マイボードゲーム機能「持ってる」「興味あり」など知人に共有できるコレクション管理機能。人数別や時間別などの並び替えも。
ボードゲーム発見機能マイボードゲームの登録データを統計分析し、未経験かつ未所有のおすすめボードゲームを自動抽出します。
レビューや日記の機能投稿した記事が読まれるたびに、通販でお得に商品を購入できるボドクーポンをGET! ハードル低めです。
コミュニティ機能専用掲示板・ボードゲームリストの合体機能が便利!公開コミュニティ、秘密のコミュニティ、設定も豊富。
ボドゲカフェ情報自分の「興味あり」「お気に入り」に登録したボードゲームカフェが提供するゲームが一目でわかるように。
通販ショップ国内主要メーカーや同人ゲームなど様々な商品をご購入いただけます。会員登録しないで購入することもできます。
  • 1人~4人
  • 90分~180分
  • 14歳~
  • 2024年~

シヴォリューションSigma Siumaさんのレビュー

523名
3名
0
2ヶ月前

文明発展もの、ですが、プレイヤーの立場は神です。現地の人々を導き、技術開発したり、羽を生やしたりして、文明を発展させましょう。

ただ、このゲームは、実は学生が文明デザインを学ぶ為の実習が舞台なのです。そして、えこひいきする試験監督がいます。媚びてもいいし、媚びなくてもいいです。

 

さぁ、自分の部族を繁栄に導きましょう。

概略として、4世代(4ラウンド)のうちに勝利点を稼いだ者が勝利者です。

得点方法は下記です。

・5種類の文化(技術、名声、知識、建築物、文化)を発展させる

・6種類の特長(体力、知性、冷静、器用さ、表現力、視力)を進化させる

・人口を増やす

・部族が入植しているエリアを増やす

・開拓地を立て余剰物資を貯めこむ

・小目的を達成、あるいは、5つの分野の研究(功績、建物、洞察、変異、発明)を完成させる

これらの得点方法は、ゲーム開始時にランダムに「このゲームでは、この分野を特に評価する」という項目が決められます。

 

得点する為に、各プレイヤーは、自分の手番で行動を選択しなければなりませんが、この手番の種類が多い。

盤面の部族に働きかけ、資材を集め、開拓地や農地を建てる為の行動が、移住・繁殖・生産・輸送・食料調達・探検・建設の7種類。

コンソール上で、部族を進化させる行動が、計画・研究・功績・洞察・変異・発明・交易・活動の8種類と、部族民の特長を進化させる行動の6種類。

これらは、どれも対応した6面ダイスを2つ消費する必要がある為、選択したいときに選択できる、とは限りません。

(いよいよ何もしたくない時に、ダイス目操作のポイントが貰える休眠という行動もあります)

 

なお、使ったダイスは減っていきますので、ダイスを振りなおすために「リセット」という行動が必要です。

この「リセット」という行動が厄介で、このゲームのアクションラウンドは「プレイヤー全員のリセット回数合計が規定回を繰り返す」と終了します。

概略として、3人プレイだと、「1人 3回行動するとダイスを使い果たしてリセットする」「さらに3回行動してリセット」と繰り返しているとアクションラウンドの終了フラグが切られます(追加で1~2手番は約束されています)。

ダイスの数を増やしてリセットの回数を減らす人もいれば、ダイスが残っているのにリセットする人もいるので、アクションラウンドの手番数はさほど増減しません(リセットも1手番なので、他人がリセットしてる間も行動できた方が有利なのはそうなのですが)

 

ラウンド構成は大きく分けて3つ。

まず「イベント予告」「リソースの配布」があります。

その後、アクションラウンドに入ります。前述のように、規定回数のリセットが行われるまで、行動を繰り返します。

アクションラウンド終了後は、「食料供給」「イベント解決」「収入」というフェイズが続きます。

収入では勝利点の中間取得があり、ゲーム開始時に「このラウンドは、この行動を評価します」という項目がランダムで決められています。

 

さて、ゲームの流れですが、ゲーム開始時にランダムに決められた「特に評価される項目」と、「各ラウンドで評価される項目」で勝利点を稼ぐために、何をしていこうか、という話になります。

コンソールに関わる行動は、ほぼ全てがコストを必要としています。なお、このゲームのリソースは、食糧・金の二種類の他、木材・パピルス・タールなど、18種類あります。少量であれば別の方法で入手することも出来ますが、それぞれのリソースを特産とする18の地域から生産・輸送して集めるのが基本的な行動です。その為には、部族民を産めよ増やせよ地に満ちよ、と行動させていく必要がありますが、食糧も必要なので時には狩猟も必要でしょう。

首尾よくリソースを手に入れれば、農地を建築して食料必要量を削ったり、小目的を達成してそれぞれの行動を強化したり、各種研究を完成させて特殊能力を獲得したり、と戦略は広がります。

 

ただ、根本的に、ダイスが足りない、すなわち、行動数が足りない。

あれやって、これやって、とやってるうちに、いつのまにかリセット回数が規定数を超えている。

結果、「高く評価する項目に、如何に集中して行動するか」「その体制を如何に早く作れるか」「他の項目は見限るのか、ある程度は確保するのか」という計画性がモノをいうゲームです。

とはいえ、研究カードもランダムで入手する、盤面にもランダムで配置されているものがたくさんある、小目的もランダムで出てくる、そもそも行動に使用する為のダイスがランダム要素でやりたい行動が出来るか分からない(建設行動で、一番不足するリソースは、資材ではなくてダイス、というほどの有様)、と「計画通りに事が進みっこない」という点が面白い点です。

 

初見は、膨大なコンボーネントと、膨大なルール(44ページのルールブックに加え、カードなどの補足説明を記した12ページの解説書。さらにプレイヤー1人1冊渡される8ページのサマリー)に圧倒されるかもしれませんが、一通りルールを通してしまえば、さほど難しいゲームではありません。忘れやすいことは、アイコンでタイルや個人ボード、カードに書かれています。(アイコンも膨大なので、それでも見過ごすことはあるでしょうが)

 

初期セットアップに20分ほど、初プレイのチュートリアルに約1時間、3人プレイでの初プレイ 3時間、と言ったところで、重量級には違いないのですが、膨大な選択肢の洪水を泳ぎ切って、シミュレーション試験を乗り切りましょう。

 

なお、個人的感想を言うと、、、要素を削って、もう少しコンパクトにした方が遊びやすいゲームになったのではないかなぁ、とは感じます。


この投稿に3名がナイス!しました
ナイス!
藻
はいいろ熊
びーている / btail
シヴォリューション 日本語版
シヴォリューション 日本語版の通販
親愛なる学生存在の皆さん、
1~2営業日以内に発送
日本語ルール付き/日本語版
¥16,500(税込)
Sigma Siuma
Sigma Siuma
シェアする
  • 57興味あり
  • 77経験あり
  • 20お気に入り
  • 93持ってる
ログイン/会員登録でコメント
ログインする

Sigma Siumaさんの投稿

会員の新しい投稿