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  • 2人~6人
  • 20分~30分
  • 8歳~
  • 1982年~

ファミリービジネスBluebearさんのレビュー

197名
1名
0
2年弱前

最近では珍しいくらい直球での《殺し合い》のゲームでした。

互いに相手を選んでひたすら殺し合い、最後に残った奴が勝ち、というシンプルかつ分かりやすいゲームですね。

最近の作品にしては珍しいなと思っていたら、元の作品は1982年リリースなので、もう40年以上も昔の作品でした。(その割に、何度もデザインを変えて再販されており、それなりの評価を受けている事が良く分かります。その証拠に世界的なボードゲーム情報サイトBord Game Geekのランキング評価もそれほど悪くありません。)

直接攻撃を許容するかどうか、よく議論になりますが、このゲームは《直接攻撃》しかありません。ご注意下さい。

もちろん我々は大歓迎♪

やっぱり対人で勝負をするわけですけら、ゲームはこうでなくちゃ。

◾️テーマはギャングの抗争

FamilyBusinessと言っても、家族経営のお店とかの話ではなく、いわゆるギャングのグループを指すファミリーでした。

全員がそれぞれ縄張りを争うギャングの対立組織となります。
シマを独占するためには抗争相手の組織をぶっ潰さなければなりません。

互いの睨み合いは、ちょっとしたきっかけで《本格的な抗争》に発展します。

ギャングの幹部たちには《処刑リスト》があり、その順にヒットマンが送り込まれていきます。
一度抗争が激化してしまえば、そう簡単に事は治らず、《処刑リスト》の筆頭幹部から次々に襲撃を受け息の根を止められていくのです。

ね、派手な殺し合いでしょ?

30分程でお気楽に殺し合いができて、6人まで参加できるという貴重な一品です。(気の合う仲間ウチでやると結構楽しい♪)

◾️凝ったギャングカード

全部で6種類のギャングメンバーカードがあり、各プレイヤーともそれぞれ自分のグループのカードを全部持ち、前に並べます。

彼らが全部倒されたら負けです(脱落になるので要注意)

ギャングカードはファミリーごとにデザインが違っており、写真を元にしたデザインはいかにもギャングっぽい凶悪な面構えばかり。それぞれ通り名まで付いています。

面白いのは、それぞれのギャングに能力的な差はなく、価値の差もないって事ですね。(単なる雰囲気作りのためにここまで凝ったカードを作るメーカー姿勢は大好きです♪)

中には、「これホントにギャング?」というようなヘンテコなキャラも混じっていますが気にしない(笑)。ちなみに美しいオネーサンとかもおりません(笑)

◾️ルールは非常にシンプル

プレイは簡単。

5枚の手札を持ち、山から1枚引いたら1枚を選んでプレイするだけ。(使いたくないカードは単に捨て札にする事もできます。)

例えば…

《暗殺計画》…他のファミリーのギャングを1枚、処刑リストの最後尾に並べる。

《警察の保護》…処刑リストから1人のギャングを手元に戻す。

《悪巧み》…処刑リストの順番を任意に並べ替える。

《抗争》…抗争が勃発する。

《休戦》…抗争が終了する。

といった感じです。

これだけで、もう何となくどんなゲームか想像がつきますよね。

ちなみに、《抗争》が始まると全員の毎手番ごとに処刑リストの先頭にいるギャングは次々と抹殺されて墓場に送られていきます。

カードによる《抗争》開始の他、一定数リストが貯まると、その緊張が崩れるのか自動的に《抗争》が始まる仕掛けです。

そうやってどんどん殺し合いがエスカレートしていき、最後までギャングが生き残っていたファミリーの勝利になるのです。

えげつないですねー♪

◾️壁の前に並べ!

パッケージの箱の一面には、弾痕のついたレンガ壁が描かれており、それを2段重ねて壁を作ります。

処刑リストができたら、その先頭の奴は、その壁の前に立たせ、リストの次の奴から先は、レンガ壁の前に列を作って並びます。

処刑台に送られる囚人のような演出ですね♪

わざわざ凝って作ってありますが、実際のゲームにはたいした意味はありません。普通に1列に並べるだけで問題ないです。

ですが、こういう一見無駄な作りでも、演出のためにわざわざ作る。こういう姿勢が大好きなんですよね。(好き嫌いはあるでしょうが、我々は大歓迎♪)

◾️とにかく直接攻撃だらけ

ゲームシステム的に攻撃を強制されるのでもなく、恨みを買わないように常に全員を攻撃するのでもなく、

《攻撃相手を指名》して《直接損害を与える》というルールを、どう受け取るかによって恐らく評価は真っ二つに割れるのではないかと思われます。

やろうと思えば、誰か1人を集中攻撃して意図的に脱落させる事も簡単にできます。

わざとこういうプレイをする人がたまにいるようですが、それはさすがに勘弁して欲しいです。(それはゲーム自体の問題ではなく、プレイヤー本人の責任です。そこを取り違えてはいけません。)

最近のゲームのようにシステム上にガードレールが無いので、じゃあやってもいいじゃん、というのとは別問題の議論だと思っています。(ボードゲーム はあくまでも人との対戦ですから、そこには必ずプレイヤーとしてのマナーや品性、礼儀ってあると思っています。スポーツも同じです。)

◾️開き直れば盛り上がるゲーム!

とにかく割り切ってきゃーきゃー殺し合いができれば、かなり盛り上がるゲームです。

「よーし、じゃあ次にそいつ殺そう」

「うー許さない!絶対に仕返しするんだから」

「きゃー、◯◯ちゃん怒らせたら怖いわよー(笑)」

「じゃあ俺ね、そこのジジイに《暗殺計画》だぜ!」

「ぎゃー、やばいってもう2人しか残ってねえ!あいつの方が4人いるからそっちを狙えばいいやんか」

「いやいや、さっき殺されましたからねぇ」

「あはは…、覚えてたかー(笑)」

「次私ね。ええい《抗争》よ!」

「出たー!者どもやっちまえ!」

「きゃー、死ぬ死ぬ!やばい〜!」

…という感じ。

ある時ゲーム終盤になり抗争が激化、ほとんどのギャングが処刑リストに並び決着寸前!緊迫した中で残り1人がリスト先頭にあって絶体絶命に陥った子が、出したカードが《FBIの手入れ》!ギャングは全員散り散りになって抗争終結。何とも映画のように見事な展開でした♪

いつもながらですが、なぜかウチのチームでは、女子の方がやたら殺意が高い。どこもそうなんでしょうかねー??(笑)

追記

本セットには上級ルール(拡張)として、各ギャングカードに後から付けられる特殊能力カードのセットが付属しています。ちょっとお得です。

慣れたら導入してみるのもいいかもしれません。(と言いながら、僕はまだ試した事がありません。ごめんなさい)


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