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  • 2人~4人
  • 30分前後
  • 8歳~
  • 2022年~

マイシェルフィーSato39さんのレビュー

1206名
16名
0
2年弱前

《棚整理の好きなボードゲーマーにはたまらない!》

妻、三男(9歳)と3人プレイを行い、妻から「これなら、またやっても良いよ」という最高評価を頂戴したのでレビューしたい。


【Shelfie(シェルフィー)】

あまり聞きなれない言葉だったので調べてみた。

〈俗〉〔SNSなどで公開するために写した〕自分の本棚の写真、シェルフィー
◆【語源】shelf(本棚)とselfie(自撮り写真)の複合語

英辞郎 on the WEBより引用

どうやら数年前から海外のSNSで、自分のシェルフィーを投稿するのが流行っているらしい。

flicker( by Jon Dowland )

またシェルフィーは本だけではなく様々なアイテム棚が投稿されており、お洒落な棚も多い。

なるほど。これは、よくボードゲーム大好きな私たちがSNSに自分のボドゲ棚を晒すアレだ。
そうなると、このゲームはボードゲーム愛好家ならば大好きなゲームに違いない。きっとそうだ(笑)


【ゲーム概要】

テーマは、「新しい本棚が家に来たので、本、写真、ボードゲームなどを本棚に飾りましょう!」というもの。

中央のリビングボードには様々なアイテムが並んでいる。自分の手番では、これらのタイルから1〜3個を取ることができ、自分の本棚へ並べていく。並べる時は3〜6個以上のグループで揃えるとゲーム終了時に得点がもらえ、またゲーム毎に変化する目標カードの指定する通りに並べるとボーナス点がもらえる。

誰かが本棚のディスプレイスペースを全て埋めたらゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利となる。


【圧倒的な存在感の本棚ディスプレイ!】

まず最も目を引くのは、なんといっても大迫力の本棚ディスプレイ!

この本棚は2枚重ねの構造となっており、上に隙間が開いている。この隙間にアイテムタイルを放り込むと、「ストン!」と一番下まで気持ちよく落ちていくのだ。しかも下にタイルがあると積み重なっていく構造になっているので、ポイポイとタイルを放り込むだけで落ちものパズルゲームのように積み重なっていく。

このギミックはとても面白く、ボードゲームにあまり関心のない妻も興味深く遊んでいた。


【可愛らしく愉快なアイテムたち】

リビングボードに並んでいるアイテムは非常に可愛らしい。

本や写真、植物に加え、どこかで見たことのあるボードゲームたちなどは、見ていて思わず笑ってしまう愉快なアイテムだ。また色んな猫がいるのも猫好きにはポイントが高い・・・のか?(笑)

ちなみにアイテムタイルは色で種類が分けられているため、イラストが違っても同色なら同じ種類となっている。同じ種類を揃えて並べると得点になるのだが、ついイラスト違いのタイルを集めたくなってしまうのは素敵な演出だ。


【悩ましいパズルxパズル】

このゲームでは二重のパズル要素があると思う。

  1. リビングボードからタイルを獲得するパズル
  2. 本棚にタイルを配置するパズル

まず、中央のリビングルームから本棚に飾るアイテムを獲得するのだが、このとき獲得できるタイルの数は1〜3個。ただし取れるタイルは4つの辺のうち1辺が空いているものだけ。つまり取るタイルを決める時に4辺が全てタイルで埋まっている中央のタイルは取れない構造となっている。

これが実に悩ましい。例えば自分が青の写真タイル黄色のボードゲームタイルが欲しいとき、青や黄色のタイルを1枚だけなら簡単に取れるが、2枚一緒となると見つからない!と呻くことになる。

仕方なくタイルを1枚だけ取っていると、本棚がスカスカの状態でゲーム終了となってしまうし、無理して2、3枚のタイルを取っていると思い通りに本棚を完成させることはできない。非常に悩ましい。

そして本棚にタイルを並べる時も、同じ種類で揃えて並べるのか、それとも目標カードを基準に並べるのか、これもまた悩ましい問題だ。


【徐々に出来上がる自分だけの本棚】

そしてこのゲームの一番の魅力は、徐々に出来上がる自分だけの素敵な本棚だろう。

ちょっとしたこだわりを持って並べたスペースは特に気持ちが良いし、また失敗した部分は次回への課題としてリプレイ欲を掻き立てるだろう。

この素敵な本棚が立体的に目の前に存在するところが素晴らしい!

また、本棚の立体的な構造のメリットとして他プレイヤーの盤面が見やすいということもある。中央のアイテムタイルを取り合うゲームなので、他プレイヤーが何のタイルを欲しがっているのか知ることはゲームとして非常に重要になってくるのだが、よくある平面の盤面だとなかなか覗き込んで確認するのは躊躇される。

しかし、この本棚なら一目瞭然。前を向けば他プレイヤーの本棚が目に入るので、自然と他プレイヤーを意識するようになる。これは上手いシステムだと感心した。


<良いところ>

  • 立体的な本棚の圧倒的な存在感!他プレイヤーから見やすいのも◎
  • 可愛らしいアイテムタイルの数々。見ているだけで楽しくなる。
  • 二重パズルによる見た目とは裏腹の悩ましさと他プレイヤーとの駆け引き。


<悪いところ>

  • ゲーム中にたくさんのタイルを並べるのがやや面倒で、リズムが悪くなる。


<説明書&対象>

説明書:6ページ
インスト:5分、プレイ時間:30分(3人プレイ)
BGG Weight: 1.42(2023/3/2現在)

おすすめの対象は、「立体的な本棚にワクワクする人」か。
軽いゲームなのでテーマに興味が持てれば誰でも楽しむことが出来るだろう。


【感想】

これは楽しい♪

立体的な本棚ディスプレイはとてもインパクトがあり、このゲームならではの唯一無二感が素晴らしい。また棚に並べるアイテムタイルはデザインがポップで可愛らしく、思わず見入ってしまう。

今回、妻と息子(9歳)の3人プレイで遊んでみたが、テーマがはっきりしているのでルールの理解は簡単。リビングボードでのタイルの取り方だけ丁寧に説明すれば、すぐにプレイできた。ゲーム中に詳細な得点計算も可能だが面倒なのでそこまでこだわることもないだろう。

あまり点数にこだわらず悩みながら楽しくアイテムを並べて、最終計算を行なって勝敗を楽しむぐらいがちょうど良い。なお、ゲーマー同士なら相手の棚を睨み合いながら、欲しいタイルをカットしつつ自分の点数を伸ばすプレイも面白いかもしれない。

あまりボードゲームをリプレイしてくれない妻も気に入ってくれたみたいで、「これなら、またやっても良いよ」という我が妻の最高評価を勝ち得た本作。整理整頓好きな女性には特に刺さるところがあるみたいなので、ぜひ一度試してみて欲しい。

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