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  • 3人~5人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2021年~

オッドソックス大吉さんさんのレビュー

353名
4名
0
3年弱前

★Good!

どこかニムトにも似たところがあって、ルールも簡単なので気軽に楽しめます!

配られた手札にばらつきがあるので、わりと運の強いゲーム。なんだけど、不思議な魅力があります。

青の靴下と、赤の靴下を集めるのが楽しいのかな。靴下を集めるとマイナス点になりますが、青と赤の靴下をセットにするとマイナスが相殺されるのが気持ちいい!

このゲームの面白さは、この部分に集約されていると思う。

説明書には色んなバリエーションルールが書かれています。自分に合ったルールでプレイする事が、このゲームを楽しむコツかも知れません。

これはたぶんオッドソックスを楽しむために重要なところで、運要素が強い中でわずかな手がかりを見つけてプレイするのか、それとは逆に運要素を出来るだけ減らすためにカウンティングするのか。

私は前者のプレイを好みます。アブストラクトは好きな方ですが、オッドソックスに関してはある程度運に翻弄された方が盛り上がるので。それと、情報量の多いカウンティングは苦手と言うのもあります。


さてオッドソックスですが、1~50の数字カードがあり各自9枚ずつ配られます。ランダムで配られるので数字に偏りがある場合があり、これが最大の運要素。

合計で9ラウンドプレイして、各プレイヤーは1ラウンドに1枚手札のカードを出します。

各ラウンドの開始時に靴下カードが公開されます。靴下カードには獲得できる靴下の数が書かれています。これもラウンドごとに公開され、9枚あります。

靴下カードには1~9の数字が書かれている。5の数字の靴下カードなら、青の靴下を5つ、もしくは赤の靴下を5つ獲得できます。

手札から一番大きな数字を出したプレイヤーは青の靴下、一番小さな数字を出したプレイヤーは赤の靴下を獲得します。これは全てのランドにおいて共通しています。

例えば、このランドで公開された靴下カードが7だとします。手札からプレイヤーAは28、Bは15、Cは42、Dは11を出します。

プレイヤーCは青の靴下を7つ、プレイヤーDは赤の靴下を7つ獲得します。その時に、プレイヤーDが既に青の靴下を5つ持っていたとしたら、青と赤の靴下を5つずつの計10足を場に返して、赤の靴下だけが2つ残ります。

カードの出し方はトリックテイキングと同じで、スートはありません。(トリックテイキングに苦手意識があって、プレイはした事ないですが…)

スタートプレイヤーから順にカードを公開します。なので、次のプレイヤーは先に出されたカードを見て判断できるので、最後にカードを出すプレイヤーが有利。

次のラウンドは一番大きな数字を出したプレイヤー、すなわち青の靴下を獲得したプレイヤーからカードを出します。

スートのないトリックテイキング方式でカードを出していきますが、一巡競りとも言えます。後からカードを出すプレイヤーにとっては、後出しジャンケンです。

ただこの方法で行くと、一番大きな数字を出すのが同じプレイヤーに偏る事があり、席順により有利不利が出てきます。後からカードを出す方が、相手の出すカードを見てコントロール出来るので有利。

なので、適当なスタートプレイヤーマーカーを用意して、スタートプレーヤーを時計回りに回していった方が公平感はあります。

しかし、公平に手番順が回った来たとしても場に公開される靴下カードはランダムです 。獲得する靴下が1足の時もあれば、9足の時もあります。これも大きな運要素です。

トリックテイキング方式でなんとなくカードをコントロールしているように思いますが、結局は手札運と靴下カードによる運、それに手番順まで関係してくる。

ゲームの運要素に対して必死の抵抗をしているような感じがします。個人的には、それよりもいっそ運に任せた方が楽な気がする。


(バリエーションルール お気軽プレイ)

いっそのことトリックテイキング方式をやめて、全員がカードを1枚裏向きで出し、せーの!で一斉公開します。

ニムトと同じ出し方で、プレイ感もニムトに近づきます。

運要素の強いゲーム性ですが、考えられる事もあります。

手札で配られた数字を見て計画を立てます。大きい数字のカードが多ければ、青の靴下を取りすぎる可能性があるので、少ない青の靴下と、逆に多い赤の靴下を取りに行こうとか。

序盤で、青の9つの靴下を積極的に取りに来たプレイヤーがいたら、小さい数字のカードを沢山隠し持っているのだろうか、などと予想する。

靴下カードは1~9、ゲーム終了までに全て登場するので、これはカウンティングできた方がいいかも。

靴下カードだけのカウンティングならまだ出来そうです。ですが、カウンティングできなくてもさほど問題ないように思います。

個人的には1~50のカードを使ったカード同時出しの、このルールがしっくり来ます!


(バリエーションルール エキスパート)

4人でプレイする場合であれば、1~36のカードを使います。通常の1~50のカードを使う時と違い、手札1人9枚×4人で36枚全てのカードが登場します。カウンティング重視で暗記力勝負です。

カウンティングが得意なメンバーであれば運要素を減らせますが、この軽いゲームにそこまで労力を費やすかという、エネルギーパフォーマンスの問題が出てきます。カウンティングが得意な人にはいいかも。

この方式で行くならば、トリックテイキング方式でカードを出すのと相性は良さそうです。

これは、ガチンコプレイ!


(蛇足ルール)

靴下を減らすのが目的ではなく、赤か青の靴下を沢山集める事を競い合います。残った靴下の数がプラス点。

靴下トークンの数が不足するのと、やはり集めるより減らす方が面白い。


3人でプレイしましたが、気軽にプレイ出来て面白いですね!

3人だと1人が青の靴下、1人が赤の靴下、1人が何もナシという結果になるのでバランスがいいように思います。多人数だと、数字で勝つのも負けるのも難しそうです。

そう思ってBGGで調べてみると、リメイク元の綱渡りはベスト3人になっていました。

オッドソックスをプレイして感じた事は、運の強いゲームが好きがどうかと言うよりも、そのゲームの運要素が納得できるかどうか。

無駄に運が強かったり、ガチガチ感を無くすために運要素を入れたが果たしてそのゲームにマッチしているのか。

ミスマッチに感じてしまったのは、すずめ雀(牌が少なすぎる)、街コロがあります。(サイコロ運と言うよりはカード運)

反対に、モンスターメーカーや大熊山、キャントストップなんかはマッチしている気がする。

それでも、すずめ雀や街コロは人気のあるゲームです。面白いと言う人も大勢いると思います。

ノット・フォー・ミーってやつです。

オッドソックスは青の靴下を取ろうとしても赤の靴下を獲得したり、計画を立てても上手いこと行かなかったりするんですが、たまたま青と赤と靴下の数がそろったりして一喜一憂します!

そこが妙にクセになる感じがあり、手元で靴下が行ったり来たりするのが楽しいんですね!

実力差がつかないので子どもとプレイするにもいいですし、考えどころが無いと言えばそうでもない。

考えてプレイしても駄目だったり、期待していなかったのになぜか上手くいったり、そんな人生にも似たところがこのゲームが何度もリメイクされて長く愛されている理由かもしれない。

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