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  • 2人~5人
  • 10分~30分
  • 7歳~

モウ ポケットバージョンレモネードさんのレビュー

144名
3名
0
3ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

牛とハエと厩舎のゲーム

友人たちと5人でプレイしました。


インターナショナル版は10人までプレイできて

箱を開けると牛が鳴く仕掛けが施されてますが

こちらは5人までに必要なコンポーネントに

コンパクトにまとめられ、箱も小さいです。


ま、僕的には6人以上で遊ぶ機会もあまりなく

箱の仕掛けも興味ないので、

これでもいいかなーって感覚で購入しやした。


んで、いざ皆んなでプレイして、驚きました。

めちゃコンパクトな箱やのに、

面白さと盛り上がりの破壊力が凄かったっス

その日のゲーム会のキラーチューンでした


こーゆうラウンド毎に誰か一人が

どかーんとマイナス点くらって、

まわりがホッとするある意味デスゲーム的なの

うちらのグループでは盛り上がるんすよねー。


ぶっちゃけカード運の要素は大きいです。

でも、もちろんそんだけじゃなく

色んなテクニックを駆使できる要素もあります


では、簡単にルール説明から。

まずこのゲームには

かわゆく牛が描かれたカードが48枚ありまして

各カードには1〜15の数字が記載されてます。


同時にそれらのカードの中には、

牛にハエが1〜3匹たかってるカードが沢山あり

もちろんハエのない清潔な牛もいます。


このカードを全員に5枚ずつ配り 

残りは山にして親を決めてゲームスタート。


プレイでは親から反時計周りに手番を実行し

各手番では、共通の場にカード1枚をプレイ

その後、山から1枚引いて手番終了なんですが

もちろんカードのプレイには制限があります。


このゲームでは牛カードを共通の場に

1列で並べてディスプレイしてくのですが

最初にプレイされたカードの左側は

数字が降順になるように、右側は昇順

とゆう形式で、あとの者が続き、

列の並んだ数字の間のカードは出せません。

昇順降順を守るなら途中の数字は飛ばしてもOK


例えば、誰かが最初に9のカードをプレイして

次の人は左側に3のカードをプレイし、

また次の人は右側に10みたいな感じです。


ちなみに最初に端っこの1をプレイしたら、

右側に昇順にカードを置いていくだけになるし

15が最初なら、その逆になります。


ではカードを出せない者はどーなるか?


カードを出せないまたは出したくない者は、

今、場に並んでるカードを全て引き取り、

それを自分の前に山にして保持します。

これは牛を自分の厩舎に入れたって事です。


そしてカードを引き取った者は、

新たに列の最初のカードをプレイして続けます


山がなくなればラウンド終了準備段階に入り、

その時点で並んでるカードを誰かが引き取れば

そこで完全にラウンド終了になります。


ラウンドが終われば

全員、今持ってる手札全てを自分の厩舎に加え

ドキドキの得点計算を行います。


得点計算と言っても簡単で、自分の厩舎の

牛にたかったハエの数がまんま得点になるだけ

このゲームでは点数が多い者が負けなので、

点数は全てマイナス点です。


得点計算が終わればカードを集めて配りなおし

一番、マイナス点が高い者が次の親になり

新たにラウンドをはじめます。


誰かがマイナス100点に到達すればゲーム終了

一番点数が低い者が優勝です。


と、ここまでならよくある七並べ的なゲーム。


ただ実はこのゲームには

皆をとんでもなく白熱させる仕掛けがあり

それが6枚しかない特別な牛カードなのです。

そいつらをまずはご紹介いたしませう。


0の牛と16の牛はおじゃま牛と言って

どんな時も一番端に置けるカードです。

もちろん0と16の次に置ける牛はいません。


曲芸牛は場に7があると上に重ねて配置可能で

同じ理屈で9のカードに置ける曲芸牛がいます


のろま牛は2枚あり、数字が飛んでる列の間に

後から強引に入り込んで配置可能な牛です。


これらの特別な牛の恐ろしいポイントは

どの牛にもハエが5匹たかってるってことです


つまり特別な牛が列に並び出すと

その列のマイナス点を爆上げして

絶対、引き取りたくない列にしちゃうねん。


あと特別な牛をプレイした者は

手番順の方向を自由に変更できまして、

これがまたプレイ展開を狂わせていきます。


そんなチート級の特別な牛なんですが

もし自分の手札に特別な牛が1頭でもいれば

心情的にはだいぶ楽になります。


とゆーのも特別な牛は、どんな場合でも

たいていプレイすることが可能で

(曲芸牛でもだいたい7か9が場にあったりする)

カード置けない!うわー牛を引き取らなきゃ!

とゆうヤバい事態を回避できちゃうからです


なので特別な牛カードを引いた者はたいてい

内心、ホッとしながらも

手札に温存して、もしもの時に備えます。


つまり誰もが特別な牛とゆう飛び道具を

己の懐に忍ばせたまま、

ラウンドが進んでく状況になりやすいわけです


そんな中、例えば場にハエ3匹の牛が沢山並び

この列は絶対引取りたくねェーみたいになり

しかも牛を置く余白がほとんどない状況で


次、お前の番だけど、どーする?引き取る?

みたいに全員がとある手番者に注目してる最中

平然とそいつが特別な牛を出したりするんす。

そして手番の方向を変えたりします。


すると自分の番はもう済んでホッとしてた奴が

うわー、また俺の危機やん!ってなるのですが

それを避けるためにそいつも特別な牛を出し

やられたらやりかえす倍返しだ!ってノリで

また手番の方向を変更してくるんです。


すると最初に特別な牛を出した者が焦るわけ

え?またワシ?今、危機を避けたのにーって


しかしそこでそいつは、もーダメーって顔から

急にニヤリと不敵な笑みを浮かべて

2枚目の特別な牛を出してきたりして


これはもう牛による殴りあいです。

特別な牛で互いにバシバシしばき合い

そんな牛の殴りあいを目の当たりにする

他の者の心情を想像してみて下さい。


もっとやれー、ウヒョー!テンションあがるぅ

人の争いの見物とゆう楽しい娯楽です。


ところがどっこい、2枚目を出した者が 

手番の方向を変えなかったりしちゃって


2人の争いを周りが眺めてる構図だったのに

急に火の粉が見物人にふりかかり、

え?手番がアタイにきた?ってなるんです。


そん時には列はもう特別な牛だらけのハエ地獄

最終的に引き取った者は

マイナス30点くらいくらっちゃうんですよ。


こんな痺れる展開、絶対盛り上がるっしょ?

マタタビをくらった猫くらい興奮するっしょ?


ちなみにうちらは牛の殴りあいが始まると、

友人の1人が「くれないだー!」って叫んで

紅を歌い出し修羅場が華やかになってました。

興奮し過ぎで誰もが意味不明の言動。


ただ、そんな修羅場を作りだす特別な牛ですが

残念なことに、わずか6枚しかありません。


しかしこれがゲームをめちゃ楽しくする

絶妙な数字でして、この少ない枚数だからこそ

ラウンド中どこで盛り上がるかの駆け引きが

ピンポイントで生まれるわけです。


と・こ・ろ・で、

山が無くなるまで何が起こるかわからないので

みんな切り札は最後までとっておくってのが

人の性ってもんなのですが

そんな時、こんな事件が起こりました。


ラウンド終了間近

それまでにプレイされた特別な牛は1枚だけ

みんな最後のクライマックスに向けて

特別な牛を抱えてるのが丸わかりな状況で


まず親が最初のカードをプレイしました。

親の左隣が次のカードをプレイすると

とうとう、そこで山が尽きました。


あとは、みんな自分の手札を出すだけで

間違いなくこれがクライマックス

ここで、おれの特別な牛を決めてやると

飛び道具を持つ者は虎視眈々と狙いを定めます


ところが、ところがです。

場にはまだ2枚しかカードが出てない状態で

次の者が急に勝負を降りちゃったのです。

つまり牛の列を引き取ったのです。


するとどーなるか。

ラウンドはここで終了、得点計算に入ります。

全員、持ってる手札を厩舎に入れる羽目に。


そう、最終戦争に向けて温存してた特別な牛が

急に自分のマイナス点になっちゃいまして


こん時は、みんな唖然としたなー

降りた一人を除いて、みんなの思考は完全に

列を取りたくなーい、そんだけでしたので。


山が尽きて誰かが列を引き取れば、

そこで手札もマイナス点になるってゆう原理を

みんな、すっかり忘れちゃってて

そんなやり方もあるのかーっと


つまりどのタイミングでラウンドが終わるのか

このゲームはそこも重要だったりするのです。


ちなみにカードは48枚しかなくて、

今回みたいにプレイヤーが5人もいれば、

ラウンド終了は意外と早く訪れたりします。


あとハエの数にも注意が必要で

列にズラズラ牛が並びだすと一瞬焦りますが、

結局はハエの数だけがマイナス点になるので

いくら牛が並んでもハエのいない牛なら

引き取ったとてマイナス点にはならんのです。


だからカードは出せるけどあえて引取る戦略が

他のゲームよりも有効だったりします。


さて実際のゲームでは

ジレンマと危機のパンチラインで

ヘロヘロになりながら、なんとか耐えてるオレ


1枚しかない特別な牛でとりあえず凌いだ後、

その後の手番の方向決めにめちゃ悩みまして


今の列はほとんど詰み状態で、

特別な牛を持ってなければ、かなりヤバい状況


特別な牛は俺の1枚しか、まだ場に出ておらず

残りは誰かがすでに持ってる可能性大


右隣左隣どちらかのプレイヤーが

ひょっとしたら特別な牛を持ってるかもしれん

そんな疑心暗鬼に囚われちゃうオレ


もし特別な牛を持ってたら、確実にそいつは

手番の方向をオレに向け、オレがやられちゃう


本当はね、特別な牛を出した後、

悩むそぶりなんか見せず、全然大丈夫って顔で

さらっと方向を決めた方が有効だったんです。


なら次の手番者がもし特別な牛を待っていても

俺がまだ特別な牛を温存してるかもと勘繰り

自分とは違う方向にするかもしれへん。


でも焦って一瞬でも悩む姿を見せてしまっては

もう後には引けません。


俺の番がきたらアウトなのバレバレ

だからこそ、どっちが特別な牛を持ってるか、

右か左か、どっちの方向かめちゃ悩んでしまい


結果、左隣を選んだら、 

見事、その子は特別な牛を温存しており、

その牛で、めでたくオレはドボンとなりました


ちなみにマイナス100点なんて、

殴りあいが起こればすぐに到達します。

俺なんか一挙に40点もくらっちゃって

頭のハッチがあいちゃって海馬までハエだらけ


いやー、コレおもしれーわ

あまりにも面白過ぎたので何回もプレイして

なんなら帰り間際に、締めのゲームとしても

このゲームで遊んでもーて


ちなみにマイナス点のカウントは

今回もテンデイズさんの木製コインを使用

点数計算がめちゃ楽でオススメです。


プレイ人数は3人以降なら

そんなにプレイ感は違わないと思うけど

とにかく5人はめちゃくちゃ楽しめました。


2人はちょっとわかんない、でも

恐らく多人数とは違った楽しさがあるのでは。


牛の殴りあいを堪能したい方は

是非ともプレイしてくだされ、オススメー

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