEO。これは各プレイヤーが色に合わせて持たされるリーダーで、プレイヤー非対称の能力を持った状態でゲームが始まる。どいつもこいつもイかれた能力持ちで、自分もその恩恵に預かりつつも隣のプレイヤーの能力をみて「ずるい!」と叫ぶ程度にはチート能力が多い。

専門家の雇用も、全部で3種17枚ずつ、計51枚あるが1回のゲームで使うのは各種プレイヤー人数分+1枚のみ。しかも取得は早い者勝ち。大魔法ぶちかまして周囲6へクスにある線路を軒並み吹っ飛ばすといった、イかれ能力ばかりである。


そんな調整が雑な展開を大きく動かせる能力を使って、魔法世界一の鉄道会社を目指そう!


【感想とか】

箱がでかい。

どれくらいの大きさかというと、30cmx30cmの一般的な大箱を3つ重ねたくらいの大きさ。お重かな?

とりあえず物理的にでかいのでゲーム会に持っていくのに億劫になること間違いなく、もしこのレビューを読んで気になったら是非置いてあるボードゲームカフェの扉を叩こう。


ゲームはピックアンドデリバーの部分だけ見るとオーソドックス。マナを使えば相手の路線を使うことができるとか、陣取り要素の部分は緩く設定されている。

ゲームとして一番楽しさを感じるところは、ロンデルを拡張するところと、個人能力の派手さ。

魔列車は様々な能力があり、どの列車も魅力的に見えて仕方がない。単純に線路を敷設するだけでなく、マナを獲得したり、マップ上にある資源を移動させたりと多種多様であり、しかし一度に出てくるのは限られているので毎回のゲームの展開がこれによって変わってくる。

専門家も決算ごとに1回使える(一部はゲーム中に1回しか使えない)能力で地味に見えて強いものから派手に見えて弱いものまで多様にそろっており、どの専門家も一度は使ってみたくなる。


それらを台無しにするかの如く、後半はさっさと輸送をしたいのにできないジレンマに陥る。輸送は決算のたびに行われるが、決算をするにはロンデルを早く進める必要があり、ロンデルを早く進めるためにはマナが必要なのだ。

そして大体の場合でマナがボトルネックになる。マナを回復するためにもロンデルを進めて決算をしなければならないのだ。


セットアップで見せつけられる圧倒的なコンポーネント、序盤から中盤にかけての自分の能力拡張を楽しみ、線路の敷設ともに資源を輸送。そして終盤は輸送したくてもできないジレンマと、非常によく考えられたゲーム展開に、ゲームの準備から終了までずっと思考の脳汁が溢れ続けること間違いなし。

興味がでたら是非、持っている人の家か、置いているボードゲームカフェを訪ねよう。

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