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ソード・オブ・フェローズあげだまさんのレビュー

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7年弱前

カナイセイジさんのソロファンタジー物ということで購入しました。ソロで回していると気になる点がいくつかあったので、気になった点を記載します。

また、普段ボードゲームをしない方が原作を好きで購入されるケースがあるようなので、少し細かく記載しようと思います。


■ゲームの流れ

6人のキャラクターから1人1キャラクターを担当してパーティを作ります。

組んだパーティで、低層+中層+上層+最終戦闘の4シナリオを順番にクリアしてゆき、最終戦闘をクリアしたら全員の勝利となります。

また、低層・中層・上層で1人でも死亡したり、最終戦闘で全滅した場合は全員の敗北となります。


■セットアップ

以下の流れでセットアップします。

 ①コンポーネントを開けます。

  ・長いカードは「シナリオ」と「キャラクター」です。それぞれに纏めます。

   (カードを見たくなりますが、シナリオは中身を見ないようにしましょう)

  ・正方形の小さいカードは「アイテム」と「サポート(ユイ)」です。

   「サポート(ユイ)」は別に分けておき、「アイテム」8枚をシャッフルして

   裏向きの山にします。

  ・トークンは「ピンクのダメージ(1と2、5と10が表裏)」「水色のアビリティ

   (1と2が表裏)」「攻略中マーカー()」「シリカ用付与トークン

   (+字盾と丸矢印が表裏)」「リズベット用付与トークン(+2と×2が表裏)」

   「予備の空白」です。

    それぞれ注意して厚紙から抜き取り、それぞれ纏めて分けておきます。

  ・ダイスは黒(手番プレイヤー用)・白(連携プレイヤー用)・水色(

   レベルアップで得る)に分かれています。纏めて分けておきます。

 ②キャラクターを1人1キャラ選びます。ソロプレイの場合は2キャラを担当します。

  ・キリトは必ず含める必要がありますが、他のキャラは選択自由です。

  ・ボードゲームに慣れていない場合、キリト・クライン・エギル・リズベットが

   易しいので、それらを選ぶといいかもしれません。

   (慣れているゲーマーであれば、全キャラから選ぶと良いと思います)

  ・シリカは「十字盾と丸矢印」・リズベットは「+2と×2」の付与トークンを

   受け取ります。

  ・水色のアビリティを1人1つ受け取ります。「1」の面で所持します。

  ・選ばなかったキャラクターは使用しませんので、箱に戻します。

 ③シナリオをセットします。

  ・低層・中層・高層をそれぞれ裏向きでシャッフルし、1枚ずつ選びます。

  ・絵が繋がるように、裏向きのまま上から「高層→中層→低層」の順に並べ、

   「最終戦」も裏向きで置きます。

  ・並べなかったシナリオカードは使用しませんので、箱に戻します。


■シナリオの流れ

以下の流れを4回繰り返します。

 ①表になっていない一番下の階層(低層→中層→上層→最終戦の順)をめくります。

 ②左下の戦闘のうち、一番上にあるものに攻略中マーカー()を置きます。

 ③戦闘を行います。このとき、戦闘の欄の下に小さい文字で「全体攻撃」

  「装甲」など書いている場合があります。その場合はルール裏面の最後にある

  「特殊効果の説明」を調べ、適用します。

 ④勝利した場合、攻略中マーカーを下にずらし、次の戦闘にうつります。

  (1回で終了するシナリオもあります)

  この時点では、HP・アビリティは回復しません。消耗した状態で連戦します。

 ⑤全ての戦闘に勝利した場合、クリアとなります。

 ⑥アイテム取得、レベルアップ、ダメージとアビリティの回復を行います。

 ⑦ ①へ戻ります。なお、「最終戦」のみはルールが変わりますのでルールブックを

  参照します。


■戦闘

戦闘は次の流れで進みます。(「誰が」が分かりづらかったため、で示しています。)

 ①手番プレイヤー(低層1回目はキリトが選ばれ、中層以後は手番プレイヤーが

  次のシナリオに持ち越される)が、連携相手のプレイヤーを選びます。

 ②手番プレイヤー・連携相手はそれぞれ、シナリオ左上に書かれたダイスを受け取り

 (手番→黒、連携→白)、ダイスを振ります。キャラクターダイスを持っていれば、

  振る前に自分の通常ダイス1つとキャラクターダイスを交換することができます。

 ③ダイスを振り、敵にダメージを与えます。

  ・出目の組み合わせにより手番プレイヤーのソードスキル(ダイス役)を成立させると、

   成立させたスキルの右側に書かれた点数のダメージを与えます。敵の上にダメージ

   トークンを点数分置きます。

   複数の役/同じ役を複数回成立させることができ、それぞれが敵へダメージを与えます。

    キリト:同じ出目をたくさん揃えることで技が出ます。

    クライン:1や2の小さな出目を揃え、指定個数が指定合計以下なら技が出ます。

    エギル:5や6の大きな出目を揃え、指定個数が指定合計以上なら技が出ます。

    アスナ:「23」や「12345」のような連番と、指定出目(数字の色には特に意味は

      無いようです)を揃えることで技が出ます。

    シリカ・リズベット:同じ数字を3つや、指定出目を揃えることで技が出ます。

      「奇」は奇数出目(1・3・5)のいずれか/「偶」は偶数出目(2・4・6 )

      のいずれかを意味します。

  ・ダイスは全員で相談して、任意の個数のダイスを振り直しできます。振り直しは2回まで

   行うことができます。

    - 振り直すダイスの持ち主が(黒を振り直す→手番、白を振り直す→連携相手

     それぞれ一度に振り直しを行います。(相手が振ってから、出目を見て振り直しを

     止めることはできない)

    - 振り直しは、1回目で振り直さなかったダイスを、2回目に振り直すことが

     できます。(「出目の固定」のような概念はありません)

    - 振り直し時に「キャラクターダイスを振り直しに選び、通常ダイスに

     交換して振る」か「通常ダイスを振り直しに選び、使用しなかったキャラクター

     ダイスと交換して振る」ことができます。

  ・手番プレイヤー・連携相手共に、アビリティ(水色のトークン)が残っている場合、

   消費して自分・相手の通常ダイス(黒・白どちらでも)に操作を行うことができます。

   使用はアビリティが残っている限り何度でも使えます。

  ・キャラクターダイスの「キャラの顔」の目は、1〜6の好きな目として扱います。

  ・(複数戦闘のシナリオの場合)ダメージが敵HPを超過しても、次の戦闘へダメージは

   持ち越ししません。

  ・一部のキャラは味方に付与効果を与えます。手番プレイヤーの時に付与を持つソード

   スキルを使用した場合・かつトークンが自分の手元にある場合は、自分以外の任意の

   プレイヤー1人にトークンを渡します。

 ④敵から反撃を受けます

  ・攻略中マーカーの行の右端の数値分、ダメージを手番プレイヤーが受けます。

   (敵が「全体攻撃」なら全プレイヤーが受けます)

  ・もし1人でもHPが0以下になると、ゲームオーバーとなりゲームが終了します。

  ・ダイスを使い切っていた(スキルに使わなかったダイスが0個)場合、

   「スイッチ」が発生して④を飛ばすことができます。

  ・③攻撃で敵が死亡していても、最後の反撃が発生します。

 ⑤敵を倒していない場合プレイヤー交代となります。

  ・手番プレイヤーは硬直(順番終わり)になり、しばらく出番がありません。

   キャラクターカードを90度傾けて(縦向きに置く)硬直を表します。

  ・連携相手が新たな手番プレイヤーになります。

  ・①に戻り、新たな手番プレイヤーが連携相手を選びます。

   このとき、硬直しているプレイヤーは選べません。また、他のプレイヤーが

   全員硬直している時は、全員の硬直を解除して好きなプレイヤーを選びます。


■レベルアップ

シナリオをクリアすると以下のレベルアップが発生します。

 「低層・中層・上層クリア共通」

  ①最後の手番プレイヤーがアイテムカード(6種8枚)を1枚引きます。

   消耗品:全員共通で所有します。誰でも使用できます。

   装備品:誰か1人が所有し、そのプレイヤーのみ効果を持ちます。

       戦闘後のタイミングで自由に受け渡しできます。

  ②LVが上がり、HP・アビリティ・ソードスキルは対応するレベルの数値に変更します。

   低層をクリア → LV50になる

   中層をクリア → LV80になる

    ※アビリティはHPの下の「ABLITY」行を参照します。

     プレイ人数により上昇タイミングが変わります。ソロプレイ時は2人を

     参照します。

  ③ダメージを全回復し、現在のレベルのアビリティ点数分、アビリティを受け取ります。

   ・2になる場合はトークンを裏返し、3になる場合は2つ目を受け取ります。

  

 「低層をクリアの場合」

  ④自分のキャラクターダイスを受け取ります。一部見分けにくいキャラクター

   がいますが以下の対応です。

    男性キャラ・出目が1か6(剣) → キリト

    男性キャラ・出目が5か6(斧) → エギル

    男性キャラ・出目が1か2(刀) → クライン

    女性キャラ・出目にカッコ付き → アスナ

     ※「出目のまま」か「カッコを無しとして出目-1」を選べる

      「剣・剣・(剣)」は3か2を選べる

    女性キャラ・出目が偶数のみ → シリカ

    女性キャラ・出目が奇数のみ → リズベット


 「中層をクリアの場合」

  ⑤サポートキャラ「ユイ」を得ます。(共通で所有と思われる)


■キャラクター

キャラクターについての印象を記入します。「考える」のキャラは少し難しいと

思われます。

 キリト(戦闘役・シンプル) 

  ・戦闘ダメージが一番ですが、代わりにアビリティで操作できるダイスが1つのみ

  (他キャラは2つ以上)なのでスイッチの成功率が低くなっています。

 クライン(戦闘・シンプル)

  ・戦闘ダメージが支援役並みに低い代わり、「貫通」に特化しているため、

   活躍はシナリオ次第な面があります。

 エギル(戦闘・シンプル)

  ・戦闘ダメージが高くアビリティ操作が2個なので使い勝手がいい反面、

   シリカを連携相手としてサポートできない欠点があります。

 リズベット(支援・シンプル)

  ・「他人の攻撃増加」「貫通」効果を持ちます。攻撃力が低い以外、特に

   悪い点がありません。

 アスナ(支援・考える)

  ・付与チップの代わりに、スイッチを狙いやすいアビリティで支援を行います。

  ・「手番プレイヤー時、スイッチ狙いの振り直しを考える」「アビリティ使用時、

   何を裏返せば効率的か考える」点はパズルのような思考が必要なので、

   苦手だと出目決定に考える時間がかかってしまうと思われます。

 シリカ(支援・考える)

  ・「攻撃」「2回攻撃」「回復」「ダメージ防御付与」「出目操作付与」

   「アビリティ付与」と行動のバリエーションが豊富です。

   しかしアビリティで出目を操作できないため、スイッチを狙いにくい

   (ダメージを受けやすい)弱点を持ちます。

  ・他のプレイヤーへの行動が多いため、今は何をするべきか全プレイヤーを

   見ながら考える必要が発生してしまいます。目の前の出目だけ考えていれば良い

   他のキャラに比べると、考えることが多くなってしまいます。



軽いファンタジー系ゲームとして、原作を知らなくても楽しめると思います。原作を知っている場合はルールがそれほど複雑でもないので、キャラクターゲームとしても気軽に楽しめると思います。

ソロプレイの面では、再プレイ性を高める工夫がされていて(キャラクターの組み合わせ、シナリオの組み合わせ、取得アイテムの種類)、難易度も良いバランスに調整されている(あと少しなのに勝てないため、もう少しやりたくなる)、セットアップ・プレイが短時間で気軽にできるので、ファンタジー系ソロプレイにはかなり良いと思います。

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