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  • 3人~6人
  • 90分~180分
  • 10歳~
  • 2009年~
89名
0名
0
約1ヶ月前
 Ragnar Brothersが2009年に出版した『A Brief History of the World』は、同社から1991年に出版されていた『History of the World』の第5版に該当するゲームです(当初は、実際に改訂作業を担当したSpiral Galaxy Gamesから2007年の発売予定でしたが、出版元がオリジナルメーカーに変わって、発売時期が2年も遅れました)。総エリア数は第3版で92、第4版で93となっていたのですが、この第5版では総エリア数が62へと激減しています。そのため、地域の数は13のままですが、エリア数に変更が無かった地域は日本しかありません。豪州に至っては、ニューギニアと(Hasbroが2004年に出版した第4版で初登場となっていた)ニュージーランドが削られて、オーストラリアの1エリアだけで地域を構成しているため、エリア支配によるVP増加をもたらす優位や征服の条件すら満たせなくなってしまったのです。また、エリア数の減少に伴って、帝国毎に設定された陸軍駒の平均個数が8.94個から6.69個に減少し、制海権を巡る戦闘ルールも完全に削除されています。ゲームで扱う時期も、他のヴァージョンにおける1914年ではなく、1942年までへと変更されているので、オランダが小帝国に格下げとなり、小帝国扱いでしかなかった日本が、ゲームの最後に行動する大日本帝国として登場します。同様に、時代1からバビロニアが削除され、ヒッタイトが殷とアーリアの間で行動する帝国へと昇格しています。その一方で、7つに区分されていた時代の数が6つに減らされたことから、時代の3〜6が3つの時代区分に修正されました。その結果、ケルト・匈奴・クメール・チョーラが小帝国に格下げとなり、神聖ローマ・宗・ティムールが削除されています。小帝国に関しても、時代5の藤原氏が時代3の大和朝廷に変更され、マヤが王国に格下げ、アングロサクソンとサファビーが(王国のエトルリアやマリと共に)削除されました。イベントカードも内容の大幅な見直しが行われています。例えば、「ユダヤの反乱」や「十字軍」は王国のイスラエルや十字軍になっており、「聖戦」は帝国であるアラブ専用の特別ルールと言う扱いに変更されています。基本システム部分でも、帝国カードを無作為に引いて、気にいらなければ他のプレイヤーに無理矢理押し付けると言うルールから、その時点での得点順位に応じて、イベントカードと共に自分で内容を確認しながら選択できるようになりました。そして、戦闘システムが大幅に改訂されたことから、プレイ時間が最も長いThe Avalon Hill Game Companyの第3版における半分程度に短縮されています。単にプレイ時間だけを比較すると、Z-Man Gamesの第6版(2018)やRio Grande Gamesの第7版(2025)よりも長時間ではありますが、多人数戦争ゲームとしての面白さを重視するなら、この第5版が今でもベストだと思います。
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