マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 2人~6人
  • 60分前後
  • 12歳~
  • 2007年~

シカゴ・エクスプレスmaroさんのレビュー

139名
2名
0
4年以上前

エイジオブスチームの鉄道路線拡張をベースに、株式の要素を軽く加えたゲームは、このシカゴエクスプレスを初め多数出版されている。

アイリッシュゲージ、ライドザレイルズなど近年の作品もあるが、古くはアメリカンレイルズ、スチールドライバーなど、枚挙にはいとまがない。勿論、鉄道系という括りでは株要素を複雑化しているものや、逆にネットワークビルドに特化し単純化したものなど、非常に多様な作品が存在する。

その中でもこのシカゴエクスプレスは発売当時は賛否両論、今となっては知る人もほとんどいないような不遇な作品である。

これらのゲームの骨格は、まず開始時にいくつかある鉄道会社の株を購入⇨持株会社の鉄道路線を敷設⇨町を発展させる⇨さらに株購入、といった流れを繰り返し、一定条件下で発生する株式の配当からお金を稼ぐものである。

町から町へ長大な路線を持つ会社の株は価値が高くなる。

配当の条件や、アクション選択の細かい部分はゲームごとに特徴があるが、大筋は一緒。時には相乗りし、時には裏切り、というプレイヤー間のやり取りを行いつつ、路線を拡張し、効率よく株を取得するのである。

この種の多くのものがマップ上でのネットワークビルドを基本としているが、このシカゴエクスプレスは、スタート地点からゴールであるシカゴに到達することで追加の配当を得られるため、レース的要素も有している。

そのため、とにかく直線的にレールを敷いてシカゴを目指すという、単調な展開になることがあり、この辺りの性質がこのゲームを批判する人達の根拠となっている。

しかしこのゲームの本質は株を通した各プレイヤーの思惑のぶつかり合いと、路線拡張のバランスにある。

例えばハチエンダの様な陣取りゲームで各々が離れたスペースにかたまり、インタラクションのない配置を繰り返しても全く楽しくないだろう。シカゴエクスプレスもよく言えば自由度が高いともいえるのだが、そのあたりのゲーム展開がプレイヤーに委ねられているところがある。前述したような後発の作品はルールをシンプルにすることで、ゲーム性を高めていると言えるが、それでもこのシカゴエクスプレスには独自の魅力があると個人的には感じる。


評価8/10  重さ5/10

この投稿に2名がナイス!しました
ナイス!
塔
ほん棚@インタラクション強め
maro
maro
シェアする
  • 15興味あり
  • 37経験あり
  • 4お気に入り
  • 33持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

maroさんの投稿

会員の新しい投稿