カルカソンヌ：霧に浮かぶ亡霊みずいろさんのレビュー

ここ何ヶ月か亡霊に取り憑かれたようにソロで何度も遊んでいるのでレビューさせていただきます。カルカソンヌ霧に浮かぶ亡霊はこちらのゲーム単独で協力ゲームとして遊んだり基本ゲームに混ぜて遊べる拡張で、私は主に1人プレイ可能な協力ゲームの方を遊び現在レベル6までのうち、レベル5までクリアしている所です。 

それではカルカソンヌ霧に浮かぶ亡霊たちの魅力をざっくりルールと共にレビューいたします。

①可愛いくもハラハラさせてくる亡霊たち

カルカソンヌ　霧に浮かぶ亡霊は基本のカルカソンヌのルールに沿って道、都市、そして城（基本では修道院）で得点を稼ぎレベルごとの目標点を目指すタイル配置ゲームです。※草原ルールはなし

そこに亡霊や墓地といった追加要素が加わりプレーヤーは翻弄されていくことになります。

見た目が可愛い亡霊コマは全部で15個、レベルが上がるごとに15→13→…と設定数は減っていきます。配置するタイルにその姿があれば必ずストックから取り置いていく必要があります。（霧配置ルールは後述）

ゲームオーバーの条件が目標点に届かなかっただけでなく、亡霊コマのストックが無くなったらという条件もあるためこの増えていく亡霊コマに苦しめられます。

この亡霊たちはタイルのほとんどに湧いてきまして、私はずいぶんと苦しめられました。ただタイルで道や都市などが完成した時得点を得るかタイル1枚で3つまで亡霊コマを取り除くかどちらかを選べるルールがありそれを上手く活用出来れば最後までなんとかなるようになっています。

得点が欲しい、しかし亡霊コマが残り少ない、ここはゴーストバスターするかとゲーム中に考えを巡らせ進めて行きます。

②霧の存在

亡霊たちについてゲームのタイトル霧に浮かぶ亡霊の名の通り亡霊たちは霧に囲まれているのに気づきましたでしょうか。

実は霧同士がつながってタイルを配置すると亡霊コマはタイルに表示されている亡霊より1つ少なく置けるようになっています。3個であれば2個、2個であれば1個、1個であれば置かなくてよい。そして霧が完全に繋がり囲まれれば亡霊たちは全部取り除かれます。

このことにより霧は必ず繋げるルールは無いのですが、霧と霧をなんとか繋げたい思いも生まれ気づいたら巨大な霧の一体が出来ていたこともありました。可愛くも憎き亡霊たちが霧散していく様はとても気持ちの良いものでした。

ちなみに道や都市については基本のカルカソンヌと同じですが城は周りをすべて囲まれた時、囲っているタイルもしくは城自身の霧が描かれているタイルのみ得点されます。ここにも霧の存在が効いてきます。

③難易度を上げる墓地

墓地についてはレベルによってルールが変わり難易度がハードになっていきます。

亡霊を増やしたりミープルやタイルに影響を与えたり、こちらもなかなかやっかいな仕様になっています。墓地タイルを引いた時の絶望感といったら…

墓地を配置する場所も重要になるため墓地が出た瞬間かなり悩みながら配置しています。

このゲームの難易度を底上げするいいスパイスになっていると感じました。

④ミープルたちの協力技が炸裂

このゲームではソロはミープル4色各3つずつを使い得点を稼いでいきます。

ここで基本カルカソンヌでおなじみの相乗りルールが大活躍します。

目標点は手持ちのミープルたちがとった点を合算して行くので、2色ミープルで都市に相乗りして得点2倍、道も同様と高得点をとる事が可能です。

基本では対戦相手に出来るだけされたくない相乗りですが、このゲームは好きなだけ相乗りを堪能し、かつ重要な得点源に出来ます。

私はこのゲームを何度も遊ぶうちに相乗りのコツのようなものを掴む事が出来、基本のカルカソンヌを遊ぶ際に少し役に立てることが出来ました。ソロカソンヌ（公開されている基本のカルカソンヌのソロルール）のように自身のカルカソンヌ経験値をソロで鍛える事が出来るゲームだと感じました。

～まとめに～

このゲームはカルカソンヌが好きな人、タイル配置が好きな人、可愛い亡霊駒でハロウィン気分を味わいたい人におすすめしたいです。

準備がとても簡単でタイルを混ぜて山を作りすぐに始められる所も好きですし、初回はクリアは無理だと感じながらだんだんとコツを掴みクリア出来た瞬間は最高だと感じました。

1回遊んで終わりでなくぜひ繰り返し遊んでいただきたいゲームだと思いレビューをするに至りました。

最後に今レベル6を何回も挑戦していますが、かなり難しくてクリア出来る気がしません。

レベル6はソロと2人プレイに厳しい設定になっているのでハウスルールでミープルの数を少なくして徐々に増やし挑戦すればいいのではないかと勝手に感じました。

負けてもなぜかまたやりたくなる魅力がありいつかレベル6を完全クリアしたいです。

長くなりましたがここまで読んでいただきありがとうございました！