マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2016年~

幻獣屋物語9割ぼっちさんのレビュー

180名
2名
0
3年弱前

ラスボスの「イザナギ」を倒したらその人の勝ち、その前に全世界が「崩壊」したら全プレイヤーの負け、という半協力ゲームです。

各プレイヤーは自分の九尾コマを動かし、幻獣を倒し、仲間にするか経験値に変え、エリアの効果を駆使してパーティーを強化していきます。


ゲームは「崩壊フェイズ」と「旅フェイズ」で1ラウンドです。

3×3にランダムに並んだ土地タイルがフィールドとなります。また、10枚目のボス戦タイルを別でセットします。

プレイヤーは4色ある中から九尾コマと九尾カードを受け取り初期位置にセットします。

カード内の構成は敵キャラと同じで、「HP」と「物理攻撃力」、「魔法攻撃力」があります。

初期カードである九尾のHPは6なので、オレンジのHPトークンをカードに乗せます。

土地タイルの中で、ボス戦へと挑戦するタイルのみ崩壊対象ではありません。これ以外の8枚が全て崩壊し裏返ってしまったら全員敗北となりゲーム終了です。


崩壊フェイズでは、各タイルの名前が書かれた土地チップをランダムで引きます。引く枚数はプレイ人数やゲームの進行度合いにより変化します。

引いた土地に敵幻獣カードを1枚裏返してセットします。この時、既に敵がいるタイルに2枚目としておいてしまうと、侵略されその場所は「崩壊」します。カードを取り除き、タイルを白黒の裏向きにします。裏になったタイルへ移動は可能ですが、場所効果を得る事は出来なくなります。


その後、スタートプレイヤーから順に旅フェイズを行います。

手番では、①移動 ②戦闘 ③土地効果  となります。


コマは現在いる位置に留まるか、縦横斜めに1マス移動します。移動先に他プレイヤーがいる場合、更に飛ばして1マス先へ行く事も出来ます。移動の選択肢は多めです。

その後、留まった場合も含め移動先に敵カードがある場合戦闘になります。

カードを表向きにし、HPの数だけオレンジのHPトークンを敵カードに乗せます。

自分のカードの上にはHPトークン以外に「戦闘ステータスマーカー」が乗っています。これは表が剣、裏が鏡で、それぞれ物理攻撃と魔法攻撃を表しています。

最初は剣が上向きで乗っており、物理攻撃力で勝負します。

攻撃は自分と敵が同時に行います。攻撃処理後、決着がついていなければ続行となります。この時、戦闘ステータスマーカーが移動します。

他に自分のパーティーに仲間がいる時は1つ右のカードに、マーカーを裏返して移動させます。1体しかいない場合もマーカーは裏返します。要するに物理攻撃と魔法攻撃を交互にして戦闘を進めます。

物理攻撃は、お互いの数値分そのままダメージとして相手に通します。魔法攻撃は数値を比べ、大きい方の攻撃のみ、超過した分だけ通ります。

減ったダメージはカードに乗っているトークンを上にずらしカード外に置いて表現します。


戦闘に勝った場合、仲間にするか倒して経験値とするか選択肢が二つあります。

仲間にする場合、倒した敵HPを全回復させ自分のカードの隣に置きます。仲間は初期の九尾カードを含め最大5体までです。一度仲間にした幻獣は解雇などは出来ず、配置の順番を変える事も出来ません。

倒しきる場合、相手のHP分の経験値コマを取得します。これは各タイルでコストとして支払いに使います。

戦闘に負けた場合、自分のパーティーの誰か1体でも生き残っていれば戦闘続行となります、その状態で勝てば勝利扱いとなり↑と同じ選択・処理をします。

パーティーが全滅した時に「負け」となり、特定のタイルへ飛ばされます。九尾のみ復活させ、その回の自分の手番は終了となります。


土地タイルは、薬草を得たりHP上限を増やしたり、レベルチップという攻撃力を増加させる物を得られたりします。内容によって経験値を消費する場所もあります。

これらを繰り返していき、タイル8枚が全て裏返る前にボスに挑み、倒しきればその人の勝利となります。



3人でプレイしました。割と難易度はギリギリで、他プレイヤーの妨害までするような余裕はないゲームでした。むしろ進めば進むほど崩壊ペースも早まるので、協力ゲーム脳にしないとクリア自体が難しいと思います。

プレイ時はギリギリラストで挑戦でき勝利出来ました。他プレイヤーも「ちなみに挑んでいればどうだったか」の答え合わせをしてみた所、3人中2人は倒せました。敗北した場合もゲームから脱落ではなく、(仲間が多いほど回復させるのに時間はかかりますが)再挑戦できるので、複数人でやっても決着待ちをすることなく参加し続けられるのがいいゲームだと思いました。 

仲間にする幻獣はHPが1しかないカードもあり、経験値に変えても1にしかならないが仲間にしても即死してしまう可能性の高いカードを、入れ替え不可のパーティーに入れるのも…という感じで判断が難しい場面があります。逆にHPが高い敵はいっきに経験値をたくさん手に入れられるので、仲間にすれば強いがあえて倒すか、など同じく悩ましい場面があります。


インスト込みで3人プレイ1時間強、3×3にタイルを並べるので少しだけプレイスペースが広めに必要ですが、また再挑戦したいと思えるいいゲームでした。


この投稿に2名がナイス!しました
ナイス!
ボードゲームワイワイ
びーている / btail
仙人
9割ぼっち
9割ぼっち
シェアする
  • 33興味あり
  • 49経験あり
  • 6お気に入り
  • 73持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

9割ぼっちさんの投稿

会員の新しい投稿