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  • 2人~5人
  • 30分~90分
  • 10歳~
  • 2017年~

カバーミーkaramiさんのレビュー

616名
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約7年前

見た目と中身のギャップ

女性ファッション誌を思わせる華やかなパッケージと、ランウェイを模したコンポーネントが目を惹く。しかし、その見た目とは裏腹に、ゲーム内容は驚くほど地味で単調、と言わざるを得ない。

ゲームの流れ

基本のシステムは人気投票仕立て。

プレイヤーはファッションモデルが描かれたカード9枚を手札として持ち、それぞれが以下の4要素について1つずつ属性を持っている。

・髪の色(ブロンド/ブラウン/ブラック)
・髪の長さ(ショート/セミロング/ロング)
・背景(シック/キュート/ナチュラル)
・服の色(赤/青/黄に加え、ラウンドが進むと緑、黒、白が追加)

毎ラウンド、全プレイヤーによるカードの投票を3度行い、3要素それぞれについて最多得票の属性を確認する。
(背景と服の色は、そのうち1方のみを適用。1~2ラウンドごとにローテーションする)

自分の出したカードの中に、3要素全てにおいて最多得票となったカードがあれば、そのカードのうち1枚を手元に伏せ、得点とする。2枚以上あっても1枚しか得点にならない。

また、自分の出した3枚のカード全て、3属性全てにおいて最多得票ではない場合、3枚とも得点とする。

得点となったカードはゲームから除外される。
得点を獲られなかったプレイヤーが出したカードの中から、2属性が最多得票のものをプレイヤーごとに1枚ずつ場に残し、次ラウンドの投票に加える。

残ったカードは各プレイヤーが回収する。その後手札が9枚になる様補充する。
ここまでが1ラウンドの流れとなる。

2ラウンドもしくは4ラウンドごとに、山札に新しい服の色を持つカードを追加する。後半に登場する色ほど、得点が高く設定されている。8ラウンドもしくは12ラウンドでゲーム終了。

得点の合計が高いプレイヤーの勝利となる。

デザイン

パッケージだけでなくカードのアイコンにいたるまでスタイリッシュにデザインされている。

ローカライズに際し、大胆なデザイン変更を行ったそうだが、SNS等を見ても大成功していると言える。
カードのアイコンが見分けにくいと言う意見もあるが、文字でフォローされているので問題ないだろう。

機能面で見ると無駄に大きい箱は邪魔、ランウェイもタイルで十分、カードの枚数も過剰だ。サイズもコストももっと抑えられただろうが、このゲームに対しそんな指摘は野暮が過ぎる。

とにかくデザインにおいては白眉の一言。

プレイ後の感想

全編通して淡々としており、単調で退屈と言う印象が強い。
カードは多いが、ラウンドごとに1枚ずつしか引けず、場に出したカードの内2枚は回収・再利用となる。このためラウンドが進むと互いの手札が把握できてしまい、ラウンドの展開が似通ってくる。一部プレイヤーの思惑が一致し、延々同じ展開が繰り返されることもある。

個人的に最も評価を下げているのが、同時投票ごとの処理の冗長さだ。これがゲームの退屈さに拍車をかける。

投票のたびに「髪色、髪の長さ、背景」と要素を1つずつ確認し、マーカーを動かすと言う作業を、4人プレイであれば36回行ってようやく1ラウンド終了となる。
他にゲームに干渉する要素はなく、ひたすらに同じ処理が続く。

カードを選んでプレイする時間よりも、マーカーを操作している時間の方が遥かに長い。ゲーム自体のシンプルさに対してあまりにも処理が重く、パーティーゲームとして楽しもうにもこの重さが障害となる。

1ゲームのラウンド数が妙に多く設定されている。説明書どおりに12ラウンドをプレイするとダレやすい。長丁場のゲームを作りたいならばラウンドごとの差異を強調する等、もう少しゲームに変化が欲しい。
後半に登場するカードの方が得点が高い、と言うだけでは進行の手間に対してあまりにも平坦。削ぎ落としたと言うよりは肉付けが足りないという印象。

華やかなコンポーネントからは想像もつかない地味さ。ゲームを掘り下げるにも、見た目を楽しむにもゲーム自体の単調さ、地味さ、そして処理の重さが大きな障壁となる。

4人以上、かつショートゲームでのプレイを推奨。

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仙人
karami
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