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  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 14歳~
  • 2017年~

ロンドン(第二版)maroさんのレビュー

598名
12名
6ヶ月前

そこそこ言語依存のあるワレスの中量級。

2021年6月に日本語版が発売となる。例にもれず既に有志の方の和訳セットはあるのであるが、カードゲームなのでリーズナブルな価格設定となっているのはありがたい。

システムはそのままハンドマネージメント/タブロービルドの経済ゲームである。プレイ感はレースフォーザギャラクシーやサンクトペテルブルクあたりに似ていなくもないが、骨子はロンドンのほうがかなりシンプルである。

パラメーターはお金、名声、貧困の3つのみ。手札となる街カード、場から購入する地区カードはこれらのパラメータに影響を与える。登場するコンポーネント類はこれだけである。

特徴的なのは貧困という要素で、街の発展により富める者がでるかたわらで貧苦にあえぐ人々が発生するのを表しているのだろうか、多くの利益を生む街カードは反面あまたの貧困を発生させる。プレイした街カードのタブロー列数や、手札が多いことでも貧困が生ずるからだ。

要するに展開すればするほど、選択肢を増やそうとすればするほど貧困もでてくるわけで、これをいかにコントロールしつつ名声点を稼いでいくかが悩ましい。

多くのタブロービルドとはことなり、プレイした街カードは効果が1回のみのものも多い。それも相まって抑制された閉塞感がある。砂の城を作っては壊し、その中にある貧困を頑張って捨てていく・・・・というなんとも胃が痛くなるような展開が繰り返される。カードの効果は幾分強弱(優劣)があるため、よく見計らって戦略を組んでいく必要がある。

ワレスのゲームとしてはキツキツの苦しさは少ない。しかしだから万人に勧められるかというとそうともいえない。見た目も内容もエンターテイメント性は薄く、ジレンマや苦しさを楽しさに変転できる人向けだ。カードの効果は全体的に地味であり、不確定な未来を予測しながら有利な状況を目指していく。相手の捨てたカードを取ることもできるが、当然引き運も無視できない。永続効果のある比較的強力なカードを手に入れられれば大風呂敷を拡げることもできるが、そうでなければこじんまりと展開してダメージを最小限にコントロールしたり、相手にちょっかいを出しつつ機会を伺う流れにならざるを得ないこともある。

ほめているのかけなしているのか分からなくなってきたが、シンプルなルールの中に秘められた妙な不透明感はやはりワレスの真骨頂であると思える。それでも何度かプレイすれば霧が晴れてくるだろう。

派手さはなく、おしなべて緊張を強いられるダウナーゲームであるが、逆にそこが美点でもある。苦しさを乗り越えたあとの美酒を味わうようなハードボイルドな作品にぜひ酔ってほしいと思う。

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