ヨーロッパを制するのは誰だ!?歴史ある交渉戦略ゲーム
第一次世界大戦前の緊張状態にあるヨーロッパ各国。プレーヤーはイギリス・フランス・イタリア・ドイツ・オーストリア・トルコ・ロシアの7か国のいずれかを担当し、ヨーロッパの覇権を争います。
ゲームボード上ではヨーロッパの陸地が56、海域が19に分割されており、このマスに軍隊を派遣してその地域を支配したり補給を行ったりします。アクションは半年単位で、各プレーヤーが指令書を作成し、それを一斉に公開して同時ターン制で処理します。
このボードゲームの最大の魅力は、プレーヤー間で行われる交渉にあります。交渉に制限などはなく、自由に各国のプレーヤーと接触ができます。ただ、この交渉時間がゲーム全体にかかる時間を助長させる原因となるため、交渉時間を制限されることはあります。
こうして各国と関係を保ちつつ、自国の勢力地域を拡大させていきます。最終的には交渉して友好な関係を保ってきた国を出し抜くことが必要になるため、そのタイミングを計りながら交渉を有利に進めていくようにプレイすることになります。
このボードゲームの歴史は古く、1959年に初版が発売されています。日本でも発売され、テレビでも取り上げられて実際そのプレイ内容が放送されたこともあります。長時間に渡るゲームであるため、戦略ゲームや交渉事が好きなメンバーでじっくりやる環境があればやってみても良いと思います。
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タイトル | ディプロマシー |
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原題・英題表記 | Diplomacy |
参加人数 | 2人~7人(360分前後) |
対象年齢 | 12歳から |
発売時期 | 1959年~ |
参考価格 | 未登録 |
ゲームデザイン | アラン・カラマー(Allan B. Calhamer) |
---|---|
アートワーク | ブレイク・ビーズリー(Blake Beasley)フッフ・ブレーディン(Hugh Bredin)ヴィンセント・デュトレ(Vincent Dutrait) |
関連企業/団体 | アスモデ(Asmodee)アバロンヒル(The Avalon Hill Game Co)アバロンヒル(The Avalon Hill Game Co) |
レビュー 7件
- 160名に参考にされています投稿日:2020年08月12日 16時58分
コロナ禍の中、オンラインで遊ぶと違った魅力があるので布教がしたくて筆を取りました。概要欄やウィキペディア、同人の解説サイトなどを読んでもらえればルールを把握できると思うのですが、第一次世界大戦前の欧州で七か国の列強が覇権を争う戦略(&謀略)のゲームです。ルール説明欄の説明と同じフェーズをプレイする人全員の入るチャットルームなどを介して、オンラインで行います。すると、全体での共同声明文とは別に各国同士の裏での外交(個チャ)が複雑化していくことになり、より歴史上の外交(Diplomacy)を味わい尽くせるようになります。補給地の略称や位置関係、各軍の現在位置などが統一の認識である必要があるの...
田辺朔郎さんの「ディプロマシー」のレビュー - 289名に参考にされています投稿日:2020年07月04日 21時04分
ボードゲームを通して友達をつくる。親密な仲となる。アナログゲームってほんと素晴らしいです。ゲームに否定的な人は、良さが分からないんです、きっと。それなのに、このゲームは大っ嫌いです!!いえ、好き嫌い言うのは好きではないですが、ボードゲームの世界は、嗜好に合わせて好き嫌いが言えるのが好き。だから個人的な思い出です。家の外で、とても仲のいい6〜7人でやりました。もう30年以上前のことです。このゲームは、ひそひそ話を通して、自分の国の駒を1歩、他国へ動かします。(ルール違ってたらゴメンナサイ)1時間ぐらい何人かとひそひそ話をし、全員集まって同時に1歩ずつ動きます。口約束なので、話した相手と同意...
荏原町将棋センターさんの「ディプロマシー」のレビュー - 307名に参考にされています投稿日:2018年12月11日 08時45分
先日4人プレイをしてきましたのでそのレビューを。4人プレイだと、英、仏&墺、独&土、露&伊で担当プレイヤーを分けます。英以外は1人で2つの国を担当するので、通常のゲームのセオリーは全く通用しなくなります。また、交渉も後半になるとほとんど行われず、2対2の関係が固定されてしまうのでディプロマシー本来の交渉の楽しみがなくなってしまいます。ただ、それでも駒を動かすドキドキは楽しめるので、少人数でどうしても~ってのであれば遊んでみてもいいと思います。ちなみに時間が来てしまい最後まで出来ませんでしたが、最後の時点だと土が7補給都市、仏、英、露が6、独が4、伊が3、墺が0で消滅となりました。1人で2...
ボドゲしおさんの「ディプロマシー」のレビュー - 266名に参考にされています投稿日:2018年10月31日 09時42分
出し抜きたくてウズウズする・・・5人で2回プレイ。1回のプレイ時間がとても長い重量級だけど、中だるみはせず、ずっとおもしろい。各国の外交はプレイヤーの性格が出て、信用できる人とそうでない人が出てくる。でも、信用できないことがわかっているからこそ有利に判断できたり、信用できる人に裏切られることもあるからこそ、リスクが伴ったりする。各国の動きを記録しておいて、感想戦をするのがおすすめ。交渉を見ていた妻(見物)が、どの国も約束を違える軍の動かし方をしているのを見て、爆笑していた。難点は、武力衝突の際に疑問が多く出ること。説明書を見てもはっきりわからないこともあり、わかりやすいQ&Aが欲しい。。...
泳遊さんの「ディプロマシー」のレビュー - 677名に参考にされています投稿日:2017年08月09日 20時11分
いやいや、このゲームは懐かしい。もう遥かな昔、大学時代に散々やりましたね。当時は、シミュレーションウォーゲームの一つとして扱われており、その代表メーカーのアバロンヒル社から発売されておりました。ウォーゲームといえば、2人対戦が基本だった中で、7人対戦ができるというのは、当時は非常に珍しく、メジャーテーマの第二次世界大戦ではなく、マイナーな第一次世界大戦の、しかもその直前の外交交渉がテーマ、という設定にもかかわらず、当時はまだ多人数でのゲームが少なかった事もあり、皆で飛びついてプレイしました。コマには強さの数字などなく、戦闘もサイコロなどは一切使わず、攻撃と防御の互いのコマ(エリア)の数と...
Bluebearさんの「ディプロマシー」のレビュー - 468名に参考にされています投稿日:2016年12月17日 20時26分
ディプロマシーは第一次世界大戦前夜のヨーロッパやロシア、トルコとなって『そのとき歴史は動いた』といわんばかりに陸軍や海軍を動かして地方を征圧して領土を広げていくという作戦を持つゲームとなっています。各プレイヤーは毎ターン「命令書」に自国の軍隊をどう行動させるか記入し、同時に公開する。軍隊同士の行動が干渉する場合、戦闘を行って解決する。戦闘に敗北した軍隊は、隣接する地域に撤退するか除去される。拠点都市の数よりも軍隊の数が少ないプレイヤーは、拠点都市と同じ数までの新しい部隊を受け取る。という3つのステップを繰り返すだけである。ディプロマシーにおける戦闘は、戦闘地域の隣接地域から受けた支援が多...
鉄狼(てつろー)さんの「ディプロマシー」のレビュー
リプレイ 0件
戦略やコツ 3件
- 74名に参考にされています投稿日:2020年08月12日 16時47分
この投稿は私見によるものとこのゲームがそもそも互いに裏切りを前提とした同盟を結び、どのタイミングで裏切るのかが非常に大事であるということを理解して読んでいただけると幸いです。基本的な戦略は・露骨な侵攻を序盤から進めていくと他の国の団結を招くことになりかねないので協調を保ち目立たないこと・「遠交近攻」を基本として隣接する国ではないプレイヤーと手を組んで隣接国を二方向から攻め込むようにする。・手を組む際には相手に利益があるように交渉をする。*個人的にはさらに交渉は具体的な内容を約束するほうがお互いに裏切るかどうかが露骨にわかるのでそれで裏切りずらくかつ、手を組んでいたほうが得だと誘導しておく...
田辺朔郎さんの「ディプロマシー」の戦略やコツ - 183名に参考にされています投稿日:2018年11月06日 18時19分
私の周りの強い人。・戦争しない人・裏切らない人これに尽きます。軍隊を動かしているので、ついつい序盤から他国と衝突したくなりますが、敵国を増やすのは害しかない。また、一泡吹かせたくて、ついつい裏切りたくなっちゃうけど、これも、長い目で見れば害しかない。これらのちょっとした欲求を抑え、他国と上手に付き合える人が、序盤、中盤で安定し、ここぞの裏切りで他国を制圧したりしています。
泳遊さんの「ディプロマシー」の戦略やコツ - 1260名に参考にされています投稿日:2018年08月24日 00時55分
インスト用です。イギリス海軍力の高さを他国との交渉に活かしてください。西欧三国で孤立しないようにしましょう。周辺国に海軍を生産させないようにしましょう。重要地域:北海、イギリス海峡フランス陸軍と海軍のバランスが重要になります。西欧三国で孤立しないようにしましょう。イタリアを東に向かわせましょう。重要地域:ブルゴーニュ、イギリス海峡ドイツ周辺国が最も多く外交力が問われます。西欧三国で孤立しないようにしましょう。フランスに陸軍を生産させないようにしましょう。重要地域:ブルゴーニュ、ルール、バルト海、チロルイタリア最弱国ですが攻められにくいです。西に向かうか東に向かうか序盤は様子見しましょう。...
Nnnnさんの「ディプロマシー」の戦略やコツ
ルール/インスト 1件
- 960名に参考にされています投稿日:2018年08月24日 00時43分
ゲームの準備担当する国をランダムに決めて、ユニットを配置してください。イギリス:(陸軍)リバプール(海軍)ロンドン、エディンバラフランス:(陸軍)パリ、マルセイユ(海軍)ブレストドイツ:(陸軍)ベルリン、ミュンヘン(海軍)キールイタリア:(陸軍)ローマ、ヴェニス(海軍)ナポリオーストリア=ハンガリー:(陸軍)ウィーン、ブダペスト(海軍)トリエステロシア:(陸軍)モスクワ、ワルシャワ(海軍)セヴァストポリ、サンクトペテルブルグ(南岸)トルコ:(陸軍)コンスタンティノープル、スミルナ(海軍)アンカラゲームの目的補給都市を18か所支配した国が勝利です。時間がかかるため期間を決めることが多いです...
Nnnnさんの「ディプロマシー」のルール/インスト
掲示板 0件
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Kodomo blenderさんの「ディプロマシー」のレビュー