果樹園ミニclevertrickさんのレビュー

2歳から遊べるボードゲームをお探しの皆様に朗報です。
「果樹園 (ミニ)」を遊んでください。以上です。

はい、これだけじゃなんなので（笑） 簡単に説明します。

といっても、ゲームシステムについては特に申し上げるようなことはございません。
手番が来たら6面ダイスを振って、目に応じた行動をするだけです。

カラスの道を増減させることで難易度調整が可能です (最大8マスまで)。ちなみにカラスの名前はテオくんだそうです。

「4種類の果物の目」「好きな果物を選べるカゴの目」が出れば果物を１つ取ることができ、「カラスの目」 が出てしまった場合のみ、カラスが一歩進みます。既に全部取った果物の目が出た場合は何もできません。

カラスが果樹園に到達する前に、プレイヤーが協力してすべての果物を獲得すればクリアーです。
その前にカラスが果樹園に到達してしまえばゲームオーバーです。

カゴの目が出たときだけ「どの果物を取るか」という選択が発生しますが、それ以外は運ですので、大人が遊んで楽しいようなものではありません。

でも、それでいいんです。

2歳半の息子はまだダイスを振るのもおぼつかないですが、出た目の色を見て、果物を取ることができています。
たとえば青が出たら「あお～」などと言いながら、嬉しそうに果物のタイルを持っていきます。

ダイスを振るだけなので手番がサクサクと回り、子供たちが飽きたりすることもなく最後まで参加できました。
4歳半の娘も参加していましたが、協力ゲームということもあってか喧嘩も発生しませんでした。

取った果物を途中で木に戻そうとするなど、時折想定外の行動をしましたが（笑）、そこは修正しながら最後まで遊べたことに、親としてはとても満足しました。

「子供が成長したら、一緒にボードゲームを遊びたい」という野望を胸に、遊べそうなタイトルを物色しているそこのパパさんママさん。
私はこれまで10作ぐらい試しましたが、今のところ最も「デビュー戦に向いている」と感じたのが本作です。

以上、ご参考になれば幸いです。