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  • 2人~4人
  • 60分~90分
  • 12歳~
  • 2022年~

テラノヴァSigma Siumaさんのレビュー

850名
14名
0
約1年前

「テラミスティカの簡易Ver」 と箱裏に書かれているのですが、ぶっちゃけ、「宗教なんて捨てて(盤面の奪い合いで)かかってこい!」というテラミスティカです。


「テラミスティカ」というゲームの説明は、テラミスティカのレヴューページを見て頂くとして。

 

各プレイヤーが5ラウンド(6ラウンドではありません)終了時の累計点数を競うゲームです。

各ラウンドは、「収入」「アクション」「ラウンド終了処理」の3フェイズから成り立っており、「アクション」フェイズでは、以下の7種の行動のどれか1つを選ぶと次プレイヤーに手番が回りますが、「離脱」しない限りは次の手番が回ってきて、再びアクションを選択できるようになります。

・土地改良 と住宅の建設:4金を支払うことで家を建てることが出来ますが、5つの種族は、それぞれ住める生息環境が違いますので、土地改良の費用として6金 or 12金を追加で支払う必要があります。

・建造物の改良:住宅は交易所に、交易所は宮殿に建て替えすることが出来ます。

・船舶の改良:河川ヘクスを越えて支配領域を拡大する為に、船舶値を上げます。

・橋の建設:10金で橋をかけることで、河川ヘクスを越えて支配領域を拡大することが出来ます。船舶値を上げて繋げる「間接隣接」ではなく、地続きの「直接隣接 」となる為、川を挟んで「町」を形成するには必須です。

・パワーアクション:パワーを使って、6つの特典の1つを得ます。各ラウンド、各特典は1名しか使えない早い者勝ちです。

・特別アクション:宮殿やラウンドボーナスタイルなどからもたらされる特殊能力を使います。

・離脱:このラウンドのアクションを終了します。

このほか、フリーアクションとして、パワーを1金に変換することが出来ます。


「テラミスティカ」を知ってる人向けに言うと、「宗教関係、何もなし。教団ボードも、恩恵タイルも、司祭も神殿・聖域もなし(代わりに、個人ボードに砦が2つある)、得点タイルはあるけどラウンド終了時の教団ボーナスもない。もちろん、聖域の『町が3エリアで作れる』という軽減効果もないし、宗教系種族なんて存在しない 」「労働者駒もなし。リソースは全てお金」「トレイⅡのパワー駒の放棄によるパワー駒移動もカット」と、なっています。

 

「それ、面白いの? テラミスティカをやってればいいんじゃ」と問われると、ガイアプロジェクトや「商人たち」をプレイしている私から見ても、面白いのです。

というのも、盤面の支配領域の奪い合いが苛烈になっています。

まず、土地の種類が5種類しかありません。5種類しかないのですから、4人プレイはもちろん、3人プレイの時点で、他プレイヤーの生息タイルを土地改良しなくてはならなくなる、というのが分かると思います。

けれど、相変わらず、他プレイヤーの行動次第ではパワーが貰えますので、他プレイヤーの支配領域に寄り添うことが求められます。(そうです、「テラミスティカ」と違い、 教団ボードがないのですから、教団ボードからのパワー収入はなくなり、他プレイヤーへの依存性は上がっています) 

そして、得点タイルはが定める各ラウンドごとの推奨行動は健在で、その推奨行動に従わないと得点が入りません。(そうです、恩恵タイルがないのですから、得点タイルへの依存性は上がっています)


ですが、ルール以上に、私は細かいバランス調整でプレイアビリティが上がっているように感じます。

土地改良の6金というのが絶妙で、比較的、選択肢として選びやすいと感じます。(「テラミスティカ」で労働者3駒での土地改良は最終手段ぐらいの選択肢でしたが)

ゲーム開始時に全種族がトレイⅢにパワー4つを持っており、シャベルのパワーアクションが使いやすくなってます。あいにく、2番手でシャベルが取れなくても、7金のパワーアクションを取れば、手番損にはなってもリソース的にはシャベルより得になります。

マップが狭すぎず、広すぎず、これも絶妙です。

 

なにより、「得点タイルの推奨行動に沿って行動するのか、しないのか?」「宮殿を立てるのは今か、次のターンか?」「町はどこに、どのタイミングで建てるのか? それで貰うボーナスリソースはどれにするのか?」「ゲーム終了時のエリア間接隣接ボーナスを取りに行くのか、いかないのか?」「根本的に金が足りないが、何に使うのか?」と、悩むところは「テラミスティカ」と同じです。

「テラミスティカって、ルールが独特で、遊びやすくなったガイアプロジェクトはルールが増えてるし、このゲームで、テラミスティカのプレイヤーを増やせるんじゃ? イラストも、少し柔らかくなったし」と思って購入しましたが、そんなこと、どうでもよくなるぐらい、このゲーム自体を面白く感じてます。

「テラミスティカの入門編」という位置づけに間違いはないのですが、このゲームだけでも完成しており、マップヴァリエーションや新種族が入った拡張セットが出たら追加入手するだろう、という印象を受けています。


なお、私は英語版を入手しましたが、ルールブックは平易な英語ですし、更に「テラミスティカ」のルールをご存じの方なら、ルールの細かい違いに気を付けてルールブックを読めば、英語が壁になることはないと思います。

また、相変わらず、ルールブック以外には言語依存性はありません。言語の壁は極めて低いと思います。 

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Sigma Siuma
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