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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 10歳~
  • 2007年~

ビブリオス大吉さんさんのレビュー

223名
0名
0
3年以上前

★Good!

相当運の強いゲームだと思うんですが、そう思わせないような工夫が感じられます。

戦略なんかも考えている気にさせてもらえるんですが、大部分は心の読み合いで、かけ引きが熱いゲームだと思います!

1~4の数字が書かれた5色のカードがあって、色ごとに合計の数が一番多い人に点数が入ります。例えば、青のカードを、1が3枚、2が1枚、4が1枚持っていたら合計の数字は9。他のプレイヤーの青の数字の合計が8以下だったら勝ち!青の点数がもらえます。

5色あるので、色ごとの合計数字を5回比べあって勝負します。

もらえる点数はというと、サイコロで示されます。これも、カードの色に対応した5色のサイコロが1つずつあります。サイコロの目は全て3の目になっています。

青のカードで勝てたら、青のサイコロをもらいます、3点です。青と赤の2つをもらったら6点です。でもサイコロの目を操作するカードもあるので、それぞれのサイコロの目は1~6まで変動します!

簡単に言うと、色ごとに数比べをして、一番多い人がその色のサイコロをもらって、その目が点数になります。

カードは3種類あります。1つは、色と数字が書かれたカード。このカードで数比べをします。

2つめは、サイコロの目を変動させるカード。サイコロの数を上げたり、下げたりできます。これにより、もらえる点数が変わってしまいます。

3つめはお金のカード。1金、2金、3金の3種類。後に、ほしいカードを賭けて競りをするときに使います。お金がないと競りで欲しいカードが手に入りません。

手番ですることは、プレイ人数+1枚カードを引きます。3人プレイなら4枚引きます。でも手に入るのは1枚です、残り3枚は共通の場と、競りの場に出します。

3人の場合、共通の場には2枚カードを表向きで出します。ここに出されたカードは、他の2人のプレイヤーが1枚ずつゲットします。

競りの場には1枚裏向きで出します。ゲームが進行すると、カードが上に重ねられて競りで使うカードの山ができます。

カードを引き続けて山札がなくなったら、競りがはじまります。みんなが競りの場に出したカードの山札を順番にオープンしながら、お金を出して競り落としていきます。

その後、色ごとに手持ちのカードをオープンして、合計数が一番高い人が対応した色のサイコロをゲットします!

3プレイの場合の4枚のカードは、一度に引けるのではなく、順番に1枚ずつ引いてどこに出すか決めなければなりません。

1枚目を引いて、そこそこ良いカードが来て手札に入れたとします。2枚目でさらにもっと良いカードが来ても、手札に入れることはできず共通の場か、競りの場に出さなければいけません。

何枚目で強いカードを引けるかは結局運でしかないんですが、自分で選択してカードを振る分けているので、なんとなく自分で物事を決めているような気にさせてくれます!

このカードの選択と振り分けはビブリオスの一番おもしろいところだと思います!手札にカードを加えた後で強いカードを引いてしまい、人に渡したくないので共通の場には出さずに、競りに出しておくかとか。ものすごく強いカードを引いてしまったけど、手札と競りには出してしまったので、出したくないけど共通の場に出すとか。4枚目までねばって、強いカードが引けた!など。

共通の場には基本、自分のいらないカードを出すことが多いです。なので、他のプレイヤーに自分の持っているカードの傾向を推理されます。これを出したと言うことは…

また、他のプレイヤーが共通の場に出たどのカードを選んでいるかで、そのプレイヤーが集めているカードを推測します。

引いたカードを3ヶ所に振り分けているだけなんですが、すごい腹の探り合い!もう駆け引きがはじまっています!

カードの山がつきたら、次は第2ラウンドの競りがはじまります。みんなが出して重ねていった、競り用の山札を上から順番にめくっていって競りをしていきます。

この競りもクセ者です!競りのカードは出された順に重ねられて、一番最後に出されたカードは一番上に、一番最初に出されたカードは一番下になっています。

そういうこともあり、自分が競りに出したカードがどのタイミングで出るかわかるんです。競りに出した全てのカードは覚えてなくても、印象の強いカード、例えば青の4とかだったら、競りの前半に出されるか、後半に出されるかくらいはわかります。

お金も有限なので、前半の競りでお金を使ってしまうと、後半の競りに参加できません。

ここでも、腹の探り合い!駆け引きがはじまります!

お金カードを競りのために、しこたま貯め込んでいるプレイヤーもいます。競りでは自分の欲しいカードを隠そうとはせず、なりふり構わず取りに来たりもします。それを逆手にとって、値段をつり上げたり。自分のしこんだ強いカードが後半に出てくるので、競り後半までお金を温存しとくとか。

他にもサイコロの目を変えるカードがあるので、自分の勝てそうな色のサイコロの目を上げたり。それを見た相手が、こちらの手札を推測したり。

相手が持っていそうな色のサイコロの目を下げたり。また、勝てそうな色のサイコロの目をあえて下げて、その色のカードを持っていないふりをしたり。

サイコロをたくさんとっても、1つ1つの目が低ければ負けることもあります!

戦略云々より、その場での駆け引きが熱いゲームだと思います!相手の手札を読んで騙したり、手を読まれないように隠したりするんですが、相手も同じ事を考えているので、何がなんやらわからなくなることもあります!

結局実力なのか、運なのかよく分からないゲームだけど、いろいろ考えるところも多い。そんなところも、面白い!

でも、今回はこの戦略で行こうとかないので、連続してプレイするとあきるかもしれません。たまに出してきてプレイするのがいいですね。

そういえば、ビブリオスがリメイクされるそうですが、なにやらコミカルなアートワークになってる!リメイク前の、このアートワーク好きな人多いと思うけど。

そして、サイコロなくなってる!サイコロがあるからいいんですけどね。

さらに、色ごとの1位と2位に点数が入る!ゲーム性がぜんぜん変わってしまいますね。

やってないから分からないけど、微妙な気がする…

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大吉さん
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