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  • 1人~4人
  • 30分~120分
  • 12歳~
  • 2016年~
158名
7名
0
18日前

「アグリコラ:リバイズドエディション」は、ドイツのボードゲームデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルグ氏が手掛けた農業をテーマにした戦略的ボードゲームです。2016年8月にホビージャパンから日本語版が発売され、世界中で数々の賞を受賞した人気作の改訂版となります。


ゲームの魅力

  • 奥深い戦略性

「アグリコラ」最大の魅力は、その戦略の深さです。17世紀の農民となって自分だけの農場を発展させていくゲームですが、単純な農業シミュレーションではありません。限られた行動回数の中で、資源の収集、土地の開拓、家畜の飼育、家の増築、家族の増加など、多角的な農場経営を行わなければなりません。

特に職業カードと小さい進歩カードの組み合わせにより、毎回異なる戦略を立てる必要があります。ゲーム開始時に配られる14枚のカードをどう活かすかが勝敗を分ける重要な要素となり、同じゲームが二度とないほどのリプレイ性を実現しています。


  • 美しいコンポーネント

リバイズドエディションでは、コンポーネントが大幅に改良されました。旧版では単なる丸いディスクだった資源や家畜のコマが、羊、牛、豚などそれぞれの形を模した立体的なコマになり、見た目の楽しさが格段に向上しています。家族コマも人型になり、農場ボードに置いたときの視覚的な満足感が高まりました。

ゲームボードもより整理され、分かりやすいデザインになったことで、ゲームの進行がスムーズになっています。コンポーネントの質感も良く、長く遊び続けることができる耐久性も備えています。


  • バランスの良いゲームデザイン

リバイズドエディションでは、カードのバランス調整がなされています。旧版で弱すぎたカードが削除され、強すぎたカードは弱体化されました。120枚程度に減らされたカードセットはバランスが整えられ、初心者から上級者まで楽しめる設計になっています。

また、食料調達の厳しさと農場発展のバランスも絶妙で、プレイヤーは常に難しい選択を迫られます。しかし、その中でも様々な戦略が有効であり、「これが正解」という一本道が存在しないのもアグリコラの大きな魅力です。


  • ソロプレイの充実

1人でも十分に楽しめるソロプレイモードが用意されていることも、このゲームの優れた点です。1人用のルールではスコアを競うことに焦点が当てられ、自分の過去のスコアや他のプレイヤーのスコアと比較して腕前を競うことができます。熟練度を高めるための練習にもなり、多人数プレイとはまた違った楽しみ方ができます。


良いところ

  • 学習曲線と上達感

初心者には難しいと感じられることもありますが、プレイするたびに「次はもっと上手くできるはず」「次はこの戦略で挑戦してみよう」というリプレイ欲が湧いてきます。得点を重ねるごとに自分の成長を感じられるのは、大きな魅力です。

1回目は30点程度でも、プレイを重ねることで40点、50点と着実にスコアを伸ばしていく実感があり、熟練プレイヤーは60点以上も狙えるようになります。この上達感がアグリコラの中毒性の正体です。


  • カードによるバリエーション

職業カードと小さい進歩カードにより、毎回新しい発見があります。例えば「大工」であれば建築コストが削減されたり、「パン職人」なら効率的に食料を生産できたりと、カードによって戦略が大きく変わります。

カードの組み合わせを見つけるたびに「こんな戦略もあるのか!」と新鮮な驚きがあり、何十回と遊んでも飽きることがありません。リバイズドエディションでは、強すぎるカードや弱すぎるカードが調整され、より多様な戦略が楽しめるようになりました。


  • 農場の成長を実感できる喜び

初めは空っぽの農場から始まり、ゲームが進むにつれて畑が広がり、家畜が増え、家が拡大していく様子は非常に満足感があります。自分の手で作り上げた農場を見て「よく頑張った」と思える達成感は、このゲームならではの喜びです。


気になった点

  • 初心者への難しさ

ルール自体はそれほど複雑ではないものの、初めてプレイする人にとっては、食料確保の厳しさや戦略の立て方が分かりにくいことがあります。特に序盤の食料確保と家族増加のタイミングを誤ると、中盤以降に大きく差をつけられることも。

初回プレイでは「ファミリールール」と呼ばれる簡易版から始めると良いでしょう。これはカードを使わないシンプルなルールで、基本的なゲームの流れを理解するのに適しています。


  • プレイ時間の長さ

4人でプレイすると2時間程度かかることもあり、ライトなゲーム会には不向きです。また、考え込む参加者がいると更に時間がかかることも。ただし、リバイズドエディションでは最大プレイ人数が4人に減ったため(5-6人用拡張は別売り)、旧版よりは全体的にプレイ時間が短縮されています。


  • カード理解の難しさ

初回プレイでは14枚ものカードを渡されても、その活かし方が分からず混乱することがあります。カードの効果を理解し、戦略に落とし込むにはある程度の経験が必要です。これが初心者の壁となることも少なくありません。



遊んだ感想

私自身、アグリコラは何度も遊んでいますが、毎回新しい発見があります。特にリバイズドエディションではコンポーネントの質が向上し、見た目も美しくなったことでプレイの満足度が格段に上がりました。

特に印象的なのは、カードによって毎回違った戦略が生まれること。ある回では家畜中心の農場を作り、別の回では畑作に特化したり、職人技術を磨いたりと、多彩な農場経営が楽しめます。

また、食料調達の厳しさも独特の緊張感を生み出しています。収穫のタイミングでは食料が必要となるため、計画的な行動が求められます。この「切迫感」が逆に戦略性を高め、「今回はどうやって食料を確保しよう」という思考の面白さにつながっています。

2人プレイでは約1時間でサクサク進み、ちょうど良いプレイ感覚です。夫婦や友人と2人で遊ぶなら、互いの農場を比較しながら楽しめるのでおすすめです。



まとめ

「アグリコラ:リバイズドエディション」は、奥深い戦略性と高いリプレイ性を備えた名作ボードゲームです。初心者には少し敷居が高いものの、一度その面白さに触れると何度も遊びたくなる中毒性があります。

特にリバイズドエディションでは、コンポーネントの質が向上し、カードのバランスも整えられたことで、より遊びやすくなっています。ボードゲームを本格的に楽しみたい方、農業・経営シミュレーションが好きな方、戦略的な思考を楽しみたい方には、ぜひともおすすめしたい一作です。

プレイ時間と難易度が少し高めなので、軽いゲームを求める方には不向きかもしれませんが、じっくりと腰を据えて取り組める方には、きっと満足のいく体験を提供してくれるでしょう。農場経営の奥深さと楽しさを味わうために、ぜひ「アグリコラ:リバイズドエディション」を手に取ってみてください。

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真夏。
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