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  • 2人~5人
  • 20分前後
  • 8歳~
  • 2017年~

ブードゥープリンスマクベス大佐@Digブログさんのレビュー

314名
4名
0
3年以上前

トリックテイクの1つの完成点。早抜けは損だが最後まで残ってもダメ!


【ざっくり解説】

 クニツィアのトリックテイキングゲームです。トリックテイキングゲームとはカードを一巡である法則にしたがってプレイ&勝者が決まります。プレイされたカードを獲得できる(トリックを取る)ゲームです。

 このトリックテイキングでは各プレイヤーは3度までしかトリックを取れず3回取るとラウンドを抜ける必要があります。ラウンドを抜けた時に他の人が取っていたトリック数が得点になります。


 つまりこのゲームは最後に抜けるのが都合がよく見えるのですが、最後の最後まで残った人は得点が貰えません。つまり2番目に抜けないといけないのです。早抜けし過ぎてもダメ最後まで残ってもダメ。わかりやすいクニツィアらしいジレンマのあるゲームに仕上がっています。


【長所】

 ラウンド前後半でカードの強さが変わるゲーム性ですね。序盤は早抜けを嫌ってトリックを取りたくないので、低い数字が強いです。後半は勝たないといけないので高い数字が欲しくなるというわけです。

 このラウンド中のカードの強さが変化するゲーム性のなかで、上手に手札管理することを目指さないといけません。簡単なルールで非常に難しいゲーム性と言えるでしょう。プレイヤーの腕の見せ所です。

 とはいえ、気軽に「2~3番目に抜ければいいや」ぐらいで気楽にプレイすることもできます。楽しむには技術が要りますが、技術がないと遊べないゲームではないのです。


【短所】

 プレイ人数に幅がありますがほぼ5人用だと思います。4人でギリギリぐらいの面白さかなと思います。ラウンドを抜けた人数で点数が定義されるゲームなので人数は欲しいゲームです。

 マストフォロー(※1)のトリックテイキングゲームなので、噛み合い次第であっさりラウンドを抜けるハメになることもあり得ると言えばあり得ます。

 まあ、はっきり言ってしまえば仕様レベルの問題点しか思い当たりません。トリックテイキングゲームの1つの完成形なのかもしれませんね。


【個人的な評価】

 最後から2番目にラウンドを抜ける。これだけのルールでトリックテイキングゲームとして格段に引き締まったものになりました。その上、ラウンド中のカードの強さに変化を与えています。

 たった1つのルールでトリックテイキングというゲームの面白さを別次元に押し上げたといっても過言ではないでしょう。黄金のルールといっていいでしょう。

 なお2番目に抜けるのは重要なのは間違いありませんが、手札状況に応じて割り切って3番目に抜けることなども大切です。最後の2人の争いはハイリスク&ハイリターンです。

 反面、3番目ぐらいに抜けるのはローリスクですしね。リスク管理ゲームとしても面白く仕上がっています。トリックテイキングが好きな人はマストプレイだと思います。


 個人的には3回ぐらいプレイしました。シンプルなルールなので遊ぶだけならさほど人を選ばないのも良いですね。かなり良いゲームなので5人集まったら積極的にプレイしたいと思うタイトルです。


※1:マストフォローとは最初のプレイヤーが出したカードの色と同じ色のカードを持っている場合、他のプレイヤーも出さないといけないルールです。まさにmust follow(従わなければならない)というわけです。

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