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  • 1人用
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2022年~

ミントナイトじむやさんのレビュー

145名
5名
0
7ヶ月前
レーティングが非公開に設定されたユーザー

ミント缶に入った小さなソロ専用RPG。長らくBGGランキング上位の「メイジナイト」のコンパクト版とのこと。例によってGameCrafter(海外サイト)で入手。といっても本家未プレイなので比較できないんですが、マップの探索やバトル、レベルアップ要素等の要所を抑えつつ、その全てを限られた手札をリソースとして実行するという、パズル要素強めのゲーム性でとても好みでした。


概 要

※諸々細かいところは割愛してざっくりとした内容の紹介です。詳細はミーマさんがあげられているレビュー内にファンメイドのルールブックがあるのでそちらを参照。

背景の詳細な説明がないのでざっくり書くと、プレイヤーは単独で魔法のある世界を探索し、ドラゴン等のモンスターと戦ってレベルを上げたり、街で仲間を募ったりしながら、4ラウンド以内に2つの城を落とすことを目指します。

自分のパラメータについては、レベルに応じて上昇します。モンスター等を倒して得られる経験値によってレベルを上げると、手札上限や防御力が上がったり、アーティファクトの獲得が行えたりします。HPやMPの概念はなく、攻撃を防ぎきれなかった場合は手札を消耗させることになり、デッキが尽きるとラウンド終了。なのでデッキはタイムトラッカーも兼ねています。MPのかわりに各カードに1つ付いている「マナ」のアイコンを参照して強スキルを発動したりします。

移動にも手札消耗又はカード効果を使う必要があり、最初1枚のマップからどんどん探索で進めていくとマップの山札が尽きるのですが、ある意味ここからが本番。目標となる「城」はマップの裏面にしか描かれていません。 裏面の城を2つ発見・陥落させることで初めてゲームクリアとなります。

【セットアップはこんな感じです。マップは広がるのでもう少し下に配置。手札はレベル1は5枚。置く順番が非常に重要になるので、平置きで】


【経験値&ラウンドトラッカー。経験値を獲得すると下のトラッカーを進めます。数値の下にアイコンがあれば、レベルアップボーナスを獲得。レベルがあがると防御力(左の四角の数字)と手札上限(右の長四角の数字)が増えます。また、ユニット(仲間)を雇う枠が最初1ですが、レベルカードが変わるたび裏返して拡張にしたり、手札を1枚アップグレードできたりします】

【スキル:レベルアップ(2・4・6になった)時に獲得。1ラウンドに1回使用可能】


デッキについて

終始8枚のデッキからレベルに応じた手札を持つのですが、使い方は様々。カード記載のアクション・移動やカードプレイのコスト・リソース(マナ)・戦闘や街でのスカウトのコストにもなります。

【初期手札:右詰めで配置。左3枚のカードにあるアイコンがその時出ているマナ。なお、一部マナは特定ラウンドでしか使えないものがあります】

また、カードは上下があり、「starting」と書かれている方が上で、1度使用して捨て札にするとき、上下反転してデッキの底に戻します。このとき好きな順番で戻せるので、マナの順番をコントロール可。反転したカードを使うと除外され、全て除外されるとラウンド終了。


実行できる主なアクション

アクションは大きく分けると「移動」「探索」「戦闘」「スカウト」の4つです。

①移動:地形に応じてコストが違います。カード効果やコストとして使用して移動。

②探索:マップ端にいるときに2コストでマップ追加。マップの山が切れたら配置済みの分を裏面にして再配置。

③戦闘:基本的にはレベルに応じた防御力と相手の攻撃力の差分がダメージ。処理順は①遠距離攻撃②防御③攻撃。その分手札を消耗(使用状態)に。敵によって、物理が効かない、遠距離無効、防御し損ねると…等色々特殊能力あり。倒すと経験値のほか報酬(呪文やアーティファクト)を獲得することも。

【敵との戦闘は、マップ配置時にランダムに置かれるキューブの色で判定】

【呪文:特定の敵を倒した報酬で獲得。1度使用するとラウンド中使用不可。手札・マナの消費も必要】

【アーティファクト:特定の敵を倒した報酬で獲得。手札使用が必要。上段は1ラウンド中使用不可。下段使用時はカードをゲームから除外】

④スカウト:街にいる時に使用。場のユニットを仲間に(初期枠1)。

【スカウト。キャラクター下の数字が必要な影響力ポイント。1ラウンド1回の戦闘に参加可能。】

おおまかなところはこんな感じです。(記載ミスがあったらすいません…)


感 想

ゲーム性:純粋にRPGというよりは、RPGフレーバーのパズルという側面が強い印象。手札8枚を上下で利用するので基本16枚分(※アップグレードやヒールによる回復もある)を使うとラウンドが終わってしまうので、いかに効率よく探索できるか。使った手札も任意の順番で戻せるのでスキルやマナの順番を操作できるし、手札も使い切らず次手番まで残してよいというのも相まって、先手番での仕込みも含めてのプレイ。戦闘もマップが置かれた時点で敵の種類がキューブにより確定するので、事前に対策を考えることが可能。このあたりがRPG<パズル要素で非常に楽しいですね。

難易度は相応に高いと思われます。3ラウンド途中で城未発見のこともあれば、無視できない敵にやられて終了もままあります。探索と強化の塩梅が中々難しい。なのでRPG的に自キャラパラメータ強化によるバトルを求めている人には向かない仕様。

ルール:細かいところも多く非常に複雑。これだけ要素が多いのに説明書が簡易すぎ。上でも書いたとおり、最初にレビューされているミーマさんのレビューページでファンメイドの説明書を紹介されているので、そちらも参照しつつプレイ動画も見たほうがいい。あとはカードも英文2~3行とはいえ言語依存あるので、必要に応じてカード効果一覧とかサマリー作っておくと便利ですかね。

ゲームの背景:メイジナイトのコンパクト版という位置づけなので仕方ないところはあるんですが、プレイヤーの立ち位置がよくわからない。WEB上だけでもいいのでもう少しフレーバーを語ってほしかったかな。何故城を2つ落とすのか、落とせなかったらどうなるのか等。


ということで、フレーバーというか背景がもう少し知りたいところですが、ゲーム性はとても好みでした。これをやりたいがために海外サイトでの注文に手を出したので、プレイできて非常に満足。

本家メイジナイトをやったことある人は、その違いを楽しむ感じ(かな?)、やっていない人は純粋にRPGフレーバーのパズル的なゲームとして楽しめると思います。

プレイ層がすごくニッチな気がしますが、刺さる人は遊んでみてください。

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真夏。
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じむや
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