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  • 2人~4人
  • 45分前後
  • 14歳~
  • 2019年~

小太刀9割ぼっちさんのレビュー

143名
2名
0
2年以上前

チキンレースでカードをうまい具合に獲得してデッキ構築しつつ勝利点も稼いでいく、戦略と運要素がいい具合に取れたゲームです。


各プレイヤー内訳が同じ初期デッキを配られます。

手札を6枚引き、スタートプレイヤーから挑戦します。

1ラウンドを交互に行うのではなく、親がパスかバーストするまで挑戦し、結果処理をした後に次のプレイヤーが同じように挑戦します。

場には2種類の山札があります。倒すべき敵である数字が書かれたカードと、褒賞として獲得対象になるお宝カードの2種類が1セットでそれぞれから公開されます。



手札と1枚目の場札を見ながら、「戦う」か「忍ぶ」かを選択します。

戦う場合は手裏剣に描かれている忍者が剣を構えている方を表にして、場のカードより大きい数字を出します。

忍ぶ場合は手裏剣に描かれている忍者が剣を収めている方を表にして、場のカードより小さい数字を出します。

どちらの場合でも「同じ数字」は敗北となります。


1枚目の敵との数字勝負を各条件でクリアした後、2枚目にも挑戦するかどうか手札と相談して決めます。

この時、基本的には手裏剣の向き (戦うか忍ぶか、の戦い方) は変える事が出来ません。


これを、パスするか倒せない敵が出てきてしまうかまで続けます。

パスした場合、それまでに倒した、場に並んでいるカードの中から複数枚選んで手札に加えます。

2戦目まででパスした場合は1枚を、3戦目以降挑戦した場合は「挑戦数-1」の枚数を獲得します。

獲得するカードは、「数字が書いてある、倒した敵カード」か「お宝カード」のどちらでも獲得できます。


お宝カードを獲得する場合、自分の手元に公開して置きます。最大4枚まで保持でき、これは敵カードを獲得するためにのみ使用します。

敵カードを獲得する場合、カードで指定されているお宝を指定枚数支払わなければなりません。お宝は4種類+オールマイティーのお金の5つあり、カードにより「合計2つ」や「同じ種類3つ」など、良いカードほど獲得コストも高いものが要求されます。

手元に獲得してあるお宝カードから支払えた場合、敵カードを自分の手札に加えます。以降、このカードは自分の使う数字カードとして使用できます。

挑戦プレイヤーがカード獲得処理をした後、それ以外のプレイヤーも残った場札から1枚、好きなものを獲得できます。獲得条件は同じで、お宝カードを無条件獲得か、敵カードをコストを支払い獲得できます。


倒せない敵が出てきてしまった場合は挑戦失敗です。挑戦者は何も獲得できず、他プレイヤーが1枚ずつ選ぶ行動のみ行い、終了となります。


最後に、手札からいらないものがあれば捨て札にして、6枚になるまでカードを引いて手番終了です。場に残ったカードは全て流して次プレイヤーの挑戦する1枚目のカードを公開します。


敵カードには、獲得してから使う場合の特殊効果が描かれているものがあります。出した時にカードを山札から引けるものや、メインカードとして自分が出した数字カードに付け足しをして、数字を±出来るもの等、カードの引き運だけにならないような要素があります。


また、家紋のようなマークが書いてあるものがあり、このカードを出して敵を倒した場合、ボーナストークンを即時獲得します。

このトークンの4つ目が取られた時がゲーム終了となります。

カードの下に、勝負数字とは別の勝利点の数字が書かれているので、自分の捨て札・山札・手札の勝利点と、ボーナストークンの勝利点を加算し、一番大きい人が勝利となります。



デッキ構築ゲームですが、除外するような圧縮要素はなく、挑戦中のプレイヤーに何か仕掛ける要素はないのでインタラクションは良くも悪くも少なめです。

カード獲得時、お宝カードがない事には敵カードを獲得できないため、まずは集める必要があります。上限が4枚までなのでため込む事は出来ず、テンポよく消費して勝利点にもなる敵カードを獲得していきます。4枚までですが、お宝カード1,2枚で獲得できるカードも多いので、「お宝をためるか取れる敵カードを取るか」の選択は悩ましく、重要な選択肢になっています。残ったカードは他プレイヤーが取れる状態となるので、そのあたりのバランスも見て取る所が多少の相互作用要素かなと思います。

また、狙う敵カードも、序盤は勝利点の高いものより戦闘数値が露骨に高いものか低いものを取った方が、その後の展開で助かる場面が多いですが、終了条件のトークンが一度動き出すと割と早く決着してしまうので、「どこから勝利点カード狙いに切り替えるか」も重要です。

一度の勝負後に獲得できるカード枚数はもちろん多い方がいいので、戦いながら手札補充できる効果カードなどは重宝します。

出すカードは1枚目の場札の敵を見てから決められますが、手札次第では多少不利な方の戦い方を選んだ方が、その後の戦闘では有利になる確率が高い場合もあります。

なかなか似たゲームはやったことなかったので面白かったです。他プレイヤーの手番中は完全にする事がなくなるので、そこまで大人数でやるよりは、二人~で楽しめるゲームだと思います。

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Bluebear
仙人
9割ぼっち
9割ぼっち
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